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ギャラリー作唯の周りの花壇には結婚や誕生記念の木が数本植わっているが今年はもう一本ヤコウボクが加わった。
夜光木と書くが名の通り夜に咲き濃厚ないい香りがする。
花は小さく地味で夜しか咲かないので画廊の周りの花壇向きではないがこの場所が好きらしい。
本来は鉢植えにして花が咲くと室内に持ち込んでいた。
鉢植の管理が不安で畑に植え替えると枯れてしまった。
ヤコウボクはギャラリー作唯でクラフト展(イエツアオグループによる)を開くにつき展覧会の方向性を示てくれた参加作家の内村セツ子さんの思い出につながる大事な木だ。
6年前セツ子さんが亡くなる年、お見舞いに行き庭に植わっていた木の枝をいただき挿し木したものだった。
大事な木なので挿し木の一本を妹のきんかんに託していたのを今年再度挿し木した。
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畑で枯れたのはセツ子さんは畑ではイヤだと意思表示したと感じたので画廊の花壇に植えたが20センチほどで挿し木した木がもう80センチほどに伸び花も付けた。
セツ子さんのヤコウボクはこの場所が気に入ったようでうれしい。
10月早々より咲いているので難しいが何とか11月に開く第36回野草(イエツアオ)展の時まで咲いてほしい。
依代として創作したセツ子さんの椅子も画廊の玄関に花台として使うつもりだ。
第36回野草(イエツアオ)展の案内
日時 11月17日(日)~12月1日(日) 10:00~18:00
場所 ギャラリー作唯 電話0896-72-6808
四国中央市金生町下分742
テーマ 出雲阿国