★ http://www.foreignaffairsj.co.jp/essay/201502/Tanchum.htm
イラク・クルディスタンは独立へ動く
―― イスラム国がもたらした独立のチャンス
The Kurd's Big Year マイケル・タンチューム
ヘブライ大学フェロー
フォーリン・アフェアーズ リポート 2015年2月号
イスラム国がイラク北部を攻略したことで、石油都市キルクークの帰属を中心とするクルド自治政府とイラク政府の対立も実質的に消滅した。その直後、バルザニ・クルド自治政府議長は独立に向けた住民投票を実施すると表明した。欧米諸国はイスラム国対策として、クルド自治政府との軍事協調戦略を(バグダッドの頭越しに)スタートさせた。バグダッドも、クルド自治政府が管理するあらゆる地域における石油と天然ガスの生産と販売についてエルビルが法的主権をもつことをすでに受け入れている。トルコ、そしてイランさえもクルドの独立を追認するかもしれない。だが、こうした好ましい環境はそう長続きはしない。イラクにおけるイスラム国の脅威が低下し、欧米の関心がもっぱらシリアに向かうようになれば、クルド自治政府は、住民投票を先送りするように求める圧力に次第にさらされるようになる。・・・
小見出し
イスラム国とクルド独立
バグダッドとの関係
トルコ、イランは独立を認めるか
あと半年のチャンス
全文は2015年2月号に掲載>>
////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
● 時代により、家族単位も変わります。豊かになれば核家族が普通になるでしょう。
中東での豊かさとは、石油の事です。又経済的に苦しくなれば、
家族がまとまり大家族になる事もあるでしょう。
● しかし兄弟は他人の始まりというように、特に結婚すれば別居という傾向は
強まります。ましてや親子喧嘩、兄弟げんかで仲が良くなければ別居と
言うのは当然の事です。
● そうでなければ、殺し合いに発展するのは、当然考えられることです。一人前の
大人、結婚というのはそういう事です。そしてどちらの遺伝子群が良いのか、
時代に合った家族の遺伝子はどちらが優位かで、時代の適応程度が
決まります。言えばどの家族タイプが繁栄するかです。
● そして環境が厳しくなれば、また大家族へと指向が始まるのでしょう。オスマントルコが
アラブを殆ど支配した時代=大家族の時代はとっくに1923年に終わっているのです。
其処に欧米が介入して、出鱈目な国境を引き、わざと民族同士を争わさせる
、分割と統治”の手法を入れて、殺し合いをさせたのです。
● かの有名な、英の植民地統治方法・分割と統治”です。これほど厭らしいやり方は有りません。
最低限核家族はまとまってこそ、社会は安定するのです。基本的に分断は
いけません。
● まずは民族同士でまとまって、国を作り、彼らの文化を繁栄させるのが、正しい道です。
地域の文化や個性は大切なのです。地球も森も色々な動物や植物の多様性があるから
繁栄するのです。強いからと虎やライオンだけでは、生命界は存続できません。
● 全てを一つのグローバリゼイションで、似た者国家を作ると言う流れは、やがて大きな反動に
見舞われるのです。独裁武人国家とてそうです。色々な独裁国家があるように、
一つの共産主義思想で武人がまとまると言うのも幻想です。
● 既に武人国家は、キューバ型(党独裁・庶民平等型)、北朝鮮型(個人崇拝・庶民奴隷型)、
中共型(共産党独裁・擬態資本主義型)、韓国型(選挙大統領独裁・擬態民主主義型)
と色々な型が観られます。
● 様々な型が観られるという事は、森で様々な動物が繁栄する形に似ていますので、今後は武人国家は
更にさまざまな形態での発展が予想できます。その国の歴史に応じての武人国家です。
● つまり、武人国家でも、君主国家に近い形から、完全武人独裁に近い形や擬態民主主義の程度に
よって、様々な形態が予想できます。世界戦国時代とは、そのようにさまざまな形態の
武人国家の到来を予想させます。
● そしてその中から、優秀な形態が生き残って、武人国家の優等生が出てくるのでしょう。
適者生存の法則です。国家形態にも適者生存の法則が当てはまるという事です。
● 2138年からの日本がそのような、優等生国家になると予想できます。本当かな?