都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

税金改革:累進課税とキャピタル・ゲイン課税の変更

2008-12-13 17:01:46 | マクロ経済

消費税を5%から8%くらいにしないと年金の財源が持たないという。先ずは公共機関のリストラをすべきであるが、既得権を離さない構造もありなかなかであろうな。<o:p></o:p>

 消費税は「取り漏れ」が少ないメリットがあるが、所得の移転効果が少ない。また、所得と資産の格差が広がっている。(ジニ係数( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%8B%E4%BF%82%E6%95%B0 )の拡大)よって、累進性が低下した累進課税を住民税と所得税で強化すべきである。なお、竹中平蔵氏は累進課税が「不公平」との意見であるが、アメリカの「格差拡大」の一因ともなった政策と同じ方向で、いまやクルーグマン教授の批判がある。(「格差はつくられた」ポール・クルーグマン、「暴走する資本主義」  ロバート・ライシュ をお読み下さい)<o:p></o:p>

 あわせて、キャピタル・ゲイン課税で特に、資産の譲渡については所得への算入として課税すべきだ。累進課税の限界税率より低ければ、お金持ちは資産に変えて所得とするであろうからだ。但し、現状の株式・不動産市況を見ると、株式は20%の分離課税、売却損の所得控除は継続し、不動産の買換えの特例も幅広く活用する必要がある。要はお金持ちだと低利の資金を借りて、不動産や現物買いの鞘取りで儲けられるからである。<o:p></o:p>

 その結果、税収の増加と格差の縮小が図られ効果が大きい。反対意見が多いのは一部の経済学者とお金持ちだけであろう。<o:p></o:p>

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日本の産業はどうあるべきか:BIG3の破綻に際して

2008-12-13 16:59:49 | マクロ経済

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 この前、ファシリティ・マネージメントの会合があり、デスマーチをテーマに話し合った。( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%81 )幹事の方から「最近の若い者は米の刈り取りは上手いが、作り方は知らない。それなので作り方を教えようとしたら自分が『デスマーチ』(忙しくなりすぎる)になってしまう」という発言があった。確かに、今まで培ってきた日本の産業のノウハウ、ノウホワイ、創造力を食いつぶしている感じがする。企業も長期的競争力よりも短期的収益に傾斜している。また、新入社員もそつがないが、何かをやるぞという感じでもない。<o:p></o:p>

 加えて、トヨタの「カンバン方式」(製造会社本体の在庫は減らすが、納入業者は在庫と配送を担うということ)のおかげで、「乾いたタオルをもっと絞る」が流行り、企業間に余裕がなくなっている。本来、日本の強みは、まとまりがよく、勤勉で、品質の高いものをつくる「製造過程」をよくする、改良型(Incremental)なところにあろう。企業も「一家主義」で就職でなく「就社」だと言われた物だ。それが、昨今の「業績評価」、「派遣社員」、「終身雇用とフリンジベネフィット(社宅や厚生制度)の崩壊」で、アメリカ型となりつつあるが、働き方は旧来の日本型という二重構造になっている。<o:p></o:p>

 この問題はあきらかである。いまは、輸出産業のソニー、トヨタなどが大幅な減収・減益である。国内産業とされた金融の護送船団方式はとうになく、銀行の統合などがあった。さらに外資が新商品『デリバティブ』で伸してきたが、リーマン初め「行き過ぎて」破綻した。ゼネコンや鉄道も統合・整理に向かっている。ただ、国内産業の方が輸出産業よりも生産性の伸びが低いだろう。また、日本は新産業の育成(Break Through)が弱いといわれ続けている。(確かに、Googleもないし、Ipodもない、だが任天堂はあるぞ)<o:p></o:p>

日本の貯蓄を生かすためにも、明日の産業の萌芽・育成を図るためにも「生産性向上委員会」(1980年代終わりのアメリカにこの委員会と同じものがあり、MOTなどを作ったのものである)でも作るべきだろう。そうしてビジョンがあると、少なくとも閉塞感を打ち破り、『米のつくりかた』が分かるだろう。<o:p></o:p>

余談だが、BIG3の救済はカルテルではないのか。アメリカはかつて日本の産業に「業界が連合している」、「系列が連合している」と盛んに言ってきたでは無いか。(しつこく覚えているぞ)今こそ倍返し(?)のチャンスかもしれないし、トヨタ、ホンダの良い機会かもしれない。(バブル崩壊後、マツダはフォードに、日産はルノーに、三菱自動車はダイムラーと提携した。歴史は繰り返すはずだ)日本の政権は一体何をしているんだ。ゴルゴ13読むなら、課長~社長 島耕作でも読んで欲しいものだ。<o:p></o:p>

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カキフライは続く

2008-12-13 16:58:37 | 食べ歩き

<o:p>  </o:p>新規の開拓をいたしました。先ずは淀屋橋「U」(特に名を秘す)は、界隈で元気のあるお魚料理のお店。カキフライ御膳(1,000円)を頂く。カキフライは大ぶりで5個、他に豚汁とジャコのかかったご飯、冷奴。カキフライの衣は油切りが悪く大きな牡蠣で磯臭い。付け合せのキャベツは量が少ないうえ、紫蘇ドレッシングがかかりくどい。更に豚汁の三枚肉の脂がきつく、油と脂でもたれる。もう少し、キャベツを山盛りにするか、揚げ切りをよくするかであろう。なお、豚汁は出汁が効いない。食べてもあまり楽しくなかった。<o:p></o:p>

 次は本町の「居酒屋 七輪」(みずほ銀行の地下)。おばちゃん軍団が取り仕切る雑駁なお店。何でも安くカキフライ7個、粕汁付きで780円のうえ漬物、玉子と海苔が食べ放題。家庭のカキフライのようで、小型の薄い衣で美味しい。粕汁は秀逸(若布が御愛嬌)。タルタルソースも大盛。ご飯がべちゃべちゃで残念だが、郷愁のあるお店だ。なお、喫煙可です。。。。<o:p></o:p>

 左近(京都 祇園 いづうの近く、B1)はステーキ屋さんのランチで京都の誇り。ビフカツが入ったBランチは最強(1,260円)、最近カキフライ(1,050円)があると聞いて訪れる。(祇園にはカメラの団体さんが多く、変身処の「なりきり舞妓」を撮影していた)カキフライは7個で肌理の細かいパン粉を丁寧につける。アサリのお汁が貝でかぶるが、お味はしっかり。京都の伝統か、黄色い沢庵が大盛で出てきて、炊き立てご飯は食べ放題、ついつい御代わり。洋食の旨味が炸裂。牡蠣もお味がしっかり。タルタルソースよりお醤油が良いな。テニスの後の空腹がゆったりと満たされる。食後のコーヒーも頂けます。お奨めですが、地元の方ばかりの雰囲気。お金があるならステーキを頼みましょう。<o:p></o:p>

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