★ http://www.sankei.com/premium/news/151101/prm1511010026-n1.html
【中央アジア同行記】
“白亜の北朝鮮”トルクメニスタンに仰天! 大統領宮で携帯NO ホテル出れば監視され… .
ニヤゾフ前大統領の金の大統領像。ベルディムハメドフ大統領は自身が馬にまたがる姿の金の像を作らせた=10月23日、トルクメニスタン
「大統領宮殿に携帯電話は持ち込めません。没収される可能性もありますので、携帯はホテルで預かります」
10月22日から6日間の日程で行われた安倍晋三首相のモンゴル・中央アジア5カ国歴訪。2番目の訪問国となったトルクメニスタンでの出来事だった。トルクメは天然ガス埋蔵量世界4位で、石油にも恵まれる資源大国。中国が輸入する半分以上の天然ガスがトルクメ産だという。
天然資源で潤う一方、大統領による独裁的な政治体制として知られる。首都アシガバードの建物の外壁は大理石で覆われており、その独裁ぶりを揶揄して「白亜の北朝鮮」ともいわれている。
前大統領はあまりのメロン好きが高じて8月第2日曜日を「メロンの日」と定め、祝日にしてしまうほど。この祝日は今もあるようだ。
そんな独裁国家・トルクメで携帯を取り上げられたのは、23日に大統領宮殿内で行われた安倍首相とベルディムハメドフ大統領との首脳会談の取材のときだった。
日本政府側からは「式典中に携帯が鳴ったら失礼に当たる」ともっともらしい説明を受けたが、実際はトルクメ側が外国人記者の携帯持ち込みを嫌ったからだった。記者団から携帯電話を取り上げることに何の痛痒も感じないようだ。なぜなら、トルクメには「報道の自由」がないのだ。
「国境なき記者団」が毎年調査する報道の自由度ランキングによると、トルクメの報道の自由度は、対象とした世界180カ国のうち178番目。179番目に北朝鮮がランクされ、最下位は外国人記者の入国すら認めないエリトリアだ。報道規制“ワースト3”の国なのだ。
安倍首相に同行した記者団は「大統領宮殿に持ち込めないと言っているが、ホテルでの通話なども全部盗聴されているんだろうな…」というのが共通認識だった。
テレビニュースは北朝鮮の国営放送を彷彿とさせるものだった。23日午後9時のニュースは、安倍首相とベルディムハメドフ大統領の会談風景などを1時間半以上にわたって流していた。
その中でも同行記者団の笑いを誘ったのが、両首脳の共同記者発表での発言を、各記者がパソコンのキーボードを必死にたたきながら記録している様子を映していたことだ。
しかも、安倍首相の発言中は記者団を映すことはあまりなく、ベルディムハメドフ大統領が話し始めると、「大統領のありがたいお言葉を頂戴する日本人記者」を演出するためか、記者団の姿が流される。国営放送の編集にも「独裁」色がキラリと光る。どことなく不気味さを感じつつも、その放送しか知ることができないトルクメ国民が気の毒に思えてしまう。
携帯を取り上げられて向かった大統領宮殿は、想像以上に大きかった。旧ソ連時代のことに詳しい記者によると、「巨大なオブジェは旧ソ連、権威主義国の特徴」とのことだ。それを象徴するように街中至るところにベルディムハメドフ大統領の肖像があり、目にしなかったが、銅像も無数あったようだ。巨大な塔が必ずあり、旗が異様に大きいのも中央アジアの国々に特徴的なものだ。
宮殿に入り、現地警察の案内で式典会場に向かう。驚いたのは、横10メートル以上もある巨大シャンデリアだった。タジキスタンやウズベキスタン、カザフスタンの大統領宮殿にも大きなシャンデリアはあったが、トルクメは桁違いに大きい。
宮殿のエントランスには国旗と同じ緑色に金モールの飾りが付いた軍服を着た儀仗兵が待機していた。儀仗兵とは、他国の元首や要人を迎え、儀礼・警護を担当する軍隊の一種で、儀仗の美しさは軍隊の練度、統率力をそのまま表すという。
× × ×
