やっとシイの実を拾えた。
それもいままでで一番たくさん。
時々通る道沿いにあり、ずっとお寺だと思っていた。
お寺の境内には何かしら花が咲いているのでふと入ってみたら公園だった。
高い木がイッパイあるのに土が固められテカテカで草が生えてない。
思わず出くわした公園をしばらく散策していたが、「もしかしてシイの実が!!」と見渡したら大きい木が2本もあった。
急いで木の下へ行ってみたらテカテカの土の上に黒い実がぽつぽつ落ちていた。
この時期ポツポツしかないという事は掃除をしていることなので、拾った実には中身が入っていると思う。
帰って実を洗ったところほとんどの実は浮かなかった。
今年は2度も大きなシイの木の下まで行ったのに実は拾えなかったので嬉しかった。
炒り立てが美味しいので今日の分だけ炒って食べた。
年中行事が終わったようにほっとした。
この習慣は上京してしばらくして始まった。
同じ四国でも高知県では有名なのに私が育った田舎では食べた事もなく木も見たことがない。
シイの実には他のどんぐりの様なカクトがなく写真のように実全体が皮で覆われている。
落っこちているときは黒い実だけのことが多いが。
公園にはホームレスのテントがあり人もいた。
彼らが掃除してくれているのかもしれない。
初老の男性が野良猫に缶詰を食べさせていた。
大量に拾ったシイの実は冷蔵庫に入れて保存食にする。
炒りたてを時々食べるのは嬉しい。
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