地鉈温泉へ行くには鉈で断ち割ったような、岩間をおりていきます。
赤茶けたところが温泉で前方が海です。
更衣室もなく、シヤワーもありません。
いつもは、岸壁のかなり上方に、時計が掛かっているのですが、時々波にさらわれてありません。
湯かげんは、潮の具合で変わるのでいい湯を探してはいります。
地元の温泉マニアの人は小さな源泉まで知っていて、少々ぬるくても熱い湯の湧く源泉の近くだと良い湯加減だとか、自在に温泉を楽しんでいます。
岩の精気まで貰えそうな、本物の露天風呂です。
今回初めて暖まった後、海に入ったのですが、黒くて長いひじきに足をとられました。
ちょうど今採集期とのことなので、柔らかい先のほうだけを採集しました
風が強かったのですが、生乾きのひじきなので風に飛ばされる事もなく良い素材としてまとまってくれました。
茶色でひだひだのキクラゲも同じく生乾き状態です。他の使用素材は、さくらんぼ、サンキライの実、松の実、夏かんの皮。
さんざん使ったひじき、キクラゲですが、持ち帰り
思い出と共に味わいます。
式根島みやげとして、喜んでくれる仲間もいます。