報道の自由のない独裁国にとって、外国人記者はやはり目の上のたんこぶ。一日中、ホテルの室内での作業に嫌気がさし、その国の雰囲気を少しでも肌で感じたいと思い、同行記者数人でホテルを出てみる。
周辺には軍人とはっきり分かる人以外はいない。すると、どこからともなく、軍人や私服警官がやってくる。街灯などに設置されている監視カメラで見ているようで、私たちを追い回していた。
草むらなどから突然姿をみせ、「われわれの国で勝手なまねはするな」と無言で威嚇するような姿勢だった。後で分かったことだが、日本政府の同行筋によると、街中に人がいなかったのは「安倍首相一行が来ている間、一時的に強制移住させたから」ということだった。
ホテルの前には日本の皇居前広場のような公園があり、そこには初代大統領の像があった。同じ公園に高さ10メートルくらいのベルディムハメドフ大統領の肖像があり、それを写真で撮ろうとした瞬間だった。
「ピッ、ピッ、ピッ、ピッ、ピッ」と笛を鳴らしながら警察官が近づいてきて「大統領の写真を撮るな」という。周囲からも私服姿の不思議なおじさんたちがこちらを見つめている。異様な雰囲気を感じ、すぐにホテルに戻った。
1泊2日のトルクメ滞在だったが、外に出れば監視され、レストランに入ればピアノを弾く女性が誰もリクエストしていないのに日本の曲を演奏する。マーケットに行こうという話も出たが、現地で写真を撮ると警察に捕まる、など良くない話ばかり。
インターネットも現大統領が解禁したが、日本人記者団のメールやネット閲覧などは監視されていたはずだ。フェイスブックは当然、使えない。
× × ×
10月24日朝、トルクメから3番目の訪問地となるタジキスタンの首都ドゥシャンベに向かった。安倍首相が歴訪する中央アジア5カ国のうち、貧しい国のひとつといわれていた。
ニヤゾフ前大統領の金の大統領像。ベルディムハメドフ大統領は自身が馬にまたがる姿の金の像を作らせた=10月23日、トルクメニスタン
空港から拠点となるホテルに移動する道中、街を歩く大勢の人がいた。子供と手をつないで歩く女性や仕事中の男性、ぼんやりと道ばたに座る初老の男性ら、実に多彩だ。一人一人の生活が垣間見えるだけで、十分に幸せな気持ちになれた。
トルクメは天然ガスの輸出で潤い、電気、ガス、水道の公共料金が破格に安い。国民生活も充実しているそうだが、息の詰まるような生活には私は耐えられそうにない。
タジキスタンは最貧国といわれていたが、それでも街には笑顔があり、幸せそうに見えた。(政治部 千田恒弥)
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● 上記の例だけで、豊かになれば西欧型の民主主義になるとの、西欧の妄想が
吹っ飛んでしまいます。そもそも西欧型の民主主義は、それこそ西欧と
日本に見られるものであり、世界の体制からは圧倒的に少数派です。
● そのうえ、私が予想するように、2046~2059年の間に西欧近代資本主義が崩壊すれば
もはや民主主義と呼べる国は、日独イタリア、インドを中心とした少数派に
転落します。圧倒的に君主の国と武人の国が増えるのです。
● 私のいう、世界戦国時代の到来です。ここでもう一度、インドの哲人サーカー氏の
社会循環論を思い出すべきでしょう。武人の国の次は君主の時代、そして
富者の時代≒資本主義の時代が来るのです。各体制の平均は270年。
● 上記のメロンの日は、江戸時代の生類憐みの令にも例えられるでしょう。従ってその国の
時代考証をしながら付き合うという事が必要です。例えば歴史の専門家にアドバイスを
求め、その国の歴史的位置づけを知りながら交流をするのです。
● ヤクザ国家の様に、付き合えば百害あって一利なしの国との深入りは、勿論危険です。
● その国とは平気で心にもないことを言って、二枚舌を使って、他国と交流する国々です。
勿論そのような国を応援する国内の反日左翼も同罪です。勿論中韓朝の事です。
【中央アジア同行記】
“白亜の北朝鮮”トルクメニスタンに仰天! 大統領宮で携帯NO ホテル出れば監視され… .
