ほんの一瞬の新緑の美しさを広島で迎えられた。
広島城近くの梢の写真だ。
立派な広島城は原爆で倒壊したのを再現したものだ。
中は資料館になっている。
近くに住んでいるような子供ずれの夫婦に”お城以外で見るところがありますか?”と聞いたら”再現された二の丸がいいですよ”と教えられたので行ってみた。
木がたっぷりと使われ立派に再現されているが教えられなければ見過ごしていただろう。
地元の人に聞くといい情報が得られる。
平城だが天守閣からは広島市内が一望できる。
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広島平和記念資料館で原爆投下後の市内の写真を見て東北大地震が重なった。
一面ガレキの山・・
2号線より平和通りに入ったとき広さと新緑の美しさに感激した。
平和公園でも広さと新緑の美しさに感激しつつ大勢の小学生たちが木陰でお弁当を食べる平和そのものの風景に見入った。
”原爆の灯”だが上野公園にもあった。
この灯がともっていたのかと懐かしく思い出した。
広島平和資料館では大勢の子供たちが見学していたが広島は子供のころ原爆の写真集を見て以来あまりの惨さに行きたくない場所になっていた。
年も重ね一度訪ねなければいけない場所だと思い始めて来たが美しい都市になっていた。
歴史もある都市だが広島は原爆投下から始まったとの印象を受けた。
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伯方島中心の第34回野外教室の下調べを終え広島県観光へは大三島の盛港よりフェリーで忠海港へ渡る。
30分前に着き切符売り場も営業してなかったので海岸線を走ったらきれいな砂浜が現れた。
広島県が遠望できる。
フェリーより盛港を写した。
途中大久野島に寄航するが車は下船できない。
かなり前毒ガスの島として有名だったころ行ったことがあるが今はウサギがすむ観光の島になっている。
周囲4.3キロで竹原市より3キロ沖合いにある。
広島県側の忠海に渡ってしばらくは島で走っているような風景が続くが海岸が白いので近づくとカキ殻だった。
広島県に来たのを実感。
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しまなみ街道にある伯方島を拠点に開く野外教室なのでやっぱし島から島へかかる大橋を歩いての作品作りはしたい。
今のところ多々羅大橋がベストだと思っている。
本州と四国を結ぶ橋は3本あるが歩いたり自転車で通過できるのはしまなみ街道だけだ。
1.4キロほどの橋の上を歩きながらの即興の作品作りになるが気象条件や持ち込んだ素材により思わぬ作品が出来上がる。
多々羅大橋ふもとにある展望台だがヨシノザクラが終わり八重桜が満開だった。
橋のたもとでは小公園や東屋が設置されている。
来島海峡大橋のたもとにある東屋へ急な大雨のため逃げ込んだ人達だが意外と年配の人が多かった。
海を見下ろしながらのサイクリングもいいだろう。
多々羅大橋ふもとの道の駅近くに温泉がある。 以前行ったときは観光客でごった返していたが今回は地元の人たちがゆったりと楽しんでいていい雰囲気だった。 野外教室参加者募集 日時 5月21日(土)~5月23日(日月) 場所 伯方島 鵜島 多々羅大橋 電話 0896-72-6808 まで
鶏小島キャンプ場より急な階段を下りた海岸は引き潮だった。
満潮時には遠方に見える小島の黒い部分まで海になるので干潮時とは風景がかなり変わる。
干潮だと伯方大島大橋が見える場所まで歩いていける。
野外教室本番では潮の具合でスケジュールが変わる可能性がある。
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この時期鵜島では道端を歩いていてもワラビがたくさん採れる。
ついつい目に付くと採りたくなる。
たくさんとって宿へのお土産にしたら早速天ぷらになって夕食の膳に上がってきた。
そのまま揚げたそうだがあくはなかった。
朝食には重曹で湯がかれたきれいな色のワラビが出た。
女将をはじめスタッフの人たちは野外教室に興味を持ってくれとても好意的に接してくれるのがとてもうれしい。
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今回も鵜島をメインの作業場にする。
去年はバイクでの下調べだったが今回は歩いての下調べにした。
集落が見える場所からは同じ島内かと思えるように伯方島の集落も見える。
去年はそんな思いを作品にした。
目をひく芽吹き前の林があった。
