都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

アメリカ経済の終戦:「世界金融危機」 金子勝、アンドリュー・デウィット

2008-12-22 21:18:27 | マクロ経済

 この本は非常に良い。<o:p></o:p>

金融危機の背景、問題点が明らか。様は、デリバティブでばら撒かれた住宅債券が今回の危機の直接原因であるが、間接にはアメリカの金融産業化とネオコン、そして自動車バブル(SUV:大型スポーツ車で極めて燃費が悪いが「環境」面からは優遇されていたらしい( http://eco.nikkei.co.jp/column/eco-car/article.aspx?id=MMECc7000001122008 参照)、ドル信用の崩壊まで書いてある。<o:p></o:p>

また小泉・竹中政策も時代遅れの規制緩和政策で、金融重視のあまり産業育成は出来ず、所得移転機能も無く格差拡大なのに、未だ「充分な規制緩和が無いからだ」と言っているとある。ちなみに、著者は慶大教授で、竹中氏と同じ大学である。<o:p></o:p>

 痛快な論理と説明であり、480円(岩波)とお安いしお奨めです。これで、今のバブル崩壊は良く分かりました。金融工学は産業として破綻しました。いままでの産業のエンジンであった自動車も「エコ」の前に潰えました。週間朝日の1.2-9 ‘09号で金子教授は「アメリカは『グリーン・ニューディール政策』で新産業と雇用がある。翻って日本はどうか」という指摘がある。現在は産業の転換期であろう。とすると新しい産業や起業家が大事で、これはアメリカの得意分野だ。日本は改良を旨とするが転換の必要があろう。それは教育からだと考える。<o:p></o:p>

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カキフライにまた振られた

2008-12-22 21:17:39 | 食べ歩き

 たまたま、新しいお店を立ち寄り先近くで開拓しようとしたら、「本日ランチはお休み」とのこと。それではと、北浜のロータリーに3度目の来訪。950円でライスつき。カキフライは7個。今日は衣が薄く、パリッとしていてとても良い。牡蠣は大きいのもあり、これは食べでがある。お醤油で頂くが飽きて来てウスターソースにするがあまり気に入らない。5個で充分かな。それにしても賑わいのあるお店だ。(ランチでも喫煙可です。。。。)ここの取り放題の福神漬けとライスの組み合わせはとても相性が良い。豚汁(150円)もあるが、それなら、祇園の左近(1,050円)に思いを馳せる。<o:p></o:p>

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