ニヤゾフ前大統領の金の大統領像。ベルディムハメドフ大統領は自身が馬にまたがる姿の金の像を作らせた=10月23日、トルクメニスタン
「大統領宮殿に携帯電話は持ち込めません。没収される可能性もありますので、携帯はホテルで預かります」
10月22日から6日間の日程で行われた安倍晋三首相のモンゴル・中央アジア5カ国歴訪。2番目の訪問国となったトルクメニスタンでの出来事だった。トルクメは天然ガス埋蔵量世界4位で、石油にも恵まれる資源大国。中国が輸入する半分以上の天然ガスがトルクメ産だという。
天然資源で潤う一方、大統領による独裁的な政治体制として知られる。首都アシガバードの建物の外壁は大理石で覆われており、その独裁ぶりを揶揄して「白亜の北朝鮮」ともいわれている。
前大統領はあまりのメロン好きが高じて8月第2日曜日を「メロンの日」と定め、祝日にしてしまうほど。この祝日は今もあるようだ。
そんな独裁国家・トルクメで携帯を取り上げられたのは、23日に大統領宮殿内で行われた安倍首相とベルディムハメドフ大統領との首脳会談の取材のときだった。
日本政府側からは「式典中に携帯が鳴ったら失礼に当たる」ともっともらしい説明を受けたが、実際はトルクメ側が外国人記者の携帯持ち込みを嫌ったからだった。記者団から携帯電話を取り上げることに何の痛痒も感じないようだ。なぜなら、トルクメには「報道の自由」がないのだ。
「国境なき記者団」が毎年調査する報道の自由度ランキングによると、トルクメの報道の自由度は、対象とした世界180カ国のうち178番目。179番目に北朝鮮がランクされ、最下位は外国人記者の入国すら認めないエリトリアだ。報道規制“ワースト3”の国なのだ。
安倍首相に同行した記者団は「大統領宮殿に持ち込めないと言っているが、ホテルでの通話なども全部盗聴されているんだろうな…」というのが共通認識だった。
テレビニュースは北朝鮮の国営放送を彷彿とさせるものだった。23日午後9時のニュースは、安倍首相とベルディムハメドフ大統領の会談風景などを1時間半以上にわたって流していた。
その中でも同行記者団の笑いを誘ったのが、両首脳の共同記者発表での発言を、各記者がパソコンのキーボードを必死にたたきながら記録している様子を映していたことだ。
しかも、安倍首相の発言中は記者団を映すことはあまりなく、ベルディムハメドフ大統領が話し始めると、「大統領のありがたいお言葉を頂戴する日本人記者」を演出するためか、記者団の姿が流される。国営放送の編集にも「独裁」色がキラリと光る。どことなく不気味さを感じつつも、その放送しか知ることができないトルクメ国民が気の毒に思えてしまう。
携帯を取り上げられて向かった大統領宮殿は、想像以上に大きかった。旧ソ連時代のことに詳しい記者によると、「巨大なオブジェは旧ソ連、権威主義国の特徴」とのことだ。それを象徴するように街中至るところにベルディムハメドフ大統領の肖像があり、目にしなかったが、銅像も無数あったようだ。巨大な塔が必ずあり、旗が異様に大きいのも中央アジアの国々に特徴的なものだ。
宮殿に入り、現地警察の案内で式典会場に向かう。驚いたのは、横10メートル以上もある巨大シャンデリアだった。タジキスタンやウズベキスタン、カザフスタンの大統領宮殿にも大きなシャンデリアはあったが、トルクメは桁違いに大きい。
宮殿のエントランスには国旗と同じ緑色に金モールの飾りが付いた軍服を着た儀仗兵が待機していた。儀仗兵とは、他国の元首や要人を迎え、儀礼・警護を担当する軍隊の一種で、儀仗の美しさは軍隊の練度、統率力をそのまま表すという。
× × ×
報道の自由のない独裁国にとって、外国人記者はやはり目の上のたんこぶ。一日中、ホテルの室内での作業に嫌気がさし、その国の雰囲気を少しでも肌で感じたいと思い、同行記者数人でホテルを出てみる。
