8月2日は10:30分海ノ口発の汽車に乗った。
とりあえず大町に出れば東京へ帰るには何とかなるが金生町へその日のうちに帰るには大町発14時19分が最終だ。
大町では原始感覚美術祭の一環として麻倉で作品が展示されている。
麻倉は字が表しているとおり麻を保管する倉庫だった。
明治初期に建てられ時代とともにいろんな使いかたをされてきたが今はアートスペースとなっている。
天井の梁は立派な赤松が使われていて柱は栗の木だそうだ。
屋根の一部が朽ちて修理されていたが麻倉の歴史として残っていくのだろう。
一階に喫茶コーナーもできるらしい。
時代を重ねることで生まれるよさを時代にそった形で守っていく人たちには共感を覚える。
それにしても木で作られた空間にいるのは心地よかった。
展示作品では思わずやまなみ工房の焼き物作品を写していた。
8月28日にはここで吉増剛造(詩人)、雪雄子(舞踏家)、田口ランディ(小説家)のイベントがありケヤキさんと子ケヤキちゃんが参加し、29日には海ノ口庵の私の作品にも会ってきたと電話をくれた。
彼らには会えなかったけれど遠い木崎湖湖畔まで2人で行ってくれたおかげで又共通の話題ができた。
湖畔を2人でサイクリングしたそうだ。
麻倉の道路に面する部分はほとんど以前のままで残っている。
これに続くどんな町並みが続いていたのだろう。
仲間達とは松本駅で別れた。
いつもは一緒に東京へと向かったのに。。。
20:58分川之江駅着。
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