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野草(イエツァオ)なくらし!

文京区改め金生町で草をアートし売り、食べています

第39回野草(イエツアオ)金生町野外教室パート27(花の応援団)

2013-11-06 22:00:36 | 重要文化財真鍋家での野外教室

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妹のきんかんが最後の作品つくりの場所として選んだのは木の幹と間違えたのか鉄柱に登り始めたアイビー。

今年の猛暑の鉄柱はさぞ熱かったと思うし雪が積もる切山の冬はさぞ冷たかっただろう。

それでもめげずに80センチほどの高さまで登っている。

緑の素材をたっぷり使ってきたきんかんは切り倒されていた枯れた竹の枝をアイビーと合わせ枝にセンダンの実をからめオレンジ色のナイロンネットを切ってしばった。

アイビーにがんばれコールを送る作品で”花の応援団”

オレンジ色のナイロンネットは目立つのでバランスを考えてしばるのは時間のかかる作業だ。

センダンの実は初日に続き14日の作業前にも採りに行った。

清里や山田井の山小屋付近の野外教室でも使ったことがない素材だが切山ではたくさん使うことができた。

野外教室を初めて20年目、初めてメンバー以外の人達に見ていただきながら、作った作品もしばらく飾っていただける教室になったが楽しく有意義に過ごせた。

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第39回野草(イエツアオ)金生町野外教室パート26(冥界の入り口)

2013-11-05 22:55:15 | 重要文化財真鍋家での野外教室

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杉の木の根元に朝の散歩の時海で拾ってきたばかしの流木、赤いナイロンネット、貝、杉にはセンダンの実。

ちょっと怖そうな”冥界の入り口”

今考えるとちょうど読んだばかしの平安時代に生きた空也上人の事が書かれた本の中にこのころの庶民の死体は谷や野に捨てられていたことが書かれてあったのが反映したのだろう。

妹のきんかんが東山魁夷美術館へ行って”道”を作ったように。。

創作は自分の心の中にあるものが表れる。

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ロープを止めている個所に怖そうな字で冥界の入り口と紙に書き枯れた竹の枝で土に突き刺した。

 

ここも怖そうだ。

 

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全体を見れば重要文化財真鍋家当主潤さん丹精のアジサイおよび手入れされたアジサイの道はすがすがしいし素材として使った杉の梢は天空に通じる。

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第39回野草(イエツアオ)金生町野外教室パート25(初めは)

2013-11-04 21:58:47 | 重要文化財真鍋家での野外教室

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妹のきんかんが東山魁夷の”道”をイメージして作った作品等がある場所は道路からは見えない。

その導入口としての作品をよく見える場所に作りたいと思ったのが始まりだった。

従来の野外教室だと作品を作れば撮影して壊し使った素材は次の作品の素材になるが今回は数日間展示していただけるので使いまわしができないため残っている素材はあまりない。

採集すればあるが時間がない。

まずは杉の大木にロープをくくりつけ2本のロープを張った。

一本のロープには濃いグリーンのツル日日草で覆われた土手に根元を土にさしたススキをくくりつけもう一本のロープには皮を剥いだ二又の枝をつるしたり土にさしこんだのをくくりつけたりした。

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2本のロープをねじった間に枝をさしこみ土にもさしたうえ別のロープで固定している。

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反対側から見たところ。

 

はじめはきんかんの作品設置場所への導入口を作る目的で作り始めたが途中杉の大木の根元を見て怖い作品に代わってしまった。  ”つづく”

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第39回野草(イエツアオ)金生町教室パート24(結界など)

2013-11-03 21:38:33 | 重要文化財真鍋家での野外教室

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切山の交通要所門松(田尾ともいう)で天蓋を作る作業をしていると地元の女性が年3回八幡様のお札を貼る木があると教えてくれた。

ツタの下にお札らしきものが貼られている。

切山に病気や不幸が入ってこないためと言っていたのでここが結界のようだ。

今は年一回になったらしいが切山ではいまだに結界は存在していた。

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作業前に重要文化財真鍋家当主の潤さんがススキが生い茂る道をかき分けながら案内してくれたのは木酢酢を作る窯だった。

