野草(イエツァオ)なくらし!

文京区改め金生町で草をアートし売り、食べています

24回野草展の報告NO10

2007-11-30 19:38:38 | アート・文化

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24回野草展のとき外から写した会場です。

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通常は花の冷蔵庫も飾り付けに使います。

会場作りで一番大変な仕事です。

野草展に来てくださったお客様で花の冷蔵庫だったといっても信用しないぐらいに飾るのが私の自慢でした。

でも制作を打ち切り飾り付けに一週間以上かかります。

今回は2週間かけました。

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メインになる作品を飾る場所です。

通常もこのように飾っていますが棚の下には素材なぞを置いています。

13回野草展までは画廊を借りて開いていましたが14回展より11回は花の店野草(イエツァオ)を会場にし以前の作品と新作を飾り付けて買ってくださる人がいれば作品を補充したり時間も気にせず20時が過ぎても話込んだり、のんびりと開いてきました。

25回野草展は田舎で開くことになります。

東京での野草展を含めてこれまでの生活は私にとって修行期間だったと思います。

本番になるこれからの生活を思うと緊張感がともないますが今までどうり距離は離れてもよろしくお願いします。(近くなるひともいますが・・・)

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24回野草展の報告NO9

2007-11-29 19:40:56 | アート・文化

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書は22回野草展のとき出品しました。

紙は仙花紙を草木染にしたのを貼り合わせて作り文は私が落ち込んだとき唱える呪文として自分でつくったものですが一部分仲間が直してくれました。

元は「いきるってしなないときめてするゲーム」でした。

87歳になる歌詠みのおじさんは「いきるってしなないときめてたのし」と直してくれたので結局3種類の文を書きました。

書を立てかけているケヤキの皮の作品は同じ年に作り、今回の使い方は額のつもりです。

右側にスズカケの実がぶら下がり左側には鉄板を貼ってある場所にマグネットをつけたスズカケがくっついています。

小さな棚にもなり花もけられ何もしなくても面白い飾りになります。

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同じくケヤキで作った作品です。

フジツボで作った花器が置かれている場所に書も置けますし上につけてあるアルミ線に茎をからめば小さなフジツボの花器に長い植物を生けられます。

般若心経の一文を書いたナタマメと黒いハマナタマメの実にはマグネットがつけてあり貼り付けてある鉄板にくっついています。

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24回野草展の報告NO8

2007-11-28 20:05:10 | アート・文化

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ゆっくりと丁寧に見て下さっていたお客様が選んでくれたケヤキに梵字の作品です。

足元に子供が描かれている狩野芳崖の絵の悲母観音をイメージ出来ると言われました。

作っているときはイメージできませんでした。

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この作品を選んでくださったお客様もお観音様がイメージできるといわれましたが、私はいわれるまで気がつきませんでした。

選んでくださった人のもとで作品に心が入るようにも思えます。

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銅線で作られたベースですがいろんな使い方が出来ます。

14回野草展の頃から作っています。

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紅葉狩り

2007-11-27 19:36:47 | 日記・エッセイ・コラム

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東京都博物館の秋の庭園開放が12月2日までなので思い切って行ってきた。

春の開放に続いて2回目になる。

同じところへ何度も行くとそのつど違う発見がありその感覚が好きだ。

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今回は曇り空だったからか応挙館の屋根瓦がとても美しかった。

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茶室の一部に竹を平たくして使った使い方も面白いが節が面白い模様になっているのも良かった。

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色の違う柱がよく見えるところで接がれている。

杉の皮も上手に使われている。

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急いでいたが国宝室へ行くと室町時代に書かれたという可狩野秀頼の観楓図が飾られていた。

数人がのんびり楓の紅葉を見ながらお弁当なぞ食べている。

私は急いで帰り店をクリスマスのっ飾り付けにし始めた。

ミクシーの記事

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6人の美女よりの花束

2007-11-26 19:20:18 | 日記・エッセイ・コラム

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26日着での花束の注文をいただいた。

24回野草展は25日までなので間に合わない。

お断りしたが27日着でも良いということになり張り切って川原へいった。

浄瑠璃語りの竹本谷太夫さんが「摂中合邦辻」という芝居で賞を受けたお祝いに彼を応援している美女(本人が言っている)6人での贈り物だ。

内容は義母が息子を好きになる話らしい。

黒いイボタの実と赤いノバラの実が絡み合って生えているところを思い出し採集してきた。

チョット遅いかな・・・と思ったがススキより毛足が長くホケルと滑らかになびくオギの白い穂もどうしても花束に入れたいと思っていたら採集できた。

野原を歩いていると一面草刈されているというのにアスパラが5~6本小さなつぼみをつけてスクッと立っていた。

花束に入れると全体がやさしい雰囲気になる。

ご本人とはお会いしたことがあるので市場の花はとても形の良いきれいなピンク色のばらとグリーンのピンポン菊、面白い形のグリーンのケイトウとオレンジ色の小花の珍しい花を入れた。

