★ http://www.foreignaffairsj.co.jp/essay/201511/Barbashin_Thoburn.htm
プーチンを支えるイワン・イリインの思想―― 反西洋の立場とロシア的価値の再生
Putin's Philosopher
―― Ivan Ilyin and the Ideology of Moscow's Rule
アントン・バーバシン
ハンナ・ソバーン
インターセクションプロジェクト
マネージング・ディレクター
ハドソン研究所 非常勤フェロー
リサーチアソシエーツ
フォーリン・アフェアーズ リポート (2015年11月号掲載)
イワン・イリインは歴史上の偉大な人物ではない。彼は古典的な意味での研究者や哲学者ではなく、扇動主義と陰謀理論を振りかざし、ファシズム志向をもつ国家主義者にすぎなかった。「ロシアのような巨大な国では民主主義ではなく、(権威主義的な)『国家独裁』だけが唯一可能な権力の在り方だ。地理的・民族的・文化的多様性を抱えるロシアは、強力な中央集権体制でなければ一つにまとめられない」。かつて、このような見方を示したイリインの著作が近年クレムリン内部で広く読まれている。2006年以降、プーチン自ら、国民向け演説でイリインの考えについて言及するようになった。その目的は明らかだ。権威主義的統治を正当化し、外からの脅威を煽り、ロシア正教の伝統的価値を重視することで、ロシア社会をまとめ、ロシアの精神の再生を試みることにある。・・・
小見出し
イワン・イリインとは何者か
ファシズムとユーラシアニズム
プーチンとイリイン
ロシア正教と精神の再生
陰謀論と正当化の間
////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
● 正に日本の江戸時代そのものです。英国では、チューダー絶対王朝の時代と一致します。
● 前から予測しているように、武人の時代の後は、知恵者の時代≒絶対王朝、精神と伝統と
内面への回帰と国内の安寧を第一にする、権威主義的階級社会がその本質です。
● 歴史の法則に合わせて、その時代に生きている支配階級は必然的に、自らの決められた
体制を選ぶのです。いつも言っているように、唯物論的物質的集合体と化した
巨大な歴史の流れは、決められた必然の時代を生きるのです。
● 地球が太陽の周りを回り、春夏秋冬と移り変わる必然が法則であるように、武人の時代≒
共産主義時代を経た次は、知恵者=権威の時代≒絶対王朝の時代なのです。
何人もそれを変える事は出来ないのです。
● その法則に逆らい流れを変えようとするものが、本当の歴史の反動なのです。日本は1868年から
270年後の2138年までが富者の時代≒資本主義≒民主主義ですので、共産主義者が
日本で政権を執ろうとすることこそが歴史の反動なのです。
● 従って共産党のいう民主連合政府でも国民連合政府でも、2138年までは単なる妄想に
過ぎないのです。そのような事に人生を浪費する貴方は不幸そのものです。
革命とは、時期が熟した時に、歴史の一瞬で起こる出来事なのです。
● 絶対にロシアは資本主義≒民主主義にならない、今のグローバリズムに巻き込まれないと
書いてきましたが、ロシアの圧倒的多数の支配階級と庶民の思想も、
権威主義の思想に凝り固まっているのです。
● ロシアを資本主義に変えるという事は、ロシアの全教会の牧師を、すべて企業の経営者に
する様なもので、有りえない妄想と言う事なのです。
● 歴史の法則が、我々個人の行く末を決めるのです。貴方が大気の分子なら、基本的に動きが
予測できなくて、どこにも行けそうな錯覚を持つことは出来ますが、しかし
地球と言う規模から見れば、あなたと言う分子は地球の大気圏の中でしか、
● 動き回れないし、地球が太陽の周りを回れば、春夏秋冬の流れで、温められ冷やされて
受動的に人生を生かされているように、貴方もそこから逃れる事は出来ないのです。
● ロシアは日本の江戸時代的世界へと向かっているのです。従ってロシアが世界の模範となって、
今のUSAの様に世界の支配者となる可能性があるのは、1990+270=2260年からと
言う事になります。つまり富裕者の時代に突入してからです。
● 2260年からロシアの大地に、富裕者の支配階級が生まれ、ロシアの大地を資本主義的に
開発すれば、ロシアはマッキンダーのいうように、ハートランドを支配する強大な国家となり、
世界を支配するほどの民主主義国家=富裕者の世界となるでしょう。
● それまでは内にこもり、精神の修養に励むのが、ロシア国民の生き方でしょう。
江戸時代が好きで、ロシア正教が好きな貴方、ロシアに行くのも人生かもしれません。
● しかし外から来た有色人種は、身分制度の下で、エタ・ヒニンにされるかもしれません。
その覚悟は御有りかな?!