今は稼働してないがまだ使えそうだ。

近くにある土で窯を作り近くの木を切って木酢酢は作れる。

切山では重要文化財真鍋家だけでなく日々の生活の中に忘れてはいけないものが息づいている。

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第39回野草(イエツアオ)金生町野外教室パート23(朝の散歩)

2013-11-03 08:19:00 | 重要文化財真鍋家での野外教室

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朝の散歩は城山公園だ。

灯台もとくらしと言われるが地元に住んでいた妹のきんかんはあまり来たことがないらしい。

いろんな場所で感激してくれ東京の仲間たちをつれてきたような気分になる。

城山の下はすぐ海だ。

逆光で写らなかったが木々の間より船が見えている。

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尾藤二州没後200年祭が12月四日に執り行われるため新しい碑が建っていた。

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ノギクが咲いていたが城山公園では自然な形で守られた野の花が見られる。

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城山公園の下400メートルはほとんど埋立されずに残っているのがありがたい。

流木数個拾うことができ思わず新素材確保。

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まだ7時台なのに地方祭の山車が練り歩いていた。

野外教室は私達のお祭りだ。

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第39回野草(イエツアオ)金生町野外教室パート22(これで完成)

2013-11-01 22:27:28 | 重要文化財真鍋家での野外教室

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素朴ながらシュロ皮などで作った潮風梅見展望台の椅子、その上を飾る植物で作った天蓋、それなりに場所門松もにぎやかになった。

地形的にこの場所は馬の背を表す言葉らしい”田尾”ともよばれていた。

”田尾”の地名は山村ではかなりあるらしい。

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この道のすぐ上は9号線だ。

重要文化財真鍋へ行く車道も遊歩道も要害の森へと通じるアジサイの道、村人が通う養豚場の道もここを通る。

ここで作業をしていると行きかう人たちよりいろんな情報が得られる。

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それにしても雨を防ぐ天井があるのはありがたい。

3か月以上前に作った椅子もほとんど作ったときのまんまだ。

天蓋に使った草達も年内はもってくれると思う。

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第39回野草(イエツアオ)金生町野外教室パート21(天蓋)

2013-10-31 22:17:20 | 重要文化財真鍋家での野外教室

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13日もまずは素材集めから始まり創作にとりかかったのは10時過ぎ。

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潮風梅見展望台の椅子を作る為以前子豚で豚を売っていたころ業者が来るまで一時この建物に集めていたという場所に来ているうち天井を飾りたくなっていた。

いい具合に錆びた鉄色やむき出しの鉄組は魅力的。

いつもの野外教室だと創作作品は作ると写真に写し壊していくので一度使った素材も次々と使いまわしできるが今回は重要文化財真鍋家当主潤さんの意向で数日は置くため素材集めも大変だし壊れない工夫にも時間がかかる。

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素材はススキ、セイタカアワダチソウ、アジサイ、センダン、ヌルデの実、周囲で採集できるものだが植物の柄を2か所天井にくくりつける作業はスムーズに進まず一日仕事になった。

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第39回野草(イエツアオ)金生町野外教室パート20(箸置き)

2013-10-31 22:14:31 | 重要文化財真鍋家での野外教室

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13日の宿泊はすぐ近くの愛宕山やすらぎの家で今回の夕食はいろんな薬味をそろえ食材の素の味を楽しもうとのメニユーを考えているので作業は4時前に切り上げ明日の素材になるススキをとりながら町のスーパーへ買い出しに行く。

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やすらぎの家から瀬戸内海へ沈む夕日はダイナミックだがアクシデントが起こり私の家が宿泊所になる。

