野草(イエツァオ)なくらし!

文京区改め金生町で草をアートし売り、食べています

梵字壁面飾り

2011-11-30 21:47:32 | 紙の町資料館での作品展

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東京生活の中で三宅島は心のバランスをとるための大事な場所だった。

2007年金生町へ帰ろうと決めたその年の10月三宅島へ行った。

”お別れ”のために行くので素材採集はしないと決めていたがダイナミックに漂流物が打ち上げられている場所で一個だけ流木を拾って帰った。

なぜか2007年の第24回野草(イエツァオ)展では梵字が書けるようになりその流木にも般若心経を書いた

それが冒頭の写真で下に写っている。

梵字を音符みたいと言った人がいたのが忘れられなくて今回は”リズム”と題して出品した。

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左側2点は祈っている形の流木に般若心経を書いた。

右側の釘が出ている丸太にも般若心経を書いたが大事なことがイッパイ書かれている巻物みたいと言ってくれた人がいたが今回は”丸太”にした。

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左側の流木に梵字で般若心経を書いたのは”え帽子”で右側が”バレー”

木のどの部分がこういう形になるのか見当もつかない。

自然の作り出す造形はスゴイ。。

流木は海岸ならどこでも打ちあがっているわけではない。

打ちあがるポイントがあり金生町生活範囲では今のところ2箇所だ。

もっとふやしたいと思っている。

紙のまち資料館でのイエツァオ造形展に新浜市から来てくれた人の中に新浜市の大島出身の人がいた。

今年行きたかった場所だったが行けなかった。

昭和19年生まれの彼女が小学生のころ島の人口は1000人だが今は100人だそうだ。

いろんな情報が聞け来年は流木採集もかねて行きたい気持ちになった。

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テレビで放映

2011-11-29 21:59:42 | 紙の町資料館での作品展

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紙のまち資料館でのイエツァオ造形作品展の会場の花の手入れをして帰ろうとしたら職員の女性に声をかけられた。

”先日収録したのが11:45分から放映されますよ”

”ありがとうございます”と言ったものの家にはテレビがない。

撮影したときから見るつもりはなかったものの母が2回も見に来てくれている。

もしかして喜んでくれるかもしれない。

家に行くといない。

お墓参りにいったと聞いたので家から300メートルほどの場所にあるお墓へ行くと手押し車に腰掛けて線香を上げている。

時間は11:35分。

”11:45分から会場がテレビに写るけど見る?”と言ったら”見たい”と言う。

それからは90歳の母としては最大のスピードで帰ってくれたのだけれど走れるわけでなく手押し車を手放すこともできない。

それでもコマーシャルがあり無事見られた。

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イエツァオの意味まで丁寧に書いてくれていた。

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”噴火口”の部分を大写しにして三宅島の噴火のことを言ってくれたときはうれしかった。

2000年6月の三宅島噴火では全島民が島を離れて避難した。

2005年の帰島を待たずしてモイヤー先生は亡くなった。

島を離れつらい思いをされた人たちは多かっただろう。

今又東北大震災で同じ思いをしてる人たちがいる。

テレビ放映はほんの短い時間だったけれど母は喜んでくれたみたいだ。

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野草(イエツァオ)展にもソヨゴ

2011-11-28 21:34:04 | 紙の町資料館での作品展

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明日東京へ野の花を送るので採集に出かけた。

曇り空だけど暖かく野山での植物採集は気持ちがいい。

紙のまち資料館でのイエツァオ造形展も後一週になった。

もちろん会場に生ける花も一緒に採集する。

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10月30日が初日だったのでもう一ヶ月近くたっている。

野で摘む植物達も変遷しているが11月15日に生け変えたソヨゴの大きな枝は2週間もたつが変わりなく可愛い赤い実をつけて会場の入り口でがんばっている。

山小屋周辺にはソヨゴの木が数本あるので12月8日からの第28回野草(イエツァオ)展にも生けられそうだ。

東京で開いているときは会場へ野の花を思い切り生けることはできなかったが金生町では野山が近いため生けられるのがうれしい。

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11月1日に送られてきた花だが器とメッセージはいただいたときのまんまだけれど生けられている花は全部金生町産のものばかりになった。

