一年も書いてない梵字が書けるのだろうかと不安だったがゆっくりと墨をすり書いてみると書けた。
うれしかった。
私は物覚えが悪くすぐ忘れるが体が覚えておいてくれて本当に助かる。
すぐ先日作ったベースに書き始めたが初めの作品は少し硬い感じになった。
3作目の作品は少し動いてきた。
初めは木の目を生かすことも考えて木の目に沿って書いていたがそのうち無視して書いたり木の目が隠れている紙を張った部分では大きく流れを動かしてみたりした。
梵字は長年特殊な世界で生き続けてきたがほとんどの人にはなじみがない。
私も書けるけれど読めない。
一字一字確認しながら般若心経206文字を書くのは大変な作業だ。
でもいいこともある。
縦に書いても横に書いてもわからない。
24回野草展のとき買ってくださった九霞園さんは横に書いたのを縦にし御自分の作品にして楽しんでくださっている。
対になっている特大作品を書くには数倍のエネルギーがいる。
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