一ヶ月後はどんな姿になっているのだろうと思いながらふと下を見ると放棄されたみかんの木がこんもりとツルに覆われていた。
引き潮だと海草も現れるので素材が増える。
第32回野外教室のとき食べごろだった草イチゴが白い花を咲かせていた。
去年のように野外教室本番に赤い実がなってくれることを祈る。
今回も今咲き誇る草たちにめぐり合ったが一ヵ月後の本番ではどんなめぐりあいがあるのかとても楽しみだ。
去年フェリーを待つ間に小船をつないでいるロープで作品を作った。
それらしき船が2人の女性を乗せて沖にゆっくりと向かうのを見かけた。
第34回野草野外教室参加者募集
日時 5月21日(土)~23日(月)
場所 伯方島 鵜島 多々羅大橋
電話 0896-72-6808
現地調達の自然物を素材に自然を借景にした造形教室。
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幻のカンピザクラ発見場所を整備していたらツルやシダに覆われながらも常緑で濃い緑が目立つキャラボク発見。
野生でなく植えられたもののようだ。
上の段に植わっていたのが倒れた状態で育っているので下の段より簡単にいい枝が採集できる。
シダやツルを取り除き幹に陽が当たれば葉も茂ってくるだろう。
濃いピンクのカンピザクラが咲く近くで濃い緑のキャラボクが形良く茂っている風景を想像するとうれしくなる。
山小屋整備をしていると次々と仕事ができるが明日から5月21日~23日(月)で開く第34回伯方島野外教室の下調べに伯方島へ行きその足で広島の原爆ドーム、美術館、世界遺産の宮島へ行ってくる。
帰省していた横浜の幼馴染は数年広島に住んでいて”原爆ドームは一度は見ておくべきだし島全域が聖域の宮島はすばらしい場所でいい旅になるだろう”といってくれた。
東京ではクラフト展(イエツァオグループによる)を2月の末より三月の初めにかけて開き5月に野外教室を開いていたが金生町ではクラフト展(イエツァオグループによる)を3月の末より4月のはじめに開き同じく5月に野外教室を開くので間の期間が短いため気持ちの切り替えがうまくいかなくて不安だったがいいときに幼馴染が後押しをしてくれた。
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先日の切山花見ハイキングでは愛宕山のヤマザクラはほとんど咲いてなかった。
去年一昨年と見事なヨシノザクラを見ているので再度行くつもりにしていたら横浜に住む幼馴染が帰ってきた。
あまりのりきでない彼女を連れて行った。
彼女は18歳でふるさとを後にしているので切山のイメージは山深い場所だと思っていてたらしく愛宕山から一望できる四国中央市と瀬戸内海に感激してくれた。
特にまじかに見下ろせる瀬戸内海には驚いたようだ。
身内のものにも見せたいと言う。
ほんの近くに住んでいる人でも切山の自然のすばらしさを知る人は少ない。
愛宕山にはヤマザクラの大木が多い。
あいにく灰色の曇り空で青空をバックならもっと華やかなのにと思うが幼馴染は喜んでくれた。
風に逆らうことなく育った木もあった。
遠望するとこんなにヤマザクラ多いのかと思う。
私は彼女に切山のヤマザクラはじめすばらしい風景を見てほしかった。
彼女は感激して大事な人に見せたいと思い始めているようだ。
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タシッポが芽吹き始めた。
塩漬けが一般的だが塩抜きが面倒なので干したが失敗だった。
水で戻しても風味も味もない。
今年は塩を使ってタシッポに挑戦するつもりでまずは皮をむぎ塩をしてしんなりさせたのを水洗いして納豆と和えて見た。
色もきれいだし歯ざわりもしゃきしゃきしたのが納豆とよくあう。
もう少ししてたくさん採れはじめるといろいろと料理方法を考えてみよう。
小さなことだけどやりたいことができると元気がでる。
やらねばならぬことだってあれば元気が出る。
先日東北の大震災のことを”再建という大きな希望が残った”との見出しでエッセーがあった。
一瞬被災にあってない人が言えることかと思ったが今はまったくそのとおりだと思っている。
被災地のことを考えて自制ムードで暗くなっているが天災という人間の力ではどうにもならないことが起こったのだから次は再建に向かうしかない。
私は再建という希望は持てなかったが元気を出して第34回野草(イエツァオ)野外教室実行を目指してまずは伯方島と広島へ行こう。
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