周辺には軍人とはっきり分かる人以外はいない。すると、どこからともなく、軍人や私服警官がやってくる。街灯などに設置されている監視カメラで見ているようで、私たちを追い回していた。
草むらなどから突然姿をみせ、「われわれの国で勝手なまねはするな」と無言で威嚇するような姿勢だった。後で分かったことだが、日本政府の同行筋によると、街中に人がいなかったのは「安倍首相一行が来ている間、一時的に強制移住させたから」ということだった。
ホテルの前には日本の皇居前広場のような公園があり、そこには初代大統領の像があった。同じ公園に高さ10メートルくらいのベルディムハメドフ大統領の肖像があり、それを写真で撮ろうとした瞬間だった。
「ピッ、ピッ、ピッ、ピッ、ピッ」と笛を鳴らしながら警察官が近づいてきて「大統領の写真を撮るな」という。周囲からも私服姿の不思議なおじさんたちがこちらを見つめている。異様な雰囲気を感じ、すぐにホテルに戻った。
1泊2日のトルクメ滞在だったが、外に出れば監視され、レストランに入ればピアノを弾く女性が誰もリクエストしていないのに日本の曲を演奏する。マーケットに行こうという話も出たが、現地で写真を撮ると警察に捕まる、など良くない話ばかり。
インターネットも現大統領が解禁したが、日本人記者団のメールやネット閲覧などは監視されていたはずだ。フェイスブックは当然、使えない。
× × ×
10月24日朝、トルクメから3番目の訪問地となるタジキスタンの首都ドゥシャンベに向かった。安倍首相が歴訪する中央アジア5カ国のうち、貧しい国のひとつといわれていた。
ニヤゾフ前大統領の金の大統領像。ベルディムハメドフ大統領は自身が馬にまたがる姿の金の像を作らせた=10月23日、トルクメニスタン
空港から拠点となるホテルに移動する道中、街を歩く大勢の人がいた。子供と手をつないで歩く女性や仕事中の男性、ぼんやりと道ばたに座る初老の男性ら、実に多彩だ。一人一人の生活が垣間見えるだけで、十分に幸せな気持ちになれた。
トルクメは天然ガスの輸出で潤い、電気、ガス、水道の公共料金が破格に安い。国民生活も充実しているそうだが、息の詰まるような生活には私は耐えられそうにない。
タジキスタンは最貧国といわれていたが、それでも街には笑顔があり、幸せそうに見えた。(政治部 千田恒弥)
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● 上記の例だけで、豊かになれば西欧型の民主主義になるとの、西欧の妄想が
吹っ飛んでしまいます。そもそも西欧型の民主主義は、それこそ西欧と
日本に見られるものであり、世界の体制からは圧倒的に少数派です。
● そのうえ、私が予想するように、2046~2059年の間に西欧近代資本主義が崩壊すれば
もはや民主主義と呼べる国は、日独イタリア、インドを中心とした少数派に
転落します。圧倒的に君主の国と武人の国が増えるのです。
● 私のいう、世界戦国時代の到来です。ここでもう一度、インドの哲人サーカー氏の
社会循環論を思い出すべきでしょう。武人の国の次は君主の時代、そして
富者の時代≒資本主義の時代が来るのです。各体制の平均は270年。
● 上記のメロンの日は、江戸時代の生類憐みの令にも例えられるでしょう。従ってその国の
時代考証をしながら付き合うという事が必要です。例えば歴史の専門家にアドバイスを
求め、その国の歴史的位置づけを知りながら交流をするのです。
● ヤクザ国家の様に、付き合えば百害あって一利なしの国との深入りは、勿論危険です。
● その国とは平気で心にもないことを言って、二枚舌を使って、他国と交流する国々です。
勿論そのような国を応援する国内の反日左翼も同罪です。勿論中韓朝の事です。