野草(イエツァオ)なくらし!

文京区改め金生町で草をアートし売り、食べています

余木埼海水浴場NO2(ころろ)

2006-08-31 20:01:55 | アート・文化

石ころがすきだ。

いろんな所で拾って来た石がいっぱいある。

1999年の夏ストッパーになる石を探しに余木崎海水浴場に行ったのに何故かお地蔵さんの形や顔が浮かびあがってくる石が目に付き、拾い始めた。

拾い足りなく次の日も拾いにいった。2日間は泳ぐのを忘れていた。

宅急便で東京へ送るとき何にを作るんだろうと不安になったがとりあえず送った。

送られた石ころを眺め続けていると、ホッとしたり話かけたりできるものを作ろうと思い始め、秋野不矩の画集を何度も見て絵付けをした。

Img_0642 1999年野草展出品

「ウインクのころろ」

石に目と口が書かれていたので、少し絵付けをして、黒い流木に彫って模様を付けたのと合わせました。

Img_0645 「笹舟ゆらりのころろ」

目鼻が書けなくて顔の輪郭だけです。

32センチもある白っぽい流木を少し彫ったのに座ってもらいました。

Img_0640 「牢名主のころろ」

ちょっと横すわりして貫禄があります。

台座にはくぼみを作っているので木の実などを置いても転がりません。

やっぱり目鼻が書けなく輪郭だけです。

それぞれの名前はいろんな人が付けてくれました。

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余木崎海水浴場NO1

2006-08-30 16:09:42 | 旅行記

Img_0549 香川県との県境で愛媛県側に余木崎海水浴場があります。

小さな海水浴場ですが子供の頃より通っているので、どこで泳ぐよりここで泳ぐのがすきです。

いつも夕方行きます

誰かに連れられて行った子供の頃、昼間の太陽にあたりすぎ体が火照って寝られなっかた辛い思い出があるからです。

今年は2組のグループがバーベキュウをしていました。

泳いでいるのは私だけです。

少し泳いだ所に浮き台があります。よじ登って海岸の方を眺めると山が迫っています。

海側は開けているはずなのに3年位前に海の中に防波堤が出来たのです。

瀬戸内海を見渡すには又その防波堤まで泳いでいかなければ見えません。

防波堤が無い頃は夕日が沈み始め海にキラキラ輝く夕日の道が出来るとそれに向かって泳いでいくのが楽しみでしたが、今は出来ません。

海岸から伸びている防波堤の先で、バベキユーグループの中学生位の男の子達が遊んでいたのがいなくなったので、そこにはタバコニナと言われる貝が採れれるので行ったところ採れなく、潜ってしか取れないムール貝が転がっていました。

