☆ https://medicalai.m3.com/news/181127-interview-mittr?dcf_doctor=true&portalId=mailmag&mmp=AI181130&mc.l=358935607
毒舌医師が語る、がん個別化医療の「幻想と現実」
2018年11月27日(火)
遺伝子情報に基づく適確医療に対する世間の注目が集まっているが、当初に期待したほどの成果をまだ挙げられていないことも確かだ。舌鋒鋭い批判で知られる腫瘍専門医のビナイ・プラサド准教授によれば、個別の遺伝子治療の利点が誇張されることで、公衆の誤解を招き、ひいては患者の不利益になっているという(後編はこちら[毒舌医師が語る、がん個別化医療における「金銭面での利害」])。
ポートランドにあるオレゴン健康科学大学医学部のビナイ・プラサド准教授は、まだ比較的若く、学界の出世階段を登っているところだ。しかし、個別医療などをはじめとする現代生物医学の研究に対する舌鋒鋭い批判から、「プロの小言屋」としてすでに広く定評がある。プラサド准教授は、高名な医学雑誌や科学雑誌に寄せた論評や、約2万5000人のフォロワーがいるツイッターアカウントで、腫瘍の中の特定の突然変異に基づいて患者に医薬品を投与する適確医療(「精密医療」とも呼ばれる)の使用を推進する根拠(または根拠が不足している点)について疑問を呈している。プラサド准教授はほかにも、抗がん剤の薬価高騰や、現代の研究を混乱させている金銭面での利害対立も批判している。
プラサド准教授は、医療界の小言屋として、新しい視点をいくつかもたらしてくれている。インド系移民の両親を持ち、オハイオ州ユークリッド(クリーブランドの東郊都市)に生まれたプラサド准教授は、シカゴ大学医学部に進学する前は、哲学に興味を持っていたという。腫瘍専門医として査読(ピアレビュー)を経た論文を多く執筆しているが、とりわけ、ゲノム情報に基づいた治療が、がん患者に大して効果がないことを示唆する証拠を集めた論文が多い。プラサド准教授は、ネット上での険のある発言から、汚い言葉で相手をこき下ろすなどと非難されてきたが、自身が「ツイートリアル(tweetorials:ツイッターのつぶやきによる指導)」と呼んでいる、高名な研究の構想や研究データに対する詳細な分析は非常に人気が高い。
以下の、ベテラン医療系ライターのステファン・S・ホールとの対談でプラサド准教授は、適確腫瘍学(プレシジョン・オンコロジー)や、消費者直販型の遺伝子検査に対する理解の欠如、新薬を市場に出すのに本来かかる費用について強く非難している。
ビナイ・プラサド准教授
個別医療を支持する人は、数十年にわたり、個別医療に革命が起こるのを待ち望んできました。現実はどうでしょうか?
多くの人が同意すると思いますが、ヒトゲノム計画の頃に作った予測の大部分が具現化していません。また、個別医療の効果はおそらく過大評価されていると思います。
大げさな予測を立てることの何が危険なのでしょうか?
科学と医学には、お互い矛盾する部分があると思います。一方で、優秀な科学者は、科学が難しいことを理解しています。ブレークスルーは常に起こるべきではありませんし、ブレークスルーが常に起こることもありません。ブレークスルーが起こるのは、まれなのです。科学は難解です。極めて基本的な過程の理解に何年も費やすのですから。
その一方で、私たちはしばしば、大げさな予測を立てて、困難で非現実的だが、今後数年間に達成されるかもしれないビジョンを持ちたい衝動に駆られます。専門家は今後もこういった行動をとり続けると思います。
大げさな予測は科学に対する公衆の誤解を招きます。人々は、ブレークスルーが常に起こらない限り、資金を提供すべきではないと考えるようになるのです。しかし、それは間違っています。科学には多くの資金が必要です。現在の投資額よりずっと多い金額が必要なのです。
そのことは患者の不利益になりますか?
