音で現れる座敷童をイメージして創作するワラシクンシリーズは3月に開くクラフト展(イエツアオグループによる)と野草(イエツアオ)展と年二回開く展覧会に出品し続けて今回で11回目になる。
突如創作でき始めたと思ったが違っていた。
今回文京区時代に石ころで創作した”ころろ”を飾って気が付いた。
毎年夏の帰省中泳ぎに行く余木崎海岸で石ころたちが何か言ってくるようでその石達を夢中で拾った。
文京区へ送るときこんな石を送ってどうするんだろう思ったがお地蔵さんのような”ころろ”が生まれた。
そのころ焼き物の一輪挿し”祈りちゃん”が生まれた。
顔の部分がどうしても書けないのでその部分を指でなぜているとき混じっている砂で目鼻のようなものが現れるとそれをなぞって書いた。
何かに作らせていただいたようなものだ。
ワラシクン創作は展覧会作品最後の創作になることが多いので時間的に無理だと思うときがあるがカンカンと出現し励ましてくれるようで振り返れば毎回生まれている。
少しの手がかりを手繰りながら作り上げる創作はスムーズに進まないことが多いが何かの力でさせていただいているとはっきり感じる。