すぐ先の香川県側の磯でイシダタミ貝が取れます。

式根島の青池でも取れますが貝のみに砂が入っていて食べづらいのですが、ここの貝には入っていません。

陽が入り、ツルツル滑る磯で打ち寄せる波と戯れながら、いくらでも取れるイシダタミ貝を採る時間は夢のようです。

ザルに入っている貝類はイシダタミ貝、タバコニナ、とあと一種。

白いお皿にはムール貝です。

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花を生ける教室NO7

2006-08-29 19:39:37 | アート・文化

Img_0648 はこべさんの作品ですが部分です。

昨日荒川河川敷へ行きました。

一週間前に行ったときは感じなかったのにふと秋を感じました。

植物は急激に変わることは無いので日差しが変わったんだなと思いながら秋の花を採集してきました。

前面の黄色の花はキクイモです。

はこべさんは直角に咲くタカサゴユリを意識して生けたと言っていました。

その上の辺りに生かっているのがオオケタデです。

Img_0627 さくらさんの作品ですが部分です。

秋を感じてくると白いペパーミントの花がカカシにみえてきました。

隣のキンエノコロも元気で嬉しそうです。

Img_0527 よもぎさんの作品ですが部分です。

黒い実をつけた茶色の葉はルイヨウノボタンです。

清里の背の高い落葉樹の林の下で一番初めに黄色く色ずく葉です。

秋を感じ始めると清里野外教室もまじかだと身が引き締まります。。

  26回清里野外教室

  平成18年9月8(金)~10(日)開催

17年24回教室より往復鈍行列車で楽しみながら行けるようになりました。

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タカサゴユリを生ける

2006-08-28 18:44:46 | アート・文化

Img_0607 金砂湖に架かる赤い橋を右へ走り富郷キャンプ場へいく途中の野原にタカサゴユリがイッパイ咲いていました。

鉄砲ユリを小型にした花で花びらの外側に紫色の線が出るのも特徴です。

さくらさんの花材に用意していたら、見るなり「ユリの匂いが嫌い」と言いました。

匂いの気にならない私は気が付かなかったのですが、タカサゴユリには鉄砲ユリの様な匂いはないのです。

姿、形がそっくりなので反射的に言った言葉でしょうが、匂いの無い事をきずかせてくれました。

さくらさんありがとう。

タカサゴユリは持ち帰るのが難しい花ですが花材に数本持ち帰ります。シダは杉林の下で採集しました。

Img_0614 この花器は2000年縄文土器をイメージしてつくりました。

小さい口を一個余分に付けたのですが、向ける方向を決めるのに迷った事を思い出しました。

Img_0631 石にペインテングしブローチとペンダントトップをつくりました。

1992年の野草展に出品したものだと思います。

その年はアボリジナルアートを意識しての作品作りをした年なのでペインテングした模様を見れば分かります。

その年の夏、富郷でキャンプした時拾った石で作りました。

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走りたい道国道319号を通て金田へ

2006-08-27 20:11:51 | インポート

Img_0575 金砂湖にかかる赤い橋を渡り右へ行くと富郷キャンプ場で、左へ行く国道319号を走り市道を通り堀切峠を越えて金田の町へ出るコースが走りたい道だ。

歩きたい道は歩け、座りたい場所に座れ、小雨の降る中を走りながら、迷ったが橋を渡らないで319号線に入った。

Img_0584 もう何日も雨が降ってないと言うのに道路沿いのセメントで固めた斜面にはみずみずしい苔がびっしり生えていた。

金砂湖沿いの道で今年は湖の水が多いからかな?。。などと思いながら走っているうち、濡れた服も乾いてきた。

Img_0561 この写真は金砂湖の遊歩道から撮ったもので、送電線が通っている所を走っていることになる。

国道といっても殆どすれ違う車も無い緑の中を時々ノリウツギやクサギの花が咲いているのを目で追いながらしばらく走っていると人家が現れる。

大きな廃屋や人の住んでいそうな家、別荘風な建物もあるが人の気配はない。

Img_0585 何箇所かバイクを止めてゆっくりしたい場所があったが、もう湖が見えなくなりそうな小さな石橋の上で、お茶を飲んだ。

途中分かれ道があった。地図で見れば一目瞭然で想像もわかないが、山道を走っていると、この又奥にどんな人里があるのかと行ってみたくなる。