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お風呂へ入り大急ぎで用意して並べられたのは7時過ぎ。

上に写っている白い箱に入っているのは手作りの薬味類。

サンショウの実の酢味噌、サンショウの葉の酢味噌、いろんな木のみを入れた酢味噌、砂糖、ショーユ、酢、など。

やすらぎの家で使えるように準備するのは大変だったがそっくり持って帰って使うことになってしまった。

妹のきんかん差し入れのさらしゴボウ、剥いたサトイモなどは保冷袋に入れて持っていたのに持ち帰り。

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前日に畑でそろえた薬味類も切れば良いように洗ってタッパに入れておいた。

上からバジル、ミョウガ、ネギ、トウガラシ、シソの実、ニラ

思わぬ展開になったが食材と対話するような食事で大満足だった。

お酒はきふじさん力作の果実酒とわたしの作ったバラ、ナツメ、ナツハゼの果実酒。

冒頭の箸置き左が妹のきんかんで右が私だがお互いハギの花、タカサゴユリの実一種づつしか採ってなくて花瓶に挿していたマサキの葉やセンダンの実を使って作った。

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第39回野草(イエツァオ)金生町教室パート19みんな仲良し・木・花・貝)

2013-10-30 22:36:44 | 重要文化財真鍋家での野外教室

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妹のきんかんは暗かったり汚れている場所や草薮は嫌いだ。

誰かに脅かされたようで特にマムシが怖くて草薮は敬遠する。

それでも作りたい作品に必要な素材があると調達してくる。

作りたい一心で草薮で採ってきたのはキリンソウだ。

選んだ場所はきれいに選定されたアジサイ。

選定されたアジサイの下に置かれているのは白いウチムラサキガイ。

この貝を拾う時も一緒だったがきんかんはあまり興味を示さなかった。

きれいに洗って持ってくるとせっせと使ってくれる。

”みんな仲良し 木 花 貝”の題だが楽しそうな動きのロープが入っているのがポイントだと思う。

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第39回野草(イエツアオ)金生町野外教室パート18(華やかなヤツデたち)

2013-10-29 21:47:27 | 重要文化財真鍋家での野外教室

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”できたー”と呼ぶ妹のきんかんの声がしたので作業の手を休めて行くとまわりがグリーンの中で華やかな赤色が目に飛び込んできた。

花びらのように広がったヤツデの葉の中心あたりにオレンジ色のネットが結ばれ周りが一転して華やかな雰囲気になっている。

オレンジ色のネットは主にタマゴが入っていたものだ。

素材にしたいと毎回野外教室には持って行くが作品にはならなかったのに・・・・・。。

きんかんらしいかわいく華やかな作品だ。

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横から見たところだがきんかんが手の届く範囲でバランスよく赤いネットを結んでいくのは時間のかかる作業だったようだ。

野外教室は自分たちが作家で観客になる移動美術館と称し作ったり仲間の作品を鑑賞したりして楽しんできたが自分たち以外観客がいたことはない。

今回は重要文化財真鍋家への観客の人達が見てくれたりする。

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第39回野草(イエツアオ)金生町教室ぱーと17(人生の道)

2013-10-28 21:04:46 | 重要文化財真鍋家での野外教室

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妹のきんかんが言うには東山魁夷の”道”は先端で少し曲がっているのがこの場所から見るのととそっくりだそうな。

それにしても見たばっかしの絵と読んで知ったばかしの東山魁夷を嬉々と表現している。

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両親、兄弟が次々と亡くなってかなしい個所。

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勲章を受けたりとうれしい個所。

 

本当の道を借景にした東山魁夷の人生の道の素材は皮を剥いだ2又の枝、ウチムラサキガイ、アジサイ、漁網、オレンジ色のネット、ロープ。

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第39回野草(イエツアオ)金生町野外教室パート16東山魁夷栄華)

2013-10-28 21:00:09 | 重要文化財真鍋家での野外教室

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妹のきんかんとはほんの一か月前,瀬戸大橋のふもとにある東山魁夷美術館へ行った。

