野草(イエツァオ)なくらし!

文京区改め金生町で草をアートし売り、食べています

海口庵まで・・

2011-08-07 22:08:13 | 原始感覚美術祭

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制作開始の27日は少しでも早く制作にとりかかりたい気持ちで出発したがハスの花の満開に出会ってしまった。

木崎湖湖畔ではいたるところでハス畑を見かけたが花は咲いてなかった。

やっぱし自転車を止めてしばしの花見。。

足元にはワスレナグサまで咲いていた。

東京暮らしでは不忍池のハスの花をサクラの花見と同じに楽しんだ。

木崎湖湖畔のハスの花は小ぶりで花の色が濃く不忍池に咲く花より野生的だ。

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宿舎を出てすぐの道だが湖畔へと続く。

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今回の制作場所である海口庵とは反対の道だが木崎湖に注ぐ清流を渡りながら続く。

原始感覚美術祭は木崎湖があることによって開けた歴史文化をベースにしてのお祭りだ。

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香川大介

2011-08-05 15:42:28 | 原始感覚美術祭

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原始感覚美術祭参加でやってきた木崎湖湖畔は帰るまでに自転車や徒歩で4周以上した。

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一周目のとき道沿いで目立つ仁科神社を見学した後かろうじて車が通れる草が生えた道があったので行くと木崎湖湖畔を背に神社がありすぐ近くに舞台を設置した古い建物では板戸を6枚並べたキャンパスに香川大介さんが一心に絵を書いていた。

この絵はここで公開された後9月に日光で開かれる彼の個展のメイン作品になるそうだ。

木崎湖の水と木々に囲まれた澄んだ静寂の中の最高のアトリエだ。

彼は7月8日に来て30日のオープニングにはまだ完成いてなかったが今までとは違った作品が生まれるのだろう。

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神社のアトリエより帰り夜なべ仕事で奉納する絵も描いていた。

ドクダミで染めた布へ、おもに墨で書いている。

墨で書く手法は絵だけに専念する心構えを作る武者修行のごとき絵だけの収入で2年かけ徒歩で日本横断の後生まれたそうだ。

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木を切りに・・

2011-08-04 16:51:17 | 原始感覚美術祭

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原始感覚美術祭の会場になる木崎湖湖畔は始めて行く場所なので25日26日は制作はせず偵察期間と決めていたが26日は素材として使う木を提供してくださる荒山林業の荒山さんと除雪車を格納している場所で待ち合わせといわれたが雪が積もらない金生町暮らしの私は格納庫のイメージがわかない。

半年近く雪とともに暮らす木崎湖湖畔の風景は金生町とは植生も雰囲気もかなり違う。

写真は植林された唐松の間に生えるウリハダカエデだ。

植林して100年近くなる大きく育った唐松の高い空間にさまざまな広葉樹が育っている。

自然に生えた木々にも植林された唐松に対していろんな役目があることを教えていただいた。

たとえば背の高い唐松の幹に背の低い広葉樹が葉陰を落としている。

幹より枝を出しやすい唐松は広葉樹で作られた葉陰により枝がでなくなり建材としていいものがとれるそうだ。

一人で山仕事をしている荒山さんはマイナスイオンたっぷりの心地良い空間で木々と語り合いながら仕事をしているのだろう。

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タケノコの皮を巻く芯にする少しカーブした木を切っていただき海ノ口庵まで届けていただいた。

原始感覚美術祭は地元の人達の大きな協力体制により成り立っているようだ。

荒山さんに木を切っていただき木の話を聞かせていただきありがたかったし良い時間だった。

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稲尾へ

2011-08-03 23:14:43 | 原始感覚美術祭

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川之江駅7:14分発。

なるべく早く原始美術祭開催地基地である稲尾に着きたかったが6時台に出発しても7時台に出発しても稲尾に着くのは14:38分。

それに乗換えが5回もある。

金生町生活を始めて3年と少し、その間に公共の交通機関を利用したことはなかった。

思わず川之江駅で鈍行列車に乗るところだった。

ひとつ間違えると今日の予定である木崎湖偵察ができなくなる可能性もある。

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無事定刻に着いた稲尾駅は小さな箱のような無人駅だった。

幸い女学生が一緒に降りたのでこれから行く西丸震哉記念館への道を聞くことができたが降り立ったとき誰もいなかったら不安になっただろう。

駅にはトイレもない。

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西丸震哉記念館で関係者との挨拶もそこそこに自転車を借りて木崎湖湖畔を走りながら今回私の作業場になる海口庵へ急ぐ。

ついついすばらしい風景に惑わされて走っているうちに雨になる。

海口庵が見つけられず地元の人に聞くと農協に行く途中だといいながら車で海口庵まで連れて行ってくれる。

車でつれられて行ったので帰り道がわからなくなり雨の中思案していたら又さきほどの車が来る。

雨の中帰るのが大変だろうと来てくれたらしい。

無事西丸震哉記念館まで帰り着く。

7時過ぎ私が作品に使いたいとお願いしていた木を提供してくれる山林を持っているご夫婦が来てくれ翌日山林に行くことになる。

遠く離れた稲尾は植物も人情も金生町とはかなり違っている。

道に迷ってであった小川に沿って咲くワスレナグサの群生には感激した。

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原始感覚美術祭ポスター

2011-07-24 18:19:57 | 原始感覚美術祭

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原始感覚美術祭のポスターはギャラリー作唯のドアに貼った。