湖も見えなくなりしばらく走ると65番札所の奥の院の下の道にでる。

子供の頃はもっと下に道があり、奥の院に行くには長い階段を登った。

ここからは本当に遊ぶ為によく通った道だ。

Img_0587 堀切峠を越え川之江の町が見晴らせる場所に出た時は青空も現れた。

山道なので雨に降られることを心配しながら8時出発で14時着。

「どうしても」の思いがかなえられた有り難い日でした。

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座りたい場所富郷キヤンプ場

2006-08-26 17:57:04 | 旅行記

Img_0576_1 この絶壁は富郷キヤンプ場にある戻ケ嶽です。

かなり前川之江山岳会の会員だったとき仲間がロープを使いハンマーを打ちながら岩登りするのを下の川で泳ぎながら見上げておりました。

飽きると裏道から頂上へ登り岩を登ってくる仲間を見下したりもします。

戻ケ嶽の下の流れはゆるやかで、休んだり飛び込んだりするのに丁度良い岩があります。

Img_0578 この道を行くと今は閉山されている別子銅山跡へ続きます。

この流れと戻ケ嶽が望める場所で、ここ数年夏の帰省の時はシッカリしたセメントで作られたベンチに座りながら水と緑がもたらす夏の心地よい涼しさを楽しみます。

高校生の頃仲間数人と「川原で焼き芋をしよう」と来た事があります。

焼き芋の味は忘れましたが杉林の下で赤い冬イチゴがなっていて、摘みながらイッパイ食べた思いでは忘れられません。

同じ時期数回行きましたが冬イチゴに出会うことはありませんでした。

今はリッパなキヤンプ場になっていますが、それ以前の話です。

Img_0579 この川を渡る幅50センチぐらいの石橋の上から写しました。

キヤンプ場には誰もいなかったので、石橋の真ん中で腰掛、足をブラブラさせながら流れや不安定ながら安定している石と仲間になった気分でしばらくたのしみました。

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歩きたい場所金砂湖遊歩道

2006-08-25 16:08:12 | 旅行記

Img_0558 東京へ帰る日は台風の影響で、今にも雨が降りそうな曇り空でした。

この場所へはミニバイクで20分程走れば来られます。

海にも山にも近くいつも煙突に煙たなびく製紙の町です。

どうしても歩きたい場所、座りたい場所、バイクで走りたい場所が有るので、雨が降り出せばひき帰そうと思って出かけました。

Img_0573 このトンネルが歩きたい場所である金砂湖遊歩道の入り口です。

長さは100メートル位で大人が歩いて通れる高さです。

Img_0572_1 右側に金砂湖を眺めながらですが、落葉樹に覆われていたり、竹林に覆われていたり、見晴らしがよかったりと変化にとんでいます。

左側はツタ、苔、木々の生え茂る絶壁です。

倒木が有ったり、きのこが生えていた時もありましたが足に優しいホカホカした道です。

Img_0560 雨も降る事はなく低くたなびく雲は神秘的で、思わず足が止まります。

今回で5回目になりますが、行きかう人にあった事は有りません。

一度、人家が建っていたであろう石垣や井戸のある場所で家族がくつろいだ感じで竹を切っているところに出くわしました。

昔ここに住んでいて立ち退いて行った家族でした。

何もかも浄化してしまったような風景の中にも色んな出来ごとかありますが、我を忘れて一時間ほどあるき、折り返し地点の赤い釣り橋の上でゆっくりと熱いお茶をいただきました。

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蔦島で採集

2006-08-24 16:25:44 | 植物

Img_0546 生えている状態で乾いたキクラゲです。今年は式根島でも東京でも採集しました。

下の方のキクラゲに茶色の綿状のものが垂れ下がっています。

持ち帰り取り除いたところ、小さい黒い虫と幼虫の棲家になっていました。

式根島で採集したキクラゲにもでんでん虫とかあと3~4種類の虫がでてきました。

どうした事か虫達の棲家になってはいても、食べられた跡はないのです。

キクラゲは「木耳」と書き耳の形ににています。

無味無臭ですが歯ざわりがよく色んな料理に使えますし、血液浄化作用があり高血圧等に良いそうです。この状態のまま雨が降ると水分を吸って、又もとのプルンプルンの状態に戻るのかと思うと、生死の境はどこだろうと思ったりします。

