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貧すれば鈍する・朱に交われば赤くなる・既定の英国崩壊

2015年11月04日 16時28分13秒 | 崩壊
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貧すれば鈍する英國     11月4日(水)


前回は、赤い金に目がくらんだ大英帝国の巨大リスクについて書いて
みました。

今回は大英帝国ともあろう国が、何故米国を振り切って赤いインチキ国家
に擦り寄ったのかを、英國と日本の関わりを中心にした過去を振り返って
考えてみます。

イギリスは数百年間にわたって、負けを知らなかった。大英帝国を建設
する過程における侵略戦争は、連戦連勝でした。英國は植民地を徹底
的に搾取することで、国の繁栄を維持してきたのです。

ところが第二次大戦によって英國は日本によってアジアでの植民地を
失い、世界の覇権を米国に奪われてしまった。ここから英國の没落が
始まっていきます。

当時、英國を含む欧米各国は有色人種を人間扱いしていません。
列強国のアジアでの植民地政策は黄色人種を人間として認めず、奴隷
のように強制労働をさせる過酷な制度でした。アジアの国際状況は
欧米列強の草刈場と化していました。

英國は日本を中国と同じく「儒教文化圏」の一員と見ていました。しかし
実際は日本は遣隋使の時代から中華文明をずっと拒否し続けて、実質
的には、唐以後の日本文明はすでに大陸歴代王朝よりも遥かに進んで
いました。

ハンチントンが「文明の衝突」の中で日本だけで一つの文明と定義されて
います。つまり日本は大陸とは別系統の文明なのです。日清戦争の
勝利により、欧米列強は、日本に対する彼らの特権を放棄しました。

イギリスが日本と最初に関わった事件は、それは薩摩藩の行列を横切ろ
うとしたイギリス人を殺傷した生麦事件です。脅迫に怯えた幕府が破格の
10万ポンドをイギリスに賠償金として支払います。しかしイギリスは幕府
から賠償金の支払いを受けていながら今度は薩摩藩に賠償金2万5000
ポンドと下手人の処刑を要求しました。

ところが薩摩藩は果敢にもイギリスに戦いを挑みました。1863年鹿児島
湾にイギリス艦隊7隻が脅しの為に入ってきました。戦いを覚悟していた
薩摩藩はイギリスの要求を拒否しました。

ついに薩摩藩の全砲台が一斉に火を吹きました。薩摩藩の砲台は83門
を備え、射程距離は約1Kmであったが、それに引き換え、イギリス艦隊
の艦砲は101門でその中には世界最強の大砲・アームストロング砲が
あり、射程距離は4Kmもあります。

しかしイギリス艦隊は知らず知らずのうちに薩摩藩の砲台に近づきすぎ
て全艦ともに薩摩藩の砲撃を浴びた。イギリス艦隊は大きな被害を受け
たが、それ以上に薩摩藩は大きな被害を受けました。

イギリス側も旗艦・ユーリアラス号は艦長と士官が戦死し主甲板には
破裂弾を受け多数の死傷者を出し戦線離脱、パール号も砲撃を浴び、
戦線離脱をするなどイギリス艦隊も大きな被害を受けました。イギリス
艦隊はこれ以上の被害を避けるために湾口に引き上げた。

イギリスはこの薩摩藩の反撃に驚愕した。アジア人がイギリス艦隊に
戦いを挑むなどこれまでの経験上考えられませんでした。アジアに多く
の植民地を作ってきた最強のイギリス軍に立ち向かい、一戦交えた後に
さらりと講和のテーブルに着いた薩摩の力と理性にそれまで見てきた
アジア人にはない知性と教養をイギリス人は感じました。この思いが
1902年の日英同盟へと繋がっていきました。

そしてイギリスは薩英戦争・下関戦争をへて日本人の勇気と叡智と知り、
また義和団事件で日本兵の優秀さを知りました。

義和団事件で英国公司マクドナルドは「北京篭城の功績の半ばは、特に
勇敢な日本兵に帰すべきものである」と言い、また柴中佐は絶え間ない
激戦でつねに怪腕をふるい、全ての国の指揮官が柴中佐の見解と支援
を求めるようになった」と55日間籠城したアメリカ人ポリー・スミス婦人が
言っています。

この後北京で一緒に戦った英国のマクドナルドは駐日大使になり、日本人
のずば抜けた優秀さと、礼儀正しい姿を知って日英同盟の締結を推し
進めました。もちろんイギリスの思惑は、義和団の乱以来満洲から撤兵し
ないロシアを牽制する目的が主であることは当然の事です。

1902年イギリスは大英国のプライドを捨て、極東での最も良きパートナー
として日本を選びました。日英同盟は英國がアジア人を認めた最初の
出来事でした。それから113年後、落ち目になった英國は、地球人最低の
人格を持った中国人と友達になりました。