生花を生けているので毎日会場へ通うことになったが野山で好きな花を摘んできて飾るのは本当に楽しい。

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転がしているだけだけれど

2011-11-27 22:58:50 | 紙の町資料館での作品展

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紙のまち資料館でのイエツァオ造形作品展の会場の床部分にはコロコロ椅子机、椅子、花器だけしか置いてない。

他の作品は壁面や棚に収めた。

2作品は床の色と同化して目立たないと思うのに人気がある。

見方によりいろんな顔に見えるのが面白いらしい。

とくにコロコロ椅子は私が座り方を実演するとほとんどの人が座ってみる。

そしてうれしそうな顔をする。

どうしてこんな楽しい形ができたのかと思う。

一応私が作った作品だがほとんど波と砂が作ってくれた形にそって考えることもなく作っただけだ。

5月に作ってすぐ伯方島野外教室へ連れて行き作品作りの素材として使い、使った作品が面白いのでイエツァオ造形展と第28回野草(イエツァオ)展のDMに使った。

今年の作品なので12月8日(木)~25日(日)までギャラリー作唯での第28回野草(イエツァオ)展にも出品するがそれまでにもうさんざん活躍している。

第28回野草(イエツァオ)展ではどんな飾り方ができるのだろう。

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イエツァオ

2011-11-26 21:25:14 | 紙の町資料館での作品展

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会場入り口には大きなポスターが立っている。

先日同級生が来てポスターをしみじみながめて名前がどこにも書いてないと言った。

24回まで東京で開いていた個展である野草(イエツァオ)展でも名前は出したことがない。

意識して出さなかったわけではない。

一人で営んでいた花屋の屋号が野草(イエツァオ)でイエツアオさんとも呼ばれていて野草(イエツァオ)展といえば私が開いていることなので名前を出してないと気がついたのはほんの最近だ。

東京で営んでいた花の店野草(イエツァオ)を閉めて金生町暮らしを始めてイエツァオの呼び名がとても大事なものに思えてきている。

イエツァオは東京生活で私が育てた名前だ。

わに祭原始感覚美術祭など野外で作品制作、展示をする美術祭ではイエツァオで参加し仲間達はイエツァオさんと呼んでくれるのがうれしかった。

幸い個展の名前を野草(イエツァオ)展としているので金生町でも回を重ねイエツァオを育てていきたい。

  第28回野草(イエツァオ)展

日時  12月8日(木)~25日(日) 10:00~18:00

場所  ギャラリー作唯 四国中央市金生町下分742

電話  0896-72-6808

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砂漠

2011-11-25 21:43:41 | 紙の町資料館での作品展

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2004年の野草(イエツァオ)展に出品した作品だがそのときの題は”自然の力”だったが今回は”砂漠”とした。

作ったときは薬効がある植物にとても興味があってつけた題だが作品としてみた場合は”砂漠”のほうが気に入っている。

それで一緒に飾った立体を左が”雲”で右が”日の出”にした。

砂漠に似合うのは雲や太陽だと思う。

”雲”と”日の出”は1995年の野草(イエツァオ)展に出品した。

人も成人して少しづついろんな機能が衰えて消えていくように貝も少しづつ波と砂で欠けて消えていくが欠けていく箇所の順番は決まっている。

いい具合に欠けた貝を機能的に重しとして使った。

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ヨシの穂変遷

2011-11-24 21:52:26 | 紙の町資料館での作品展

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長方形のスタイロホームを3つに切り作るシリーズの4個目だ。

第15回野草(イエツァオ)展に出品した。

ヨシの穂は出たばかしのころ、ふわふわとしたころ、ふわふわ部分が飛んだころと同じ穂でもかなり雰囲気が違う。

3種類のヨシの穂と木の実や他の稲科植物で表面を飾った。

ブルーや黄色の部分は牛乳パックを溶かしたものを染色して使っている。

その部分を囲っているのもヨシの葉だ。

紙のまち資料館でのイエツァオ造形作品展の会場ロビーから眺める金生川河川敷には今一面にヨシの穂が茂っている。

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会場の花を生け変えた時に金生川のヨシの穂を使った。

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魚網のタペストリー

2011-11-23 22:29:18 | 紙の町資料館での作品展

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会場へ入ってすぐのガラスケースには東京での作品を飾った。