Img_0550 ツルナです。浜ジシャとも言い、色んな浜辺でよく見かけます。

アクがなく量感的で煮物、和えもの、炒め物と色々使えるのに、普通に売られてないのが不思議です。通信販売では見かけます。

式根島野外教室では、アシタバの葉などと共に、大きめの葉を採集して、チーズや湯で卵を包んでたべます。

薬効もあり胃潰瘍等に良いそうです。

Img_0551オカ ヒジキです。

波打ちぎわに近い所で採集しました。

太陽の光をイッパイ受け、触ると痛い感じだったので、先の方だけを摘んできたのですが、よく茹でないと硬さが残ります。

味はあまり無いのですが、歯ごたえと色がいいので色んな料理に合うと思います。

針状なので小さく切るのは簡単なのでチヤーハンなんかに使うとキレイな緑色が入ったのが出来るかな?と思いました。

薬効として血圧を下げる作用もあるそうです。

野草の料理は余裕と素材に愛情を持って臨まないと美味しくは出来ません。

巡り合った喜び、採集する喜び、料理する喜び、味合う喜び買った食材には無い物がイッパイ有ります。

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花を生ける教室NO6

2006-08-23 17:57:23 | アート・文化

Img_0617_1 こでまりさんの作品です。

8月21日のブログ「蔦島で遊ぶ」でのウバメガシと赤松の生える山道の写真を見てイメージし生けたそうです。

ヤマシダと実が4ツ付いてるイヌビワのところが低く右側は海。左側は高く絶壁。

8月3日のブログの作品もそうですが、物語を作り、集中して花と戯れています。

常緑樹のウバメガシや赤松を小花が多い花材で表現するのは難しいと思うのですが、彼女が表現しょうと思えば出来ます。

私は出来上がった作品を見て感心したり驚いたりしています。

ガーベラは歩いている人だそうです。

Img_0596_1 よもぎさんの作品ですが部分です。

右側の白い花はタカサゴユリで外来植物です。鉄砲ユリを一回り小さくした感じです。崖や野原にとかなり見かけるようになりました。

左側の踊っているような実はイヌビワです。一度ジャムにしたいのですが今のところ赤紫に熟れた実を食べるだけです。

上方で面白い動きをしているのは、外来植物のヤナギハナガサです。

荒川河川敷きでの採集ですが、外で咲いている時は紫の小花がとても可愛いのに、採集して水上げしても花は咲いてくれません。

動きと風情を楽しむだけです。

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蔦島で拾った貝でつくる

2006-08-22 17:50:34 | アート・文化

Img_0599 2005年野草展出品の作品です。

24回清里野外教室の時持ち帰ったヤエカワカンバの枝と、数年前蔦島で拾った貝を合わせたくて作りました。

貝は9センチもあり、内側の紫の模様と合う素材を何年も待つていたのですが、やっと合う枝が出現しました。

ヤエカワカンバとは名のとうり、大木になると幾重にも重なった皮に覆われます。

この枝は若い枝です。

Img_0598

2本の枝と貝を合わせ、 3ケ所にマグネットが付く様に鉄板ないしは鉄線を取り付け、棚状の貝の上方には長い物がさせる様に、アルミ線を形作り取り付けました。

マグネットをくっ付けたり、貝に水をいれ花を挿したり、枝と枝との空間になにかを飾りひとつのオブジェに作り変えたりと楽しめます。

Img_0603 飾ってみました。

一番上のマグネットは三宅島で拾って来た貝に柿渋を塗りペインテイングしたもの。次は真っ黒で珍しい形をしたツノゴマの実のマグネット。下はスズカケの実のマグネット。

貝にはアルミ線を使い、長い柄のあやめの実にペインテングしたのをさしました。

一年中ことあるごとに採集したり頂いたりしたものを集めておくと、思わぬものが作りだせます。

ありがたい事です。

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蔦島遊び

2006-08-21 20:14:13 | 旅行記

Img_0547 毎年夏帰省すると蔦島にいく。ミニバイクに乗り一時間で船着場につく。

出発は晴天の一時。

ギラギラの太陽を浴びながらだが、左側が海、右側が山が殆どなので気にならない。

二時に連絡船にのるがすぐつく。

最終の連絡船が四時四十五分。

周囲4キロの小さな島だけど遊ぶ時間は少ないと思いながらいつものコースへ。

去年は引き潮で普通は現れない砂浜まで現れて色んな貝殻を拾えたが、ことしは満ち潮で少しだけの収穫だった。

夏の蔦島は海水浴の人が殆どで山道に入ると人に出会ったことがない。

Img_0545 写真の左がウバメガシ、右後ろが赤松と観光地なのに自然に生えた植物ばかりで、小さくて可愛い実のつく珍しいタイミンタチバナやヒトツバの群生なども見られる。

潮風を感じ、今が盛りの木々の香りを嗅ぎながらの真夏の真昼の散歩は心地良い。

Img_0544_3 見晴らしの良い所には凝った作りの東屋がある。

本当にやさしく穏やかな瀬戸の海と空を眺めながらいつももっとゆっくりしたいのにと思いながら後にする。

桃太郎石や天狗神社の石と自然石も大事にされているし神社も多い。

もう何年も通っているがいつも変わらない。帰るときは又来ようと思う。

一度友達と来た時連絡船の最終便を知らなくて取り残された。どうして帰ったか覚えていない。

一月に来た時は連絡船が通ってなくてガッカリした。

本当に色んな思い出の島だ。

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焼き物の土を作る

2006-08-20 18:58:33 | アート・文化

Img_0552 こぶしの大木の逞しい根です。下の空洞は2004年の台風の時できたものです。大雨になると人間が作った道は大水の通り道になります。

凄い勢いでながれる水は新しい谷もつくります。

Img_0554 そのすぐしたに有るこれも逞しい根の山桜の大木です。

こぶしは真下が大水の通り道になりながらも横に張った根で山を支えました。

すぐしたの山桜も出ている根も逞しいのですが土の中の根はもっと凄いのでしょう。ここまでは以前のままですが、すぐ下は土が崩れ新しい谷になりました。

2005年一月この谷で焼き物に使える土を見つけ、備前の土と混ぜて焼き物を楽しんでいます。

「人間万事塞翁が馬」とはよく言ったものです。

芽吹きも花も紅葉もきれいでやさしげなこの二本の落葉樹の強くて逞しいのに驚くと共に、この上に生える杉類の大木が簡単に倒れ、正月のお稽古に使う南天の木を覆い、その年は実がつかず使えなかったのを思い出しました。

