「なにわの海の時空館」の再活用が進んでいないとの報道がある( https://news.yahoo.co.jp/articles/a15d98c8e695b3a7ab76012ebf7816a4dc0de558 )
大阪ではバブルの負の遺産は大阪市部局の3K と言われていた、交通局(天王寺のフェスティバル・ゲートなど)、計画局(土地信託案件など、訴訟になり解決)、港湾局(WTC, ATC, ふれあい港館ワインミュージアム(ここでどうしてワインか訝る)、海の時空館など)がある。前の2つのKは時流に乗ったものだが、最期のKは港湾局だ。
1985年頃、港湾局は南港や北港開発に自信をもっていた「テクノポート大阪」( http://seisan.server-shared.com/394/394-53.pdf )というパラボラ・アンテナでの通信計画があったが、海底光ケーブルにとってかわられた。さらに、WTC(ホテル訴訟もある)、ATC(コスプレで有名)がある。
かかわった海遊館はS局長(博士とあるが詳細不明(普通は大学名を出すが)、後に助役)の方針もあり進んだ。臨港地区の利用の一例となった。そのとき、S局長の意向として次の施設も開発できないかと伝えられたのが
①ミニチュアランド マドローダム( https://en.wikipedia.org/wiki/Madurodam 61年~62年オランダ・デルフルト大学に留学が関係か)
②千石船の復元
であった。
①は淡路島にあること、②船運は大坂までは千石船だったが、河川港であり艀船に積み替えられと関係者の指摘もある( https://www.oppa.or.jp/joho-2.html )、つまりは大坂を支えたのは十石船などの積み替えであり特に採り上げる内容ではないと検討を謝絶した。
経緯は不明だが、このうち②が開業から6年で閉鎖した「なにわの海の時空館」( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%AA%E3%81%AB%E3%82%8F%E3%81%AE%E6%B5%B7%E3%81%AE%E6%99%82%E7%A9%BA%E9%A4%A8 )として2000年に完成したときには驚いた。恐らく事業決定、設計、施工から考えると1995年頃というバブル崩壊の頃の決定だろうが市政100周年事業(1989年以降か)とされている)しかもトンネルによる海中での建築だ。( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%AA%E3%81%AB%E3%82%8F%E3%81%AE%E6%B5%B7%E3%81%AE%E6%99%82%E7%A9%BA%E9%A4%A8 )また、南港に違和感のあった開業から13年で閉鎖した、ふれあい港館ワインミュージアム( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%B5%E3%82%8C%E3%81%82%E3%81%84%E6%B8%AF%E9%A4%A8%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%83%A0 )も違和感がある。もし、一個人の発想に基づくのではないかと訝る。
大阪市は、これからEXPOを開催し、さらにIRというカジノ(博打)を開業するという。
鉄火場は、競輪、競馬に立ち入ったことはあるが見ただけだ。期待率(約70%)の低い博打などやる気もしない。遊びの種類により( https://note.com/yuki_anzai/n/n9135f92fcc7c )特定のニーズがあるのは分かる。但し、当方は交通費と時間をかけて行くならリスクの高い投機でもしたほうがましだと考える。
当方は建物を永く使うのがエコであり、社会貢献でもあると思う。これらの集客施設のスクラップ&ビルドや、テナントや賑わいの無さを見るのは残念だ。
むしろ、大阪市は新大阪、梅田、御堂筋線沿(船場、中之島・堂島)の3極に東京一極集中の大企業や官庁の「副本社機能」を誘致するべきであろう。当方が原稿としてまとめている。(ご関心ある方はコメント欄に記入下さい)