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式根島の青池で拾ってきた魚網で作ったタペストリーにもいろんな思い出がある。

紙のまち資料館でのイエツァオ造形作品展の広い会場にゆったりと飾られた作品をながめていると作った時の思いがよみがえってくる。

会場に生花を生けているのでほぼ毎日行くが今日は明日が休館日のため4時閉館なので3時過ぎに水やりに行くと同級生が奥さんとともにやってきた。

広報部長の働きのおかげだ。

今日私が帰っていると聞いて早速やってきたと言っていた。

金生町暮らしの人間関係も急に広がりそうだ。

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赤紙ベースは進化する

2011-11-22 22:02:46 | 野草(イエツァオ)展

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赤い紙や黄色のテント地などを厚紙に貼った書を書くベースを作ったもののあまり面白くない。

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コウゾの皮を剥いだ二股になった枝が身近にあった。

これを使いたいと思ったが二股になった枝を使ったのは5個しか作れなかった。

一晩寝ると又作れそうな気がしてきた。

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3個作れた。

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厚紙に貼った赤紙ベースを作って二股赤紙ベースを作る前に少しカーブしたホタテ貝のベースを作っている。

これらのベースに甲骨文字周辺の古代文字を書くつもりだが緊張する。

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オトコヨウゾメ

2011-11-20 21:14:16 | 紙の町資料館での作品展

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紙のまち資料館でのイエツァオ造形展のDMを作ってくれた阿河三枝子さんより県展四国中央市での移動展へのお誘いがあった。

毎年野草(イエツァオ)展と重なり見に行けなかったが今年は行ける。

早速行ってみると彼女の作品は県展出品前に家で見せていただいたときより広い会場で見ると訴えたかったことが良くわかる。

きめ細かく独創的な作品でやっぱし見に来て良かった。

それに四国中央市からもいろんな分野に沢山の人たちが出展している。

会場で見知らぬ人より”出品されているのですか”と声をかけられた。

”ここへは出品していませんが紙のまち資料館で個展してます”と言ったら”行きます”と言われた。

紙のまち資料館で待っていると本当にやってきた。

作品の説明を楽しそうに聞いてくれて私も楽しくなる。

今年の新作である尾藤二州の”梅花”の前で”尾藤二州はご存知ですよね”と言ったら”川之江ふるさと館の前にある尾藤二州の銅像は主人が作りました”とおっしゃった。

それから又話が弾んで12月8日より始まる第28回野草(イエツァオ)展には来てくれることになった。

写真は見たかったオトコヨウゾメだが早苗出池で見つけた。

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オトコヨウゾメヲを会場に生けられるとは思っても見なかった。

人との出会い植物との出会い・・・

新しい動きをすると思わぬ出会いがあり楽しい。

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天空・天空を舞う

2011-11-19 21:35:40 | 紙の町資料館での作品展

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2009年金生町では2回目の第26回野草(イエツァオ)展に天空天空を舞うは作った。

その年大阪在住の幼馴染のお母さんが11月に101歳で亡くなった。

今回3年の法事で友達はお兄さんとともに帰ってきて2人で紙のまち資料館で開かれているイエツァオ造形作品展へ来てくれた。

お母さんが11月に亡くなったから見てもらえた。

先日は四国遍路で来ている東京在住の人と話が弾んだ。

芳名帳にはいい旅の思い出になりましたと書いてくれていた。

同じ見に来てくれた人でも何か心に残るものを残してくれる人とそうでない人がいる。

今日は朝から雨だったけれど会場に生けている花の水あげがあるので行くと同じ3Fで紙人形の講習会があり来ていた人の中に同級生がいて興味を示してくれた。

12月8日からの第28回野草(イエツァオ)展には講習会仲間数人と見に来てくれるそうだ。

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新聞紙タペストリー

2011-11-18 21:33:02 | 紙の町資料館での作品展

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去年の第27回野草(イエツァオ)展前には今回の紙のまち資料館での”イエツァオ造形作品展は決まっていたのでメイン作品は紙を素材にして作ろうと思っていた。

