7:20分に出発して妖怪ロードへ入ったのは12:20分。
一時間で着くつもりが5時間もかかってしまい長い道草をしたが良い時間だった。
じめじめした岩を背に児啼爺石像。
藤棚には倒れたような龍。
よく見れば倒れたのでなく枯れた木の幹をそのまま利用して創作していた。
今茂っている藤の先代かもしれない。
道路にでんとヤマジチ。
在所までは訪ねなかった。
怖そうな妖怪には立派な牙がある。
夫婦遍路。
大きな岩の上に設置されよく目につく。
ヤマジジ
気味悪い妖怪は歯が少ない。
妖怪ロードの中ほどにある藤の里公園では毎年11月3週目の日曜日に妖怪祭りが催されているそうだ。
公園に設置されている夜行さんと首切れ馬。
夜行さんも怖そうだ。
くわん淵。
龍と一緒だが親しみやすい顔立ちの妖怪だ。
ヤマミサキ。
少し気味悪くて歯が2本。
木造の妖怪は妖怪屋敷に展示されているのと同じく親しみやすい。
山城町の人たちによる力作のようだ。
藤の里公園にちなんでか色鮮やかな藤娘像。
山里に妖怪はなじむが藤娘を見上げたときは妖怪にあった気分になった。
橋が架かっている脇道に入ってみた。
見下ろすとちょっと怖そうな淵。
渡ってすぐ石垣をついた上に家が建っていた。
脇道はその家および畑へ行く道のようだ。
橋が架かってないときはその淵を渡っていたのだろう。
淵などの危険な場所の多い急斜面に開けた山村だからこそ妖怪話が多いと聞いていたがナットク。
まだまだ見落とした妖怪も多いしまだまだ興味の尽きない山城町だがその日は引き返すことにした。
「アラマタヒロシの妖怪にされちゃったモノ事典」の
【 妖怪は、いくら探しても現世に存在しないものなのに、なぜ存在を感じたり、存在するかのように思えるのか、という不思議を解くことだ。存在しなくても存在感がある。こういう種類の存在物を、仮に「影物質」と呼ぼう。影は現象としては存在するが、物体ではない。影は、光と物体によるつくりものである。この光の代わりに、人間の心と物体をかかわらせると、実体はないけれどもちゃんとリアリティーをもつ妖怪がつくりだされる。 】
のように、「すうがくでせかいをみるの」的に、数学からの送りモノの[符号]( e i π )(∞) [1] [0] を『妖怪にされちゃったモノ』として、語らせるのは、絵本の力で・・・
もろはのつるぎ
(有田川町ウエブライブラリー)
≪…妖怪祭…≫には、創作の[数]の妖怪が登場するといいなぁ~