お届けに

展覧会期間中、お客様が居られないときは本を読む。

今回は昭和51年発行の日本文学全集井伏鱒二。

字が小さくページが2段で24行もある。

見ただけでひるんだが読み始めると面白い。

戦争前後が舞台なので電話もあまり普及していない時代だ。

民俗学の本を読んだばかしだったので生きた民俗学の本を読んでいるようだ。

いつも買っていただいた作品をお届けし、美術品を見せていただくお客様がいらっしやったので井伏鱒二の本の話をした。

屋根の上のサワンの定本を持っているそうだ。

表紙が革製の豪華本。

300部発行で244。

吉岡堅二の版画付。

今回は今までの美術品とは違った楽しいものを拝見させていただいた。

古本屋で買ったサイン帳。

6月にやなせたかしミュージアムへ行ったがやなせたかしのサイン。

大活字本シリーズの井伏鱒二の多甚古村。

300ページもありそうなぶ厚い本だが日本文学全集では65ページだ。

書いている名前は読めなかったが好きになった人と書いてあるので都はるみだ。

同じく読めなかったがカスバの女が読めたので藤圭子だろう。

芸能人のサインは読めない字で書くようだ。

おもしろい石類。

身近におくといいことがあるように説明文では書かれていた。

特徴のない石3個だが・・。

右2個は化石。

羅針盤の名前は知っていたが見たことがない。

揺れる船で使うのでしっかりと留め具はついていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第41回野草（イエツアオ）展NO21（番外編）

展覧会の片づけはまず会場を飾っていた植物から始める。

その中には果実酒、草茶、食材にできるものが多い。

上、ヒマラヤスギの葉、すぐ横のイヌビワの実は果実酒、すぐ下グリーンの食用ほうずきは食材。

下、左からネズミモチ、バラの実、ビワの花は果実酒。

その下菊原種は果実酒できんかんユズは食材。

その下エンジ色のムベお茶の花ニッキの実は果実酒、右白とピンクの千日紅は草茶の素材。

展覧会を開くにはかなりのエネルギーが必要だがそれに見合う様々な恩恵がある。

 

 

第41回野草（イエツアオ）展NO20（裾の始末）

メイン作品としてほぼその年のテーマをイメージしたタペストリーを創作している。

最後の仕上げは裾になる。

今回2020年,2021年、2022年、2023年、2024年とコロナ関係の作品を一堂に並べたが裾の仕上げに苦労したことをありありと思いだした。

2020年、タペストリーコロナの裾。

表情を出すため折り曲げるのが難しいナイロン製の素材を折り曲げた。

なぜそのテーマになったかの説明は毎回開催日2～3日前に急に思い立ち書く。

コロナ騒動によせて

最も近くの自然は自分の体だ。

体は自分の所有物のようで

制御できず生死はきめられない

通常それを忘れ効率よく

自分の意志で生きていると思っている

ここで本来の自然と脳が作り出した

自然が対立する

それで人はどうしたか

制御した自然を見ぬふりをした

見ぬふりをしても表れる自然が

今回のコロナ騒動ではなかったか

ウイルス騒動は古来より起こりつづけている

生まれれば死ぬ

交通事故しかり日常はリスクがつきもの

コロナコロナの息苦しさをどうにかしたい

同調圧力サベツとりあえずそれらを表現した

制御できない自然だが

おちつく場所へおちつく

 