Img_0537 新しく出来た谷より採集してきた土を水で溶かし、ザルでゴミを取り除いた後.天日で乾かして、良い柔らかさになったところです。

黒い土ですが焼き上がりは白っぽく、砂も混じっているのでサクサクとして粘りがなく、形作るのが難しいので、備前の土を作る物により混ぜて使いいます。

少しの土を作るのに大変な時間と労力がかかりますが、土とこういう関わりを持つのが好きです。

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柿渋作り

2006-08-19 18:25:12 | 植物

Img_0534_1 2002年よりお盆の帰省の時は殆ど柿渋を作る。この西条柿が材料だ。

柿には.なり年とならない年があり去年はこんな大木にも数えるほどしか実は付いてなかった。

一昨年もすくなかったので小川の中から生えている渋柿を足して作ったので、そのつもりで行ったら、一昨年の秋の台風の為木はなくなっていてつくれなかった。

子供の頃「渋抜きした西条柿は日本一美味しいんだ。」と父に言われながら育った。

幸せな育ちだと思うが、大人になると日本一美味しい柿は方々に有った。

柿渋を作りたくなり少ない資料を調べていたら

プラステックが普及するまではかなり身近な物だったらしい。私も渋団扇はしっている。

かまど生活では必需品だった。

金沢県生まれの知り合いは、紙に幾度も柿渋を塗ったのを虫よけとして夏、敷物にしていた話や、籠にイッパイ渋柿を入れたのを荷車にのせ漁師町に売りにいくのに付いていったお婆さんさんの話なども聞いた。

魚網も柿渋で補強して使ったらしい。

友禅染めの型紙や、お酒の漉しフクロとして使われたのは有名な話だ。

和菓子家のよもぎさんは和菓子の型紙にも使うと教えてくれたし、こでまりさんは子供の頃、擦り傷に柿渋の澱を友達のお母さんにぬってもらった話を聞かせてくれた。

Img_0533 柿渋の作り方だが、へたを取り

4等分してひたひたの水に浸して一晩置きミキサーにかけ布でこす。

こしたかすを再度水に浸し2~3日置き2番液を採る。手で絞るだけでは絞りきってない気がするが今のところ良い考えは無い。

柿渋を作りたいとの思いもあるが、年に一度柿とこんな関わりを持つ事が私にとっての幸せだ。

力も時間もとてもかかる。

ペットボトルに2本送ってきたのが手元に有るが、数ヶ月毎日溜まったガスをセンを抜いて外にだす仕事もある。

出来上がった柿渋で布や糸を染めたり木や貝に塗て色やつやを出すのは本当に楽しい。

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ゴウヤの花のお酒

2006-08-10 13:20:30 | 植物

Img_0474 黄色い花はゴウヤの花で、液体は焼酎です。下の方で半透明になっているのは数日前の花です。

ゴウヤを鉢に植え始めて三年目Img_0475 、やっと雄花の利用方法を思いつきました。

去年までは朝咲いている花をチラと見るだけだったのですが、一日花でもあるので、朝咲いているのを

毎日ちぎって香りをかいで焼酎に漬けることにしたのです。

起きるとすぐ小さい実が付いて花が咲いている雌花を残して数えながら花をちぎるのがとても楽しい一日の始まりになりました。

日記にも漬けた花の数を記録しています。去年までどうしてこんなに楽しい事が思いつかなかったのかと思います。年を重ねるって得?損?・・・

Img_0476 黄色だけだとさびしいので赤。

野いちごには色んな色の物がありますが、なわしろイチゴの赤は澄んだ赤です。7月9日と11日のブログで紹介したように花材としてはとても良いのですが、種が大きく食感がいまいちです。

それで焼酎につけました。色のきれいなうちに飲むつもりです。

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11日~17日まで夏休みです。

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父の夏袴を解いて作ったパンツ

2006-08-09 16:49:20 | アート・文化

Img_0402 このパンツは父の絹の夏袴を解いて作りました。

袴の芯に使っていた新聞の日付けは、昭和14年7月27日毎日新聞夕刊です。

黄ばんだ新聞の切れ切れの部分をつなぐと50センチ四方の広さですが、殆どは生々しい戦争報道です。

父母は17年3月7日に結婚しました。

誰の誕生日でもないのに3月7日になるとご馳走が並ぶので忘れられない日です。

冬帰省した時に解いて持ち帰りました。

着物幅の布8枚と紐等長方形の布で作られていて、4枚の布でパンツは作れました。

仕方がない事ですがパンツを裁つ時、残り布が長方形でないのがザンネンです。

着物でも袴でも日本の衣類の布を無駄にしないデザインには本当に感心させられます。

布も戦時中にも関わらず、グレーには見えますが、一色でなく、軽やかで光沢があり、透かしの入った微妙な織りです。

いい布は何時までも、触ったり眺めたりしていたい気持ちになります。

Img_0406 チョット載せて見たくなった苔玉のアイビーとお皿です。

お皿は大きな焼き物のかけらが海の中で砂と波で程よく角が取れた物で、受け皿になるようセメントで足をつけています。

瀬戸内海の海岸で拾った物です。

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