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11月20日(日)~12月4日(日)まで開く第33回野草(イエツァオ)展まで1か月をきったが毎回制作するタペストリー作りがはかどらない。
とりかかって10日は過ぎた。
今回のテーマは無人島漂流。
拾いためている流木を使うことはまず決まった。
流木で断崖絶壁の火山島、伊豆の鳥島を形作り布を裂いたのを編みつなげることにしたにした。
布を編む状態にするのに時間がかかるしつなげるために編みながら夕焼けの海と朝焼けの海を表現したいのでいろんな色が必要だ。
布状態なら切ったり裂いたりすればいいが服などの色が必要な場合解くことから始めることになる。
それでもやっとめどがついたがまだ数日かかりそうだ。
DM作りはタペストリーが出来上がってになるのでいつもより遅れるが仕方がない。
それなのに今日図書館で開かれる”手漉きの技と紙産業”のテーマで手漉き和紙生産者の宇田秀行さんを迎えての座談会に参加した。
私は手漉き和紙を作る家に育った。
懐かしい話を聞けたうえ宇田さんは父を知っていた。
父は画仙紙を作っていたが製品には”作唯”と”コスモス”の判を押し出荷していた。
父が廃業した後その製品がないかと宇田さんのところへきた人がいたそうだ。
自信を持ち判を押して出荷した製品を気に入ってくれた人がいる事は生産者冥利に尽きることだ。
うれしい話が聞けた。
父も試行錯誤しながら画仙紙を作っていた。
画廊の名前は”ギャラリー作唯”にしている。
忙しいなかの2時間だったが制作に弾みはついた。
第33回野草(イエツァオ)展
日時 11月20日(日)~12月4日(日) 10時~18時まで
場所 ギャラリー作唯 四国中央市金生町下分742
電話 0896-72-6808
テーマは ”無人島漂流”