2021年は孔雀明王をイメージした作品だがタペストリーでなく最後の仕上げでどこに苦労したかは思い出せない。

下の部分。

説明書き。

テーマ、仏教（コロナ）について

コロナ発生時は自然破壊など人間のおごりより生じたとの自戒の言葉もあった

今はワクチン接種消毒と科学一辺倒

そのはざまでコロナ差別や息苦しさと科学で解決できない問題多発

ただ生きるためだけにいきられな時代になっているのに

去年より孔雀明王さまに居ていただくことにした

野草、キノコなど常食の生活だからだ

孔雀明王さまはあらゆる毒をとりのぞいてくれる

煩悩の原因である貪瞋痴までもだ

印を切り真言をとなえるように孔雀明王さまのおられる仏教界に

コロナ禍の解決法がありそうな気がして

2022年見樹、不見林の裾。

ギブスの素材をベースにしたが重量感を出すのに苦労した。

説明書き。

見樹、不見林コロナ

マスク原理主義の男がいた

３年目に開かれた秋祭りに

幼い子供たちをつれタイコをかいた

我ら生きるためだけでは

生きられぬ

タペストリー渡海文殊の裾。

動きや量感を出すためいろん工夫する。

説明文。

慈悲の赤

清らかさの白

それがまじり

文殊さまのからし色

三いろをえがきながら

そうさく

2024年タペストリーグレーの裾

ヤエコが残してくれた着物地でタペストリーの支えになる4本のロープを飾ったがすべて違った動きにした。

説明書き。

グレー（共生）に到る

1920年スペインカゼの頃ヤエコ生まれる

2020年ヤエコ養護施設へ入所

　　　　ちまたは息ぐるしく面会は窓ごしの事もあり

2024年コロナ　ヤエコ　去る

　　　　その間創作テーマはコロナ禍

　　　　５作目のテーマはぐれー（共生）に到る

人類はウイルスなどの力をかり生きつづけられた

　　　　コロナなくして人類なし　ヤエコなくしてワタシなし

　　　　やっとコロナより開放されそうだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第41回野草（イエツアオ）展NO19（花壇の植物）

ギャラリー作唯の前面。

右のユズに黄色い実がついてくれれば紅葉のズイナとともに華やかになるが今年はついてくれなかった。

紅葉の枝は水揚げが悪いがズイナはよく揚がる。

会場を飾る花として活躍してくれた。

サイド。

ミニバラだが今の時期小さくてもよく目立つ。

ツワブキの黄色い花。

前に茂っていたシモツケが枯れ、日当たりがよくなり嬉しそうに咲いた。

屋根を超えてしまったベニバナトキワマンサク。

３月に開く予定のクラフト展（イエツアオグループによる）のころ花が咲けば濃いピンク色の木になるだろう。

　　　　　　　　　

第41回野草（イエツアオ）展NO18（コラボベストなど）

通常の野草（イエツアオ）展だと3月のクラフト展（イエツアオグループによる）での新作コラボベストは入り口から入ると正面に展示するが今回は反対側に展示。

糸部分を妹のきんかん、布とデザインを私が受け持ってのコラボベスト蝶々NO３。

コラボベスト蝶々NO２。

NO１は天井の花の下に展示。

左2021年仏教コロナの時の作品。

右は今回のテーマのグレーにちなみ展示。

左2022年オミクロン株が広がったときのコラボベスト。

同じくオミクロン株をイメージしての

コロナクッション。

 

左敷物もコロナウイルスをイメージして創作。

極小の大自然と称するコロナ椅子。

タイヤに海は広いな大きいな月が沈むし日が昇る。

の壮大な自然を歌う童謡歌詞を古代文字で書きシュロを使っ座にはコロナウイルスをイメージした刺繍を施した。

コロナ禍が始まっての5年間でいろんな作品が生まれた。

 

 

 

 

第41回野草（イエツアオ）展NO17（会場の小さな花たち）

玄関に近い場所で定位置になっている。

ギャラリー作唯で開き始め、16年目小さな花たちを飾る位置はほぼ決まってきた。

濃いピンクや白のセンニチソウ、えんじ色のエビソウ、オレンジ色のマリーゴールド、黄色いアワコガネギクは畑、バラの実は山道で。

採集場所も決まってきた。

この場所も定位置。

この場所も定位置。

左の薄紫のツリガネニンジン、右側の小さな紫の花ヤマハッカ、シソ科の実白いシロバナナガミワレモコウは池の土手、黒い実が付く赤い苞はゴンズイで山道採集。

この場所は時々。

焼き物の子どもには山道採集のネズミモチと山小屋で咲く黄いろい小菊、紅葉の葉はギャラリー作の花壇の紅葉したズイナ、道端のバラの実。

祈りちゃんには畑のきんかん、池の土手のシロバナナガミワレモコウ。

祈りちゃんにはアワコガネギクとコスモス。

暑さが続いたせいか今回コスモスが活躍してくれた。

展覧会中ごろになりやっと流木オブジェにお花を生けることができた。

山小屋で咲き始めたピンクのサザンカと畑のアワコガネギク。

期間中3度ほど生けかえる。

 

　　　　　　　　　　　　

 

 

 

