寒い。冷気に力がある。今日は先日開店前に行くも長蛇の列に恐れをなした岡崎のグリル小宝へ。1961年創業でドゥミグラス・ソースが美味しくいつもハンバーグかハヤシライスなのでカキフライは久々です。開店前に並んで3番目。無事、カキフライ(1,600円)とライス(300円)を注文、卓上の福神漬けの壷を見て先日のロータリーにもあったので、関西の伝統かと思う。(伝説の阪急百貨店食堂の名残か)<o:p></o:p>
牡蠣は7個(そういえば7が多い。割り算の難しい素数だ)、盛り付けが美しい。キャベツ千切り、レタスのお船の上にポテト(自家製マヨネーズ:恐らく全卵))、スパゲティ、パセリと櫛切りのレモン、何故か練からしがお皿の手前に。カキフライの衣は普通でパン粉は細め、揚げきりはとても良い。牡蠣は塩が効いており、小ぶりで味の濃いもので気に入りました。タルタルソースが秀逸でゆで卵の微塵切りが効果的。色々試したけれどお醤油二、三滴と辛子を一寸混ぜたタルタルソースが佳かった。マヨネーズをつけても美味しい。堪能しました。高いだけのことはあります。(なお喫煙可です。。。。)<o:p></o:p>
このお店で感心したのは、出す速さとテンポの良さ。口開けのお客が全部席について、数分でハヤシライスが運ばれ、次にオムライスが。更にカキフライが。(かけるもの、あおりいためるもの、揚げるものの順番)ホールの人数も適度で水のサービスも頻繁。速いお客様は開店から20分もしないうちに会計へ。それでいて騒々しくない客あしらいは見事である。なお、ここのハンバーグは美味しい。ハヤシライスも美味しいが、「煮込み系」であり玉ねぎの食感より甘さ重視の方に向いているでしょう(ハヤシライスは研究を続けておりそのうちご披露します。あとは穴子も。)<o:p></o:p>
また、店が綺麗だ。窓際には蘭、床もガラスも磨き抜かれている。サービスとして「美味い物を、お値打ちに、快適に」という上手なご商売である。<o:p></o:p>
なお、胃に自信のある方は、ここの大盛ハヤシライスを平らげ(最近は普通ので充分です)、そのまま南に向かい「岡北」で親子丼を頂き、隣の「山元麺蔵」でカレーうどんを豪快に平らげ、その上で、「龍門」の水煮牛肉面を〆に大汗とともに、さらに角を東に「権太呂」でデザートにお蕎麦とわらびもちを食べ歩くというのは如何でしょうか。どこもお奨めです。目の前に谷口ジローの「冬の動物園」に出てきた京都市動物園があります。<o:p></o:p>