医療行為やテクノロジー、科学の価値についての美辞麗句は、患者の不利益になると思います。治療や介入の効果の可能性についての理解を歪めて、自主性を奪ってしまうからです。例を1つあげましょう。
がん患者はしばしば、副作用が強く出る薬を投与されますが、患者はこの医療行為を受けることで生存率があがると信じています。患者たちは誰もが日々、薬物治療を受け続けるべきだろうか、副作用を我慢してまで受ける価値があるのだろうかと決断を下しています。薬の効果をきちんと理解した上で、偏りのない判断をしたのであれば、それは正しい決断です。
しかし、誇大広告と誤報に取り囲まれた環境では、実際には、患者の意思を尊重した決断を下すことが妨害されていると思います。患者から選択肢を取り上げているようなものです。私は、こういったことが頻繁に起こっているのではないかと本当に危惧しています。
少なくとも2006年頃から患者への個別の遺伝子治療が始まっているにもかかわらず、がん患者のほとんどは、こうした治療の恩恵を受けていないことを示す研究を最近発表されましたね。なぜそう思うのでしょうか?
あの研究を悲観的だと言う人もいますが、悲観的でも楽観的でもありません。ゲノムに基づく治療の恩恵を受けている現実的な患者数を、単純に評価しているだけなのです。1つのがんの原因となる遺伝子に投薬することが重要になる状況は確かにあります。こうした治療は止めるべきではありません。明らかに効果があるのですから。
問題は、転移がんと診断される患者の大多数には効果がないということです。私たちの論文の目的は、その数字を示し、時間を経るうちにどう変わったのかを文書化することでした。「爆発的に成長している」とか、「適確腫瘍学(プレシジョン・オンコロジー)が離陸した」「臨界点に達した」などという大げさな表現を耳にしますが、データを客観的に見れば、根拠はまったくありません。
ご自身が治療をする際に、個別の遺伝子治療を用いるのは気が進まないということですか?
もちろん、私もゲノム療法を用いますし、非常に気に入っています。患者によっては、非常に効果があります。実際、研究費を増やそうとしています。しかし同時に、ゲノム治療の展望については現実的になるべきだと思っています。私たちは現在、免疫療法薬や、細胞毒性薬などの医薬品に関しても、同様の分析をしているところです。これらの異なるタイプの治療法の効用を、さらに正確に比較できるでしょう。
最近の記事で、早い段階で適確医療を施すと、実際は診療が不適切となるリスクを増大させるかもしれないと指摘していましたね。なぜですか?
あらゆる病気について、治癒する可能性のある新たな治療法や戦略が日々現れ、そのすべてに、ある程度の生物学的妥当性があります。しかし、新しい抗がん剤となれば、生物学的妥当性だけでは十分ではありません。治験も実施して、想定通りの効果があることを証明する必要があります。適確医療にも、同様の基準が適用されるべきなのです。
従来の療法との違いの1つは、適確医療が非常に魅力的であるということです。適確医療の生物学的妥当性のいくつかは、非常に説得力のある話なので、適確医療を支持する人は、従来の治療と同様の方法で評価されるべきでないという考えに陥ってしまうのではないでしょうか。非常にまことしやかなので、適確医療を採用すべきだと考えてしまうのです。適確医療の支持者たちのこうした態度のせいで、私たちは逆説的に、最終的に適確医療を選ばない方向に導かれているのかもしれません。
転載元の記事はこちら
This article is provided by MIT TECHNOLOGY REVIEW Japan. Copyright ©2018, MIT TECHNOLOGY REVIEW Japan. All rights reserved.