ポスターは今回のアートディレクターである杉原信幸さん作の竪穴式縄文遺構「墓家」と木崎湖湖畔を写したものだが遠く離れた長野県の風景は愛媛県とは違うムードをかもし出している。

金生町からは関東エリアだと思うがワークショップに参加してくれる東京の仲間からも遠い場所だとの声も聞こえてくる。

遠いというより交通の便が悪い。

車社会になっても公共の乗り物が不便だと人は集まらないがその分自然は守られる。

私は長年野草(イエツァオ)展、野草(イエツァオ)野外教室、クラフト展(イエツァオグループによる)等小さな企画だけれど自分で催してきた。

他の人の企画に参加するのは去年のわに祭に続いて2回目になるがわに祭はバイクで通える場所だった。

川之江より稲尾まで5回乗り継ぎ7時間以上かけて行くが東京の仲間達が来てくれるし自然や人との巡り会いも楽しみだ。

長年野草(イエツァオ)野外教室に参加の仲間はやっぱしワークショップでもペットボトルより造形がしたいというが3時間の講習時間では難しい。

造形は作るムードになるまでに時間がかかる

野草(イエツァオ)野外教室は5:30分起床で野山を散歩することから始まる。

講習が始まる前に来て作ると言っていた。

前日から参加の人たちもいる。

どんなワークショップになるのだろう。

私が造形するのは海口庵で木崎湖湖畔は自然は豊かだと思うが初めての場所だし素材を見つけるのと採集に時間はかけられないのでこちらで採集して送った。

もちろん現地調達の素材も使う。

8月2日に帰る予定です。

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ワークショップ

2011-07-22 22:09:45 | 原始感覚美術祭

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7月30日から8月29日まで開かれる原始感覚美術祭でワークショップのひとつを開かせていただける。

ペットボトルを花器に作り変えて野の花を生けるのだけれど現代の象徴のごときペットボトルにナゼ・・・と思うかもしれないが不用になったペットボトルを花器に作り変えるのは原始的感覚がなけれできない。

仲間と開く野外教室では15年以上前よりペットボトルを花器に作り変えての作品作りをしている。

野外教室は朝5:30起床で野山を散歩することから始まり物を作る体制に持って行っての作品作りだが今回は13時から16時の三時間でのワークショップだ。

下準備にシャンプーの入っていた赤いペットボトルをカットして白いリョウブの花を生けてみた。

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上方をカットするとき枝が止まりやすいようにジグザグカットにして別に小さな穴もあけた。

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カットする位置によれば寝かせても花器になる。

アカメガシワの実とヤマハッカ。

木崎湖湖畔ではどんな植物と巡り会いペットボトルで作った花器とでどんな作品が生まれるのだろう。

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原始感覚美術祭への準備

2011-07-20 22:13:53 | 原始感覚美術祭

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現地へ行ってみないとどんな作品ができるかわからないが固定するものは必要になる。

先日剥いだアカメガシワとコウゾの皮も持っていくことにした。

左がアカメガシワで右がコウゾだがコウゾのほうが長い繊維が採れる。

古代の人たちも強い繊維の木の皮でいろんなものをくくり固定したと思う。

手前はコブシの実だ。

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ひとつとして同じ形はない。

この実は山小屋近くに生える台風の大雨によるがけ崩れを止めたコブシの大木になった。

今年はピンクのカンピザクラと白いコブシの大競演も初めて見られた

なんとなく力をいただけそうな気がするのでもっていく。

原始感覚美術祭

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原始感覚美術祭への準備

2011-07-19 21:40:34 | 原始感覚美術祭

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今回参加の原始感覚美術祭はぶっつけ本番になる。

素材はたくさんあるだろうが始めての場所でもあるし私の場合は素材集めにかなり時間がかかるのでこちらで集めた。

もちろん現地で使いたい素材が手に入れば使う。

今回は竹の皮をメインに集めたが真竹だ。

集める時期としては孟宗竹も集められたが今年は不作であきらめた。

10枚ずつ一塊にしてコウゾの皮でしばって16個。

私が作品を作る場所は海口庵だがどんなものができるのだろう。

今日は台風の影響で雨模様だ。

なんとなくギャラリー作唯の周りの植物が生き生きとしてたので竹の皮を置いて撮影した。

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ほんの30センチ巾の土だけれど手前からカワラナデシコ、センニチコウ、ブルースター、多肉植物、ハーブ、ミニフヨウ、コマツナギ、竹の皮の下に咲く弁慶草の類、にワイヤープランツと続く。

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ブルースターには実までついている

今回はいろんな分野の作家が集ってのお祭りのようだが私は付き合いの長い植物たちに助けられての作品作りだ。

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