誘ってくれる人がいて川之江町にある四国八十八カ所めぐりをしてきた。
金生町には海はないが川之江町には海も山もある。
主催の吉祥寺でいただいた地図を眺めると札所を回ると川之江町をくまなく歩くことになっている。
出発は7:00で出発地点の吉祥寺にすでに7か所もの札所があった。
吉祥寺は川之江町商店街にあり周りは立てこんだ家並で細い路地を抜けて出たグラウンドの一角に千手観音が彫られた石像。
何かおかしいと思っていたら千手が隠れるので赤い前掛けが首にかけられず足元にかけられていた。
参拝者はやっぱし年配の人が多く街中にある札所はこんでいた。
郊外になるとさほど参拝者はいない。
バイクで走ってだと目につかない路地に思わず古いお堂があり驚かされる。
八十八カ所めぐりは2~3時頃までかかるらしいのでお弁当、お茶、お菓子類を用意していたがお接待という制度があるのを知らなかった。
数か所で地域の人たちが熱いお茶を用意してくれていたり、菓子類をいただける箇所があった。
大きな袋のスナック菓子が多くナップザックがいっぱいになったのでもらわないでいたらベテランはお接待の頂き用の袋を持っていた。
私もナイロン袋を出す。
この時期街中では家の庭や玄関わきに植えられている花や芽吹きがとても美しく毎年の庭観賞を楽しみの人もいた。
海沿いの国道11号線の近くのアスファルトの中にこんもりと小さな森。
今まで気が付かなかったが札所だった。
海辺の接待では干し魚をいただいた。
山の中の札所ではワラビなど山菜採りもできる。
100メートルに足らない山にある札所だけれど今までとは違った目線で法皇山脈や町、海が遠望できた。
主催の吉祥寺さんが郊外の札所の草刈りや指導票の設置をしてくれている。
川之江町に手軽に回れる札所があっても一人で回る気持ちにはなれずなっても一人でさがしては回れなかったがベテランに先導され草刈りや指導票の準備をしていただいていて無事回ることができた。
信仰心からでなくハイキング気分の参加だったが街中ではお接待で人の心をいただき郊外では自然と接する喜びをいただき気持ちのいい一日だった。
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