どちらに転がしても可愛いコロコロ椅子は伯方島でどんな表情をするのか楽しみでつれてきた。
やっぱし妹のきんかんの手にかかったほうが可愛さは増すがフワフワコロコロのたんぽぽを座らせてみた。
ふわふわと 自由なタンポポは思う位置には座ってくれない。
ふわっと一個落っこちた。
下は5~6センチの高さでびっしりと生えたミヤコグサが小さな黄色い花を咲かせている。
タンポポのリング。
伯方島のすっぽりと緑に覆われた一角で可愛いものたちとのたわむれ。。。
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ホームページに雨でも決行と書いていたので妹のきんかんと会場に行く。
大雨であふれんばかしの水をたたえたたんぼに又去年とは趣の違う作品。。
キャベツ畑を前面に竹林を控えて良いムードだ。
竹を使ったにしては可愛い作品もあったが一週間前より雨続きで去年より作品は少なかったし大雨の中のたんぼが会場なので作品を探すのもままならなかった。
もちろん見物客もほとんどいない。
10時過ぎだったが大雨の中若い人たちが裸足で濡れながら片付けをしていた。
一年に2日。
この日のために一年準備したと思うと本当に残念な思いだろう。
梅雨まえの今、台風さえ来なければ当日の2日雨が降り続けることなんてめったにない。
東北大震災と比べるべくもないがめったに起こらないことは起こる事なのだ。
山仲間が若くしてなくなったことも知った。
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7月下旬に9月に開く清里野外教室の下調べに行ってたとき道路わきでたくさん咲いていたカワラマツバが一ヶ月早いが徳島県の吉野川河川敷にたくさん咲いていた。
金生町暮らしを始めて採集するのは初めてでうれしくて懐かしかった。
大雨の中濡れながらたくさん採集した。
探せばもっと身近にも咲いていると思う。
ちょうど今日は野の花を東京の仲間に送る日で送ることができた。
5月なのに台風の影響でこの一週間は雨続きだ。
雨間をぬって山や川原へ送る花を採集に行ったが地味だがいろんな花が咲いていた。
送った植物を書いてみる。
もみじの実つき、ソヨゴの花、ネズミもちの花、クレソン、ノジシャの花、カラシナの花柄(川原で)、クサヨシ、ホソムギ、ヒメコバンソウ(イネ科)、スイカズラの花、キンケイギク、ノビルの花、カワラマツバ、ジョウナの実(畑)ハーブ類としてサンショ、ウイキョウ、ペパーミント。
ただただ楽しく採集して送ったがどんな取り合わせで生けてくれるのだろう。
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建物の一部だが上を歩いてもビクともしない紺のネットが張られている部分を使った。
ゆるむことはないのでかんきつ類やムラサキタマネギを置いても下に落ちることはない。
まずはかんきつ類とムラサキタマネギとクローバーの花束を置いたもののここで使いたかったのはタンポポの綿毛と茎だ。
意外と綿毛が飛ばなくて素材として使えるのがうれしかった。
下に生える野草も良い色合いにしてくれた。
今日は雨の中尾藤二州顕彰会の総会に行ったら壇上にたくさんのセンダンの花が生けられていていい香りが漂っていた。
センダンの花は野生も多く見かけるが高い木に咲くのでまじかで見ることがあまりなかったが今回はまじかで見られよかった。
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やっぱし瀬戸内寂聴・藤原新也の”終の栖”展に行ってきた。
展示されているのは藤原新也の書・写真・詩がメインだった。
彼の書ははじめてみた。
四国の風景写真に筆で書いた詩が添えられている。
”人生の終わりは定食でよい”の作品の前で2人とも感じ入った。
妹のきんかんとはなぜか感じる作品が似ている。
どきどきと楽しくゆっくりと鑑賞したが誰も入ってくる人はいなかった。
こんなにいい展覧会なのに・・。
会場の大きな書は”海 人を食う”と書かれている。
4月23日に藤原新也が会場で書いたそうだ。
東北大震災の津波のことを言っていると思うがすごい言葉であらわすものだ。
館内にはいい具合に木が植えられている。
きんかんも私も始めてきたので迷った。
若い郵便配達の男性に道を尋ねると道がややこしいからと先導してくれた。
ありがたかったけれど案内してくれたのは裏の駐車場で立派な入り口は帰りに見つけた。
松山市も高松市に行くのも交通量の多い国道11号線を通るが徳島市への192号線は交通量も少なく山間や穏やかな流れの吉野川沿いを走るのでここちよい。
今回はおもわずきんかんの誘いでとてもいい作品を見ることができた。
四国四県の3箇所の県庁所在地へは美術鑑賞をかねて二人で行った。
後は高知市だねと言っている。
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妹のきんかんは亀さんの遊具がとても気に入ったそうで”おそろい”を作った。
そういえばコロコロ椅子と亀さんは似ている。
ネッカチーフが小粋だ。
きんかんは何かを見てすぐ連想したり物語を作ったりできる。
野外教室でそれがベースになり作品ができるのがわかるともっと勉強がしたいと言いはじめた。
昨日は短歌の作り方の本を持って帰ったと思ったら明日は急にバイトが休みになったので徳島県立文学書道館へ瀬戸内寂聴 ・藤原新也の”終の栖”展へ行こうとさそってきた。
私もいろいろと忙しいのに。。。。。
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妹のきんかんが板で作った斜面にコロコロ椅子をポンと乗っけただけなのにとても可愛い。
”うんこらどっこいしょ”だそうな。。
板に打っている釘の頭がとても効いているときんかんがいっていた。
私が苦労してトントンと小槌でたたいて作ったコロコロ椅子なのにきんかんの手にかかるときんかんのコロコロ椅子になってしまった。
近くで見るとあえいでいるように見える。
同じ木同士なのに別物のようだ。
今回はコロコロ椅子も素材として活躍してくれる。
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4月に下調べに来た時はまだ芽吹き前で感じなかったが遊園地は谷間にありすっぽりと新緑に包まれてとてもやわらかい居心地のいい場所での作業になった。
伯方島の海岸での作業はやわらかな風景にもかかわらずやっぱし潮風にあたるので疲れる。
もんくなくすばらしい居心地のいい場所に飲み込まれそうになったので”たけのこの風”を吹かせた。
”たけのこの風”は後ろに写る大きな新緑のクスノキを借景にしたかった。
重い”タケノコの風”を支えるのはサクラの木。
サクラの木には糸を引いた”ケムシの風”も吹いていた。
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伯方島道の駅でまずは素材を購入。
みかん類、アスパラ、ダイコ、ムラサキタマネギ、イモカリントウ。
素材として使うがお土産にもなる。
行く前、妹のきんかんに”どんな作品つくるん?”と聞いたら”行ってみなわからん”との返事だった。
とにかく忙しい日常から離れ、自然の中へ身をおけばどんな作品が生まれてくるのか”思い切りハジケル・・”ととても楽しみにしている。
私も同じだ。
途中鶏小島キャンプ場へ立ち寄った。
クヌギ林だが下は海だ。
島の自然になじみながら制作モードに持っていく。
高台にあるふるさと歴史公園にも行った。
日常とはすこしずつ離れながら制作への緊張は高まっていく。
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