第41回野草（イエツアオ）展NO16（シュロを縫いこんだ花器や箱花器に）

３月に開いたクラフト展（イエツアオグループによる）に出品のシュロの葉を縫いこんだ花器がドライフラワーのベースになった。

どんな使い方ができるのか楽しみだったのでうれしい。

黒がベースのタペストリーコロナの下なので花アロエの黒い実に黒い実が残るニラ、ムラサキシキブのドライフラワーを生ける。

シュロの葉を縫いこんだバスケットを反対にし、下にオトシを置きムベの葉、きんかんピンクオギザリス、茎をつけ水揚げしたニガウリ。

暖かかったので畑のニガウリは葉が茂り可愛い黄色い花が咲き続けていた中にまだ実がなっていた。

ニガウリも食用ほおずきに続き新花材。

華やかな色合いの箱花器を創作したが生花を生ける気持ちにならなかった。

華やかに咲くコスモスを生けたが悪くはないと思った。

白いサザンカの花と。

地味なお茶の花を生けても悪くはない。

モロヘイヤの実と。

新しい使い方を見つけられるのも展覧会の楽しみだ

　　　　　　　　　　　

第41回野草（イエツアオ）展NO15（足指開きなど）

足指開きを以前作っていたが一度展示しただけで忘れていた。

今は妹のきんかんともども整体に興味がわきその足指開きを使っている。

なんだか体にいいような気分だ。

そんな思いが伝わるのか完売。

そのうえながめているともっといろんな色使いで作りたくなった。

同じく以前布創作の指が出る筒手袋を展示した。

シャレていると買ってくれたのは92歳の男性。

早速使ってくれた。

大きな創作のエネルギーをいただいた。

 

 

 

 

第41回野草（イエツアオ）展NO14（ツノスカーフ）

ツノスカーフコーナー。

浴衣地だと思わなかったと言ったお客様がいたがどんな布に見えたか聞くのを忘れた。

聴けばよかった。

紺地は華やかな色とも合う。

とんがった裾のツノスカーフなので丸いクルミの実に梵字を書いたペンダントを飾る。

紐はすべて手編み。

ツノスカーフNO1，2　NO3，4，5。

 

　　　　　　　　　　　野草（イエツアオ）展

日時　　　11月24日（日）～12月8日（日）

場所　　　ギャラリー作唯

住所　　　四国中央市金生町下分742－1

電話　　　0896－72－6808

テーマ　　コロナNO５グレー

 

 

 

第41回野草（イエツアオ）展NO13（山小屋へ）

山小屋におられることになっている孔雀明王サマ、文殊菩薩サマ、セツ子さん、セイザエモンサン、ヤエコに第41回野草（イエツアオ）展が無事開くことができたお礼と会場の花材補給のため山小屋へ行った。

来るのは10日目になるがモミジの紅葉が華やかになっていた。

屋上から少ししか見えないのが残念。

手前が白サザンカでほぼ花は終わっているが真ん中あたりに写るピンクのサザンカが咲き始めた。

今会場には白サザンカを生けているが次にピンクサザンカを生ける。

野生の菊に白とピンクのサザンカ。

紅葉モミジは水揚げが悪いので花材にはしない。

枝の動きは面白いがみずあげのわるいイヌホウズキ。

会場を10時より開く前に行った。

　　　　　　　　　　　第41回野草（イエツアオ）展

日時　　　11月24日（日）～12月8日（日）

場所　　　ギャラリー作唯

住所　　　四国中央市金生町下分742－1

電話　　　0896－72－6808

テーマ　　コロナNO５グレー

 

 

 

 

第41回野草（イエツアオ）展NO12 (タペストリー渡海文殊

2023年タペストリー渡海文殊。

この年は高知、竹林寺の文殊菩薩御開帳で記念の写経に参加することになった。

タペストリー孔雀明王創作につき仏教が身近になったこともあり創作。

”坊さんかんざし買うを見た”の歌詞の坊さんは余生を四国中央市で過ごした。

どうして文殊菩薩がテーマになったのだろうと考えるが土地つながりで縁があったのか見知れない。

文殊菩薩をイメージした敷物も創作。

それにしても慈悲の赤、清らかさの白が合わさると文殊様のからし色になるということだったが今までにない色使いをすることになった。

　　　　　　　　　　　野草（イエツアオ）展

日時　　　11月24日（日）～12月8日（日）

場所　　　ギャラリー作唯

住所　　　四国中央市金生町下分742－1

電話　　　0896－72－6808

テーマ　　コロナNO５グレー

 

第41回野草（イエツアオ）展NO11（驚きの差し入れ）

小枝で作られた大きなバスケットとともに来てくれたのはクラフト展（イエツアオグループによる）の参加作家、和子さん。

すべて手作りだ。

右上は初めて見たニッキの木の実。

高木なので実付枝を取るのは大変だっただろう。

ミカンもニンジンもショウガも和子さんが育てた。

巨大サツマイモとサトイモは大きな同志。

紅白のダイコは形のいい小ぶり同志。

元気が出そうな色合いに形。

毎回のことだがいろんな思いいっぱいの刺激的な驚きの差し入れ。

中身をとった小枝花器。

縦横高さ47センチ、47センチ、43センチ。

何種類の小枝が使われ創作に何時間かかったのだろう。

動物好きの和子さんが子ずれの野良猫8匹を追っ払えなくてストレスになっている話をしてくれた。

会場では草茶を飲みながら思わぬ楽しい話が聞けることがある。

それも展覧会を開い効用だ。

 