1902年の日英同盟は、日本人の人格を認めて友達になった。しかし
2015年、金に目がくらんだ英國は、ならず者国家中国人をパートナーに
選んでしまった。

英国人は漢籍を通じて身につけた中国イメージに毒されて判断を誤って
しまった。現代の日本の歴史学者や欧米の中国歴史学者たちのほとん
どは、2千数百年前の孔子、荀子、孟子、老子などの思想が記述された
漢文をしっかり勉強します。しかし漢文を通じて中国人を理解すること
ぐらい不毛な行為はありません。

何故なら漢文は中国の古語ではありません。少なくてもこの二千年間と
いうもの、漢文は中国語とは全く関係がありません。中国人にとって漢文
は外国語同然なのです。

何故なら漢民族は後漢末期の戦乱に、ほぼ絶滅し北方から侵入してきた
遊牧民に取って代わられています。それ故中国の春秋時代末期から戦国
時代にかけての,ほぼ300年間に活躍した思想家群である諸子百家が
唱えた「仁義礼智信」といった思想も消えていってしまった。

つまり中国の漢民族は言葉も文化も違う騎馬民族の子孫にそっくり
入れ替わってしまいました。言葉や文化が多少でも似ていれば騎馬民
族が中国に同化したといえますが、全く人種の違う騎馬民族が中国人
になったのです。

いわゆる漢民族は紀元二世紀で地球上から姿をけした。ただし漢時代
の皇帝システムだけは生き残り、異民族である隋、唐、宋といった王朝に
受け継がれていきました。そして遂に1271年中国を統一した元王朝(モン
ゴル人)によって漢民族を絶滅させます。

ところが日本を含めた欧米各国は2千数百年前に書かれた漢籍を通じて
中国人のイメージを固定化させてしまった。つまり中国人を古来から変わ
らず、信義に篤く、礼を尊ぶ教養の高い文化人の国であると信じて
しまった。

なぜ日本人や欧米各国の人が漢文に書かれていることが真実であると
無邪気に信じてしまったのか?それは日本や欧米各国には昔から現在
まで人々の書き残した日記や文学、歴史書などが無数に残されているが、
そのようなものは中国には皆無に近いからです。

中国には古代から共通中国語というのは、一度も存在しなかった。中国
人達は近代になるまで、自分たちが話している言葉を書き表す手段が
なかった。つまり中国人は二十世紀になるまで、自前の「文字」なかった
のです。当然、文化伝統の継続など起こりえるはずもありません。

だから欧米各国の中国研究の学者達は2千数百年前に書かれた膨大な
漢籍を研究することによって、中国に対する抜きがたい幻想が居座って
しまった。

それ故、今回のイギリス人たちもまさか中国人が大嘘つきの詐欺師で
あり、残酷な野蛮人であるなど夢にも思っていないと思います。だから
いくら金に目がくらんだとは言え、7つの海を支配した大英帝国が、習近平
の言葉である両国は「グローバルな包括的戦略パートナーシップを構築し、
黄金時代を開く」とのインチキセリフに合意してしまった。

早い話が中国人の正体を知らない英國が、世界一の凶悪な殺人者と
手を結んでしまったのです。

100年前、英國は黄色人種を人間として認めず、奴隷のように扱ってきた
が、日本と関わることによってそのずば抜けた優秀さと礼儀正しい姿を
知って、日英同盟を結びましたが、その日本人と同じ文化圏と見てしまった
巨悪な野蛮人である中国人を、同列に見てしまった。この勘違いが今後、
英國の命取りになっていきます。

もし英國が中国2千年の歴史をもっと研究していれば、この野蛮な中国人
にいくら金を積まれても、決してバッキンガム宮殿の晩餐会に招待など
しない。

中国人は2千年の過酷な自然環境と社会環境によって、「詐欺師」の民
族性が形作られてきました。つまりウソつきでなければ生き残れない人種
になったのです。

中国に蔓延する偽物商品、書類偽造、事実捏造、環境汚染、中国が
発生源とみなされている多くの病原菌、海外に流出する中国人による
凶悪犯罪、国際社会のルール無視、このように中国人がますます
「野蛮」になっていきます。

それは共産党1党独裁による情報鎖国による知識と知性の欠落、そして
2千年間食うや食わずの飢餓の線上で生きてきたからです。結果、
中国人は法の観念を知らない、役所は賄賂とコネでしか動かず、
近代社会は機能停止状態です。

これがイギリス人が知らない中国人の正体です。

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● つまり一言でいえば、英国もやがてチャイナと似たような国になるという事でしょう。
  赤い帝国か、又は白い帝国になるかは分かりませんが、戦乱と独裁と
  虐殺の歴史がやがて英国にも来るという事なのです。

● 衰退したとはいえ、情報機関の活躍と、歴史分析が優れている英国の事です。勿論
  チャイナの正体は分かっての事なのです。背に腹は代えられぬと言う事なのです。
  死にゆく老人には、他人の事など知った事ではないのです。

● 年金さえもらえれば、あとはどうでもよいのです。死ねば借金は返さなくても良いのですから、
  最後に馬鹿を見るのはチャイナでしょう。メンツにこだわって、返しきれない人に
  お金を貸すのですから。武家の商法みたいなものでしょう
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