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愛媛民芸館、愛媛文華館、河野美術館とはしご4か所目が玉川美術館。
4か所はしごの鑑賞は初めてで4か所目のピンホール写真にはエネルギーを使ったがもう一室ある。
思わぬ幸運に恵まれ作家である鈴鹿芳康より説明していただくことができた。
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”世界平和への祈り四国八十八か所霊場お遍路を巡る旅より”
のタイトルだが作家は程遠いいでたちだった。
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床に並べられているのは各お寺で採集した土を炒り、すり、くっつくようにする素材を混ぜ塗った上にその時の空の写真を真ん中に飾っている。
天と地か、思いがけない飾り方で空の写真を見下ろすのもよかった。
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左はキリスト教、右はイスラム教の祈りの手の組み方。
仏教は両手の指を伸ばせて合わす。
戦争が宗教の違いにより起こるとのとらえ方による展示の中での写真だが仏教では手を合わせるが各宗教も手を合わせるのを知った。
自分が考えた呪文はあるがコロナ騒動が長引く中、本物の呪文があればと探して気に入ったを見つけた。
”オン、マユラ、ギランティ、ソワカ”、孔雀明王の呪文だ。
印を結び唱える。
毒薬毒蛇の毒を除き心の毒である貪瞋痴を除き幸せになると書かれている。
野草やキノコを食べるのが好きなのでぴったしだと考え決めた。
妹のきんかんは毒蛇が怖いので同じ呪文にすると言っている。
仲間がいれば励みになる。
4件の美術館をはしごしたが私たち以外他の鑑賞者はいず、唯一作家である鈴鹿芳康さんに会えた。
コロナともしかして孔雀明王の呪文のおかげか・・。