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渡海文殊タペストリー完成。
どんな作品に完成するのか想像もできず悪戦苦闘で何度も中止を考えながら創作。
山小屋におられることになっている文殊菩薩様にひたすら完成させてくださいとお願いして4日目に完成。
眷属の善財童子,最勝老人、須菩提尊者、優填王尊者を従えた文殊菩薩様の像を渡海文殊という。
創作初めに文殊菩薩様のカラーは慈悲の色赤と清らかさの白が混じったカラシ色、文殊菩薩様は剣と経典を持ち蓮の花と一緒に獅子の背に乗り4人の眷属を従えているをイメージした。
タペストリーの機能を持たせるため色んな素材の中から木肌がカラシ色のナンテンを文殊菩薩様に、竹林寺で文殊菩薩様に巡り合ったので獅子をイメージする素材に竹の根っこ、タペストリーを支える素材にも竹を使用。
4人の眷属は左右4本の紐、文殊菩薩様は真ん中の紐。
左右赤い紐は最勝老人と須菩提尊者、右2本目黄色い紐は文殊菩薩様が乗る獅子の手綱をとる優填王尊者、左ブルーの紐は善財童子。
蓮の花は花びらの形で表し5人連れなので5枚にした。
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獅子を表現した部分。
布と紐、アカメガシワの皮使用。
しっぽは長くした。
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真ん中。
腰の飾りは清らかなイメージのブルーにし素材はナイロンをブルーのイメージの糸で編んだのにくるんだ。
中にブルーの丸三角四角に切った布が入っているがものを構成する基本の形だ。
物事を正しく見極める智慧をつかさどる仏様なのでイメージした。
物事のはじめの種も使用。
今年、畑のプルーンがたくさんなったが実る前にカラスに40個以上も落とされた記念として梅の実と共に使用。
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上の部分。
経典は文殊菩薩様が持っておられるのは巻物だが開いた状態で表した。
ナスビの茎に白い漁網を取り付けお経の字をイメージした糸を絡めて量感を出した。
文殊菩薩様は煩悩を断ち切る利剣を持っておられるのでカラシ色の木肌のナンテンの枝が剣先の形になっているのを使用。
慈悲の色赤の部分は赤色のネットでナイロンをくるみ物事の基本である丸三角四角に切った赤布を入れた。カラシ色系の布でくるんだ丸三角四角の中は発泡スチロール。
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文殊菩薩様部分。
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腰飾り部分。
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上半身部分。
途中経過1,2。
第40回野草(イエツアオ)展
日時 11月19日(日)~12月3日(日) 10:00分~18:00分まで
場所 ギャラリー作唯 四国中央市金生町下分742-1
電話 0896-72-6808
テーマ 文殊菩薩