数年前より”お伊勢参り”に憧れ始めた。
年2回各一週間の帰省の一日を使えば行けるのに帰省中の時間も大事で行けなかった。
東京 金生町間のバイク旅行の目的の一つが”お伊勢参り”だった。
伊勢神宮のお供えに使う器をいまだに自然光の中で作り続けている場所やお供えの米、魚を採る特定の場所があったり、特定の技術を絶やさない為の20年に一度の遷宮にも興味があった。
生まれて死ぬまで数十年を繰り返しながら人は生き続けてきたように20年に一度新しく建てかえることで続いてきた。
平成25年に「第62回式年遷宮」が行われるがその準備が平成17年より始まっている。
神殿の隣に遷宮用の土地がある。
平成25年にここへ新しく神殿が建ったら又バイクで来たいと思った。
入り口にある勾玉池をゆっくり散策して伊勢神宮へ入った。
外宮より少し迷って7.9キロ走り内宮に着いた。
内宮へ入る橋から見た五十鈴川は話しに聞いていたとおりの美しい流れだった。
この流れに沿って走り五ヶ所湾に出たかったが一昨日の豪雨で通行止め箇所があるとのことで諦めた。
おかげ横丁の赤福は健在で美味しくいただいて15:35分発。
17:00頃紀北町辺りで事前に調べていた民宿へ7~8件電話したが断られた。
電話してるだけで30~40分かかる。
尾鷲市で素泊まりの予約ができたが遠い。
考えながら走っていたら道路のそばの民宿脇で立っている叔母さんと目が合った。
「泊めてくれますか?」 「素泊まりなら」ということで予約したのはキャンセルして古里の民宿へ泊まることになった。
かなりレトロな雰囲気の民宿で部屋は8畳ぐらいあり3年前にご主人が82歳で死んだという叔母さんが一人で営んでいた。
泊り客は私だけだった。
内宮より65.8キロ。
一日の走行距離は189.6キロ。
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