プーチンを支えるイワン・イリインの思想―― 反西洋の立場とロシア的価値の再生
Putin's Philosopher
―― Ivan Ilyin and the Ideology of Moscow's Rule
アントン・バーバシン
ハンナ・ソバーン
インターセクションプロジェクト
マネージング・ディレクター
ハドソン研究所 非常勤フェロー
リサーチアソシエーツ
フォーリン・アフェアーズ リポート (2015年11月号掲載)
イワン・イリインは歴史上の偉大な人物ではない。彼は古典的な意味での研究者や哲学者ではなく、扇動主義と陰謀理論を振りかざし、ファシズム志向をもつ国家主義者にすぎなかった。「ロシアのような巨大な国では民主主義ではなく、(権威主義的な)『国家独裁』だけが唯一可能な権力の在り方だ。地理的・民族的・文化的多様性を抱えるロシアは、強力な中央集権体制でなければ一つにまとめられない」。かつて、このような見方を示したイリインの著作が近年クレムリン内部で広く読まれている。2006年以降、プーチン自ら、国民向け演説でイリインの考えについて言及するようになった。その目的は明らかだ。権威主義的統治を正当化し、外からの脅威を煽り、ロシア正教の伝統的価値を重視することで、ロシア社会をまとめ、ロシアの精神の再生を試みることにある。・・・
小見出し
イワン・イリインとは何者か
ファシズムとユーラシアニズム
プーチンとイリイン
ロシア正教と精神の再生
陰謀論と正当化の間
////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
● 正に日本の江戸時代そのものです。英国では、チューダー絶対王朝の時代と一致します。
● 前から予測しているように、武人の時代の後は、知恵者の時代≒絶対王朝、精神と伝統と
内面への回帰と国内の安寧を第一にする、権威主義的階級社会がその本質です。
● 歴史の法則に合わせて、その時代に生きている支配階級は必然的に、自らの決められた
体制を選ぶのです。いつも言っているように、唯物論的物質的集合体と化した
巨大な歴史の流れは、決められた必然の時代を生きるのです。
● 地球が太陽の周りを回り、春夏秋冬と移り変わる必然が法則であるように、武人の時代≒
共産主義時代を経た次は、知恵者=権威の時代≒絶対王朝の時代なのです。
何人もそれを変える事は出来ないのです。
● その法則に逆らい流れを変えようとするものが、本当の歴史の反動なのです。日本は1868年から
270年後の2138年までが富者の時代≒資本主義≒民主主義ですので、共産主義者が
日本で政権を執ろうとすることこそが歴史の反動なのです。
● 従って共産党のいう民主連合政府でも国民連合政府でも、2138年までは単なる妄想に
過ぎないのです。そのような事に人生を浪費する貴方は不幸そのものです。
革命とは、時期が熟した時に、歴史の一瞬で起こる出来事なのです。
● 絶対にロシアは資本主義≒民主主義にならない、今のグローバリズムに巻き込まれないと
書いてきましたが、ロシアの圧倒的多数の支配階級と庶民の思想も、
権威主義の思想に凝り固まっているのです。
● ロシアを資本主義に変えるという事は、ロシアの全教会の牧師を、すべて企業の経営者に
する様なもので、有りえない妄想と言う事なのです。
● 歴史の法則が、我々個人の行く末を決めるのです。貴方が大気の分子なら、基本的に動きが
予測できなくて、どこにも行けそうな錯覚を持つことは出来ますが、しかし
地球と言う規模から見れば、あなたと言う分子は地球の大気圏の中でしか、
● 動き回れないし、地球が太陽の周りを回れば、春夏秋冬の流れで、温められ冷やされて
受動的に人生を生かされているように、貴方もそこから逃れる事は出来ないのです。
● ロシアは日本の江戸時代的世界へと向かっているのです。従ってロシアが世界の模範となって、
今のUSAの様に世界の支配者となる可能性があるのは、1990+270=2260年からと
言う事になります。つまり富裕者の時代に突入してからです。
● 2260年からロシアの大地に、富裕者の支配階級が生まれ、ロシアの大地を資本主義的に
開発すれば、ロシアはマッキンダーのいうように、ハートランドを支配する強大な国家となり、
世界を支配するほどの民主主義国家=富裕者の世界となるでしょう。
● それまでは内にこもり、精神の修養に励むのが、ロシア国民の生き方でしょう。
江戸時代が好きで、ロシア正教が好きな貴方、ロシアに行くのも人生かもしれません。
● しかし外から来た有色人種は、身分制度の下で、エタ・ヒニンにされるかもしれません。
その覚悟は御有りかな?!