何気なく俵屋宗達の墨絵で槙檜図屏風を見たときなぜか作れると思って作ったのが新聞紙タペストリーだ。

素材は新聞紙、アカメガシワの皮、ガンピの皮に鉄線。

どうして墨絵を見て発想できたのか自分でも不思議だがいつも創作できるときは思いがけないことからできる。

何に感謝していいかわからないのでただありがたいことだと思っている。

今年3月に開いた第7回クラフト展(イエツァオグループによる)に出品した”うねり”をあわせて飾った。

会場においてある芳名帳には”感想など書いていただけると幸いです”と書いている。

今日”めったに見えない心のこもった作品を見せていただきました”書かれていた。

うれしかった。

一年に一回自分の収穫祭のつもりでその年の自分を表現した作品を作り続けてきた。

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水面と噴火口

2011-11-17 17:42:35 | 紙の町資料館での作品展

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1999年第一回目の海教室(野草”イエツァオ”野外教室)を三宅島で開いた。

離島での野外教室を開くことにはいろんな不安があったが楽しく有意義に過ごせて本当にうれしかった。

早朝客船から眺めた果てしなく続く水面をイメージして”水面”を作った。

網をベースに反古紙、エノコログサ、ガマの葉を絡めていった。

同じ年クラフト展(イエツァオグループによる)の元となるぺパリさんがインドで集めてきた布や洋服を売る催しも開いた。

そのとき買ったインド布のカディーを貼って台紙にした。

2000年5月に2回目の三宅島野草(イエツァオ)野外教室を開いたが6月に雄山の噴火で全島非難となり2001年より海教室の開催地は式根島になった。

同じ年に網をベースに作った立体を”噴火口”と題して一緒に飾った。

”噴火口”は去年の第27回野草(イエツァオ)展では”新聞紙1NO1"として出品した。

新聞紙NO1となる前の作品

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まがたま

2011-11-16 22:00:54 | 紙の町資料館での作品展

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紙のまち資料館3Fで開かれているイエツァオ造形作品展の会場正面の一番広い部分に展示している”まがたま”は会場へ入る前からでも目だつ。

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取り壊した家の居間の天井板だった。

うすいベニヤ板で長い年月により濃い茶色に染まっているのを外側に白い和紙を張ることによりまがたまをイメージする形にして般若心経を梵字で書いた。

2008年金生町生活を始めた年に作った。

前に写っている立体は流木に般若心経を梵字で2007年東京では最後の第24回野草(イエツァオ)展で作った。

今日も9時の開場前に生けているお花のチェックに開場へは行ってきたが帰って12月8日より始まる第28回野草(イエツァオ)展へ飾る作品作りをしていたら開場へ行って来たという知り合いがやってきて作品の説明が聞きたいと言う。

彼は”まがたま”ところろ達に興味を持ったようだ。

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風雨

2011-11-15 18:06:11 | 紙の町資料館での作品展

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左より風雨と読んでもらっている。

よく似た形だが右の雨は雨粒をイメージして丸い形を3個作品の中に作っている。

この作品を作った2~3年前より草木染をはじめ、染めた綿布が大量にあったので作る気持ちになった。

素材は草木染の綿布、式根島トウジンヅシロの風化されたハイネズの枝、流木、清里竹早山荘で採集したクマヤナギの枝とヤマブドウの皮。

枝や流木で形作り一センチ巾に切った草木染の布をよって紐状にし絡めていくがゆったりと絡めてもしまるのか前に絡めた部分がたるんできて困ったのを思い出した。

紙のまち資料館でのイエツァオ造形作品展に出品しているのはその年のメインになった作品が多く毎回素材も違えば手法も違うので作品をながめているとそのときの苦労を思い出す。

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