都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

京都市中心部での道路線引きはなんだろう「歩いて楽しいまちなかゾーン」:根本的整備ではない

2013-05-24 05:34:53 | 都市経営

 京都の中心部はかつて広い道路だったのも両側からの張り出しもあり狭くなり、太閤検地でその狭さが確定した歴史がある。<o:p></o:p>

いつの間にか「歩いて楽しいまちなかゾーン」とやらでロゴマークの看板( http://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000145413.html )もできた。整備のお知らせの葉書も来た。田の字地区のなかで北東部分にあたる四条通から御池通、烏丸通から富小路通の範囲で道路に真ん中から自転車用の茶色い線、歩行者用の白・薄い黄色の線が引かれ始めた。自転車の通行帯と方向(矢印)があり、それなりに右側通行の自転車(歩行者と同じと思って走っている)が少なくなった。歩行者部分は広くなったが、ちょうど車を止める幅で駐車帯みたいにも思える。目的は自動車の速度低減、自転車の通行部分の明示と方向(当たり前だが左側通行)の表示、歩行者部分の拡大とある。<o:p></o:p>

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交差点では角に薄い黄色が歩行者用の部分に塗られている。要所にはポールも立つ。茶色と薄い黄色は目障りだ。しかもロゴマークの看板も目障りだ。さらに、歩行喫煙禁止とか、駐輪禁止とかの金属看板が電柱にあるが、広告規制をしてまで落ち着いた景観を守る政策と齟齬がある。<o:p></o:p>

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 67mと狭い生活街路なら、通過交通の減少、速度の低減が基本であり、通行制限やハンプ、バンプでの速度低下がヨーロッパでの常套手段だ。更に、電柱の地下埋設が道路の実質拡幅には要点だ。さらに歩行者部分を明示するなら石張りなど意匠を替えるのが良い。また、交差点注意なら交差点をピンコロ石などで盛り上げ、速度を制限するのが効果的だ。速度規制も自転車並みの20kmに低下させるのが事故予防、通過交通排除の方策だ。<o:p></o:p>

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 自転車観光も多いが、右側通行は危ない。今回、左側通行を明示したのは効果がある。環境に優しく、京都にふさわしい自転車は今後も増加するはずだ。さらに公共駐輪場や商業施設の付置義務駐輪場(駐車場は制度がある)も必要だ。 <o:p></o:p>

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 公報にはないが、四条通の歩道拡幅に対応した措置なのかもしれない。自転車観光の増加もあり、現在自転車通行禁止の四条・河原町・三条名店街・寺町・新京極の商店街での自転車共存観光振興策を要望したい。三条商店街の西にある駐輪場などは良い解決策の例だ。<o:p></o:p>

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