　　　　　　　　　　第41回野草（イエツアオ）展

日時　　　11月24日（日）～12月8日（日）

場所　　　ギャラリー作唯

住所　　　四国中央市金生町下分742－1

電話　　　0896－72－6808

テーマ　　コロナNO５グレー

 

 

 

第41回野草（イエツアオ）展NO10（珍しい花材）

高木のヒマラヤスギの実をとるのは難しい。

幸い山小屋を覆っているヒマラヤスギなので屋上に登れば採れることもある。

２個の実付がとれた。

オトシを置けば花器になる亡くなった人の依り代とし創作のツルで縫った椅子を花器とし重い実付の枝を生けた。

赤いゴンズイの実とエビソウ。

猛暑を避けたのか涼しくなりカボチャが立派な実をつけてくれた。

同じくニガウリも涼しくなり黄色の小さな花をたくさん咲かせ始め葉に隠れて実がなった。

花材にすると水が上がっているので実はぴちぴちしている。

暑くないので実は色づき、はじけることもない。

食用ほうずきもどんどん実はなるが黄色く熟れることはない。

熟れると落ちるが緑のままなので落ちることはない。

アケビの実を知る人は多いがムベの実を知る人は少ない。

会場に生けたのは初めて。

一本採れただけだ。

心配していたが5日目に落ちた。

代わりはない、急遽針金で接着。

しばらくは色も形も変わらないが最終日まで持つか？。

2021年創作の土管花器”須弥山　輪廻”に生けた。

野草（イエツアオ）展は一年好きな植物と遊ばせていただいた収穫祭（感謝祭）として開き始めた。

今年もたくさんの喜びをいただくことができた。

　　　　　　　　　　　　　野草（イエツアオ）展

日時　　　11月24日（日）～12月8日（日）

場所　　　ギャラリー作唯

住所　　　四国中央市金生町下分742－1

電話　　　0896－72－6808

テーマ　　コロナNO５グレー

 

 

 

 

 

 

第41回野草（イエツアオ）展NO９（見樹不見林 コロナ）

2022年創作、見樹不見林　コロナ。

2021年暮れ骨折でギブス生活をした。

その時よりギブスを素材に創作すると決めていた。

脚に巻いたためカーブと凹凸がついたギブスが趣を出してくれた。

今回は野草（イエツアオ）展の2020年より2024年までコロナをテーマにした5作品を一堂に展示している。

今回の5作目でウイルスに対してはグレー（共生）の結論を得た。

2022年のころはまだまだ息苦しい時だった。

でもこの頃よりコロナ対策に疑問を持つ人達が本を出していた。

この頃そんな本を読むことができていればもっと楽だったのにと思う。

コロナに対するいろん本を読んでの創作だと言えばコロナの本など出ていたのですかと言う人がいた。

ほとんどの人たちはテレビニュースによりコロナ対策をしたようだ。

　　　　　　　　　

　　　　　　　　野草（イエツアオ）展

日時　　　11月24日（日）～12月8日（日）

場所　　　ギャラリー作唯

住所　　　四国中央市金生町下分742－1

電話　　　0896－72－6808

テーマ　　コロナNO５グレー

 

第41回野草（イエツアオ）展NO８（サイドのお花）

会場の右サイドに生けているお花。

キズタ、ユズ、ヒマラヤスギ猛暑で葉を落としたあと芽吹いた華やかな黄色のマサキ。

左サイドのお花。

イヌホウズキ、アワコガネギク、野生の小菊、バラの実、ナギイカダ。

山小屋付近の日当たりのいい場所に咲くアワコガネギクだが茎が細いためか３日目に水の下がるのがあり。

畑の日陰に咲くアワコガネギク。

慎重に水揚げして生け替える。

隣に展示の孔雀明王の先が細くて繊細なためこの位置には繊細な花材を生けたかったのでイヌホウズキ、アワコガネギクを採集し又生けかえた。

　　　　　　　　第41回野草（イエツアオ）展

日時　　　11月24日（日）～12月8日（日）

場所　　　ギャラリー作唯

住所　　　四国中央市金生町下分742－1

電話　　　0896－72－6808

テーマ　　コロナNO５グレー