興味を示すので絵画集を貸したのが先日帰ってきたばかしだ。

それでなくても花の咲き終えたアジサイの道は東山魁夷の代表作”道”を連想させる。

私たちは借景を大事な素材ととらえている。

私の写真力では創作した個所しか写せてないが左側には魅力的な道がある。

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この天にも昇れそうな高い松ももちろん素材だ。

東山魁夷の人生の道にももちろんいろんなことがあった。

ここは栄華の時だそうな。

すぐ近くに連作を作っている。

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作業風景。

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第39回野草(イエツアオ)金生町教室パート15(アジサイの道で)

2013-10-27 18:18:35 | 重要文化財真鍋家での野外教室

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12日の初日は重要文化財真鍋家での作業で時間的な余裕もなく神経も使ったが13日からは16代当主潤さん丹精のアジサイの道が作業場だ。

真鍋家が建てられて以来切られることのなかった木々が茂る要害の森へと続く。

その前に”平家がにいずこへ”を見に行って驚いた。

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3か月前に並べた時は生えてなかったがキノコが生え面差しが変わっている。

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華やかなキノコたちで海に沈んだ哀しそうな平家の人達の表情が甲羅に浮き出たイメージとは程遠くなっている。

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うっすらとグリーンの苔が生えているのさへある。

見に来てくれた知り合いはこの場になじみすぎて言われなければ作品だと思えなかったと言った。

400年もの間真鍋家の人達により大事に守られてきた家と同化できた事はうれしい。  

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第39回野草(イエツァオ)金生町教室パート14(段ボール)

2013-10-26 22:31:07 | 重要文化財真鍋家での野外教室

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事前に作ってほしいと言われていた場所には立派な花器に見事な芭蕉が一本生かっていた。

毎月一日に重要文化財真鍋家で開かれる切山昌平校塾へ行くと入ってすぐのこの場所には近くに咲く季節季節の花が潤さんにより生けられている。

今回は生かっている芭蕉も組み込むことにした。

持ってきたのは6月に伯方島方面で開いた第38回野草(イエツアオ)野外教室に持って行った黒と黄色にペインティングした段ボール。

川之江市初代市長の真鍋安次さんはこの家で育った。

この地方の紙産業の振興には力を注がれたことと思うし色は違えど2色は源平もイメージできる。

水は使わなくていい素材を選んだが軽い段ボールでは生けている素材をささへられないので白石を置いた。

切山昌平校塾は尾藤二州顕彰の意味もあり開かれている。

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二州が子どもの頃育った川之江の浜には白石が多かったようだが今は埋立されて砂浜はほとんどなく白石は貴重なものになった。

素材はススキ、ヌルデ、センダンの実。

右側に写っているのは53年の解体修理で唯一使えなかった柱。

ストロボをつかうと通常は見えずらいものも写ってしまう。

伯方島での段ボール作品  NO1  NO2 NO3 NO4

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第39回野草(イエツアオ)金生町教室パート13(親子)

2013-10-25 22:14:23 | 重要文化財真鍋家での野外教室

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対にすると安徳天皇とお母さんである徳子をイメージさせるペットボトルが手元にあった。

重要文化財真鍋家内では生花をを使っての創作は水を使ので控えようと思っていたが生けたい気持ちもある。

清里教室では4リットルの大きなペットボトルを思い思いにカットして花器に作り変えたくさんの野の花を生けていた。

妹のきんかんにもさせてあげたいが当日は時間がないと思うので事前に私が作ったものに生けてもらいきんかんが好きな場所にセットしてもらうことにした。

まずはきんかんが選んだ場所は柱の角。

ピンクの栓のボトルには紫エノコロと赤マンマ。

ブルーの栓のボトルにはコスモス。

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囲炉裏の煙で見事に黒く染まった戸板のさんに置いたボトルには穴を一つあけて安徳天皇の”安”の漢字を古代文字で書いた。

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囲炉裏の枠に置いたボトルには穴を2つあけ徳子の徳を古代文字で書いた。

はじめきんかんは明るい窓枠に2個をセットしたが逆光でうまく写らないので室内に置いてもらった。

室内で創作した他の作品は片づけたが窓枠にセットした安徳天皇親子はそのまま置いてきた。

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