田舎の山で採集してきたとても長持ちして面白い形のエンコスギも喜んでもらえそうなので入た。

写真は花束の一部です。

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24回野草展の報告NO7

2007-11-25 11:41:53 | アート・文化

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木の実、草の実、イネ科植物の穂を小さなブロックにしてスタイロホームにワイヤーで取り付けた作品の一部です。

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8回野草展のときの作品です。

全体が曲線で構成されている中に左から直線を入れるのはある絵を見て発想できたのを思い出しました。

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9回野草展の作品です。

オーストラリヤの原住民であるアボリジニーをイメージして作りました。

木の実、草の実、イネ科植物の中に流木が組みこまれています。

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このリースは同じ年に作った直系65センチの大きいリースです。

毎回このサイズのリースをメインに一個作って飾ったのですがこの回でやめました。

野草展のはじめは草や木の実やイネ科植物で作ったリース展より始まりましたが、回を重ねるごとに流木や貝、枝、石といろんな自然物で作る作品へと変わっていき今回は流木と梵字がメインの作品展になりました。

これからもどんな素材とめぐり合いどんな作品が生まれるか楽しみに野草展を続けていきます。

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24回野草展の報告NO6

2007-11-24 10:44:11 | アート・文化

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流木に梵字で般若心経206文字を書いた作品を見て慈母観音観音みたいだといった人がいました。

私はただ祈っている形だとは思っていましたが・・・。

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裏側です。

木の目があったりしてそれが表にふっくらとした形として表れ子供を抱いた慈母観音のようにみえるのでしょう。

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リースなぞこまごまと飾ったコーナーの要になってくれています。

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24回野草展の報告NO5

2007-11-23 21:29:29 | アート・文化

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1999年16回野草展に出品した作品です。

海教室として初めて三宅島で野外教室を開いたのを記念して作りました。

2000年5月、2回目の野外教室を終えた一ヶ月後噴火が起こり以後は式根島での野外教室になりました。

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水面をイメージして作りました。

鉄線のアミに凹凸をつけ、反古紙とキンエノコロ、ムラサキエノコロ、ハマエノコロのエノコログサ3種とガマの葉を取り付け、それを台紙にカディーにプリントしたインドの布を貼った上に取り付けました。

この年より5回6月にピパリさんがインドで仕入れてきた布や服を売る販売会を5回開きました。

そのおかげでインドの布カディーが作品に入ったのです。

ピパリさんに2人の子供が授かりインドに仕入れに行かれなくなった後、「花を生ける教室」の仲間とクラフト展を開き始め今年で3回目が終わりました。

9年前の作品ですが会場の一角をしっかり守ってくれています。

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24回野草展の報告NO4

2007-11-22 14:47:47 | アート・文化

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フジツボで作った花器に白いハキダメギク、ピンク色のヒメツルソバ、ヘクソカズラを生けました。

フジツボの花器は12回か13回野草展のときより手に入ると作り続けています。

繊細な野の花を生けるのにちょうど良い形です。

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流木と貝をくっつけ少し高さのある草も生けられるようにワイヤーを止め具にした花器も繊細な野の花を生けることをイメージして作りました。

ソバ、ヒメツルソバ、イヌホウズキ、ノブドウの実、フイリのハーブの葉が生かっています。

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「いのり」に生かっているのはイノコヅチとアカマンマです。

イノコヅチの実がちょうど良い具合に開いてくれました。

もう11月の半ば過ぎだというのにこれらの繊細な野の花たちは都会の片隅でしっかりと咲いていました。

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24回野草展の報告NO3

2007-11-21 18:41:53 | アート・文化

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昨日は奈良県に住んでいる川之江山岳会の仲間が野草展を見に来てくれた。

記念にあなたらしい作品を一点選ぶといって選んでくれたのが取っ手が銅線の花器だった。

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この花器もですが備前の土と田舎の山で採集した土とを混ぜて作っています。

ぼそぼそとして粘り気がなく、とても細工の難しい土です。

山仲間が買ってくれた花器はどうしても上の部分が出来ず銅線で仕上げた作品です。

彼女ははじめ違う作品を選ぶつもりらしかったのですが田舎の土で作ったと言うことが決め手になった様子です。

田舎を離れてくらしている者にとって田舎を感じるものには特別な思いあります。

私も同じなので田舎の土での作品には特別な思いがありました。

良い人の元へ行ってくれたと思います。

今日は田舎の香りのするこまごまとした差し入れが幼馴染より届きました。

野草展を開くにはかなりのエネルギーがいりますがいろんな楽しい出来事やめぐり合いが起こります。

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24回野草展の報告NO2

2007-11-20 16:52:57 | インポート

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今回のメインの飾りはやっぱり流木と梵字になった。

右側の作品を見たお客様が音符みたいだと言ったし、丸太と釘の作品は大事なことがイッパイ書かれている巻物みたいだといった人もいた。

思い思いの事を言ってくれると嬉しい。

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16回野草展に出品したさんご礁に染色し大小の染色した糸を飾り付けた作品に今年の作品であるケヤキの皮に生まれ年の仏様の種子を書きました。

ブルーで書いている梵字はカーンと読み不動明王を表し酉年の人の守り本尊です。

銅線で作った取っ手とさんご礁につけた糸との動きが似ています。

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24回野草展の報告NO1

2007-11-19 20:28:44 | アート・文化

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流木、ヤエカワカンバ、を皮でつないだタペストリー

ひょうたんのマグネット、松ぽっくりのマグネットやバスケットを飾ってのお披露目です。

いろんなものがくっつけられるこのタペストリーではいろんな演出が出来ます。

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不思議な流木の飾りの部分です。

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入り口の飾りです。

流木ヤマブドウのツル白いさんご礁、黒い石、オギの穂、アジサイで作りました。

白くて長いオギの穂は風が吹くと柔らかくなびきます。

客船から見る海原みたいで驚きました。

去年の入り口の花  タペストリー

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24回野草(イエツァオ)展に向けてNO21 流木と梵字

2007-11-18 17:57:03 | アート・文化

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この流木は10月に三宅島へ行ったとき沢山の流木の中から一枚だけ梵字で般若心経が書けそうな気がして持ち帰ったものです。

全体に虫食い穴があり流れるような線があるのでそれに沿って書きました。

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長さは50センチで一番広い幅は18センチです。

般若心経206文字を裏表に書いているので両方が表になっても良いように取っ手をつけました。

ずっしりと重い流木です。

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この流木は長い間そばにあったものですがずっしりと重いので三宅島で採集してきたと思います。

縦横にカーブがありシンプルな形ですが面白味があるので般若心経206文字を梵字で書きました。

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長さは43センチで一番広い幅は8センチです。

明日19日より野草展が始まります。

        24回野草(イエツァオ)展

日時   11月19日(月)~25日(日 

      10:00~20:00(最終日18:00)

場所   花の店野草 文京区千石1-6-17

電話   03-5395-0548

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24回野草(イエツァオ)展に向けてNO20流木と梵字

2007-11-17 19:35:24 | アート・文化

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とても複雑な形の流木でどんな形の木だったのか想像がつきません。

2001年式根島教室のとき青池で採集してきたものです。

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一番長いところが75センチあり壁面にかけることも出来るし立体として飾れます。

般若心経206文字を梵字で書きました。

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この流木も複雑な形でどんな木だったか想像できないのですが、海生活が長かったことはいろんな部分に現れています。

かなり前三宅島で採集してきたものだと思います。

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長さが58センチで壁にかけることもできるし立体として飾ることも出来ます。

般若心経206文字を梵字で書きました。

2本の流木共字を書くことをイメージして採集してきたものではありません。

長い間そばに有り数個の流木に般若心経を書いた後フト書きたくなった流木です。

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24回野草(イエツァオ)展に向けてNO19 流木と梵字

2007-11-16 18:44:15 | アート・文化

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この小さな流木も天に向かい祈っている感じがし、たおやかなラインは東南アジア的かなと思っています。

梵字が書かれていない部分は表面を少し削りました。

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この小さな流木には表面を少し削った部分に梵字を書きました。

この流木も東南アジア的なたおやかなラインで天に向かい祈っている感じがします。

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大木の一部分だった小さな流木です。

なんとなく日本的な雰囲気で祈っているようにも見えます。

少し削って赤い木肌を出しました。

それぞれに般若心経の一文である「老死もなく老死の尽きることもなし」という意味の梵字と般若心経の真言を書きました。

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