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● 現代医療での癌治療や難病等の治療は完全に失敗してきたことを書きました。
その大きな原因は、歴史の大きな波を見ないと解けません。
● それは白人世界の最強の繁栄国・USAの支配階級が世界支配を目指したことに
あります。というよりも、医療の世界を含めて、西欧の世界戦略の仕上げを
USAが西欧のボスとして目指して来たことにあります。
㋐ その手段として、近代資本主義の科学・機械文明、石油文明の大いなる
成果である爆発的な生産能力を持った現代化学工場の産物で世界の
文明を支配しようとしてきたことにあります。
㋑ その為には、何千年も続いた偉大な過去の文明である、マリファナ・大麻文明
を潰す必要があり、実際そうしてきました。
● 今までの産業の主役・大麻繊維の排除、そして生薬の王様否地球上最高の医薬品
であるマリファナ禁止と他の生薬の禁止。同時に、過当競争で他国の産業を
潰しながらの、石油から作った繊維の世界への押し売り。
● 第二次大戦で登場した毒ガスから作った抗がん剤などの医薬品の世界市場制覇等です。
その為には、他国の民間治療を否定して、自らの科学文明による医薬品の
優秀さと正当性を主張する必要があります。
● その第一歩は、抗生物質の発見とその合成物にあります。抗生物質のお陰で消毒・
滅菌の概念で、外傷医学・救急医学等の外科的治療は格段に成功して
未来の医療にも欠かせない基礎を造ってきました。
● しかし慢性疾患、癌を含む生活習慣病の治療は完全に失敗したと云えます。抗生物質
自体が生物が分泌する所謂・生薬である事が、何よりもそれを証明している
と云えます。キーワードは生薬であり、その半合製品です。
● 完全な工場生産物である毒ガス由来の医薬品は今や、諸悪の根源の代名詞です。
抗がん剤、農薬・殺虫剤しかり、プラスチック公害問題しかり。
いまや石油文明は完全にその曲がり角に達しています。
● 全ては、白人国家のUSA/大西洋資本主義諸国が世界支配を目指したことから
始まったのです。全ては第二次大戦で世界の超大国として登場したUSA
だからできたとも言えます。
● 若しくは、石油文明のそして、資本主義文明の必然の結末とも言えます。
科学が、医学という生命を扱う分野で、資本主義的手法で歪められて
来たことにあります。特許制度も医療薬害の諸悪の根源と云えます。
● 証拠による治療という名の下での、インチキ論文作成による医学・医療界の
彼らによる支配が、諸悪の根源と云えます。医師個人の問題ではないが
しかし医師の集団である医師会などが、その支配体制に組み込まれて
自ら反省できないことが大きな問題点として残っています。
● この流れは、個人が抵抗して対処できる問題ではありません。歴史の流れに
乗りながらの戦いが必要になります。その為にも正確な歴史の予測と、
現代医療の欠点の追求、正確な生薬・大麻の研究が待たれます。
● やがて生薬の王様・大麻が登場するのです。これが歴史はくり返すという事なのです。
同時に漢方の前近代的発想は直ちに、近代科学の成果に取って替えられる必要が
あります。五臓六腑という概念は捨てなければ漢方の発展もありえません。
毒舌医師が語る、がん個別化医療の「幻想と現実」
2018年11月27日(火)
遺伝子情報に基づく適確医療に対する世間の注目が集まっているが、当初に期待したほどの成果をまだ挙げられていないことも確かだ。舌鋒鋭い批判で知られる腫瘍専門医のビナイ・プラサド准教授によれば、個別の遺伝子治療の利点が誇張されることで、公衆の誤解を招き、ひいては患者の不利益になっているという(後編はこちら[毒舌医師が語る、がん個別化医療における「金銭面での利害」])。
ポートランドにあるオレゴン健康科学大学医学部のビナイ・プラサド准教授は、まだ比較的若く、学界の出世階段を登っているところだ。しかし、個別医療などをはじめとする現代生物医学の研究に対する舌鋒鋭い批判から、「プロの小言屋」としてすでに広く定評がある。プラサド准教授は、高名な医学雑誌や科学雑誌に寄せた論評や、約2万5000人のフォロワーがいるツイッターアカウントで、腫瘍の中の特定の突然変異に基づいて患者に医薬品を投与する適確医療(「精密医療」とも呼ばれる)の使用を推進する根拠(または根拠が不足している点)について疑問を呈している。プラサド准教授はほかにも、抗がん剤の薬価高騰や、現代の研究を混乱させている金銭面での利害対立も批判している。
プラサド准教授は、医療界の小言屋として、新しい視点をいくつかもたらしてくれている。インド系移民の両親を持ち、オハイオ州ユークリッド(クリーブランドの東郊都市)に生まれたプラサド准教授は、シカゴ大学医学部に進学する前は、哲学に興味を持っていたという。腫瘍専門医として査読(ピアレビュー)を経た論文を多く執筆しているが、とりわけ、ゲノム情報に基づいた治療が、がん患者に大して効果がないことを示唆する証拠を集めた論文が多い。プラサド准教授は、ネット上での険のある発言から、汚い言葉で相手をこき下ろすなどと非難されてきたが、自身が「ツイートリアル(tweetorials:ツイッターのつぶやきによる指導)」と呼んでいる、高名な研究の構想や研究データに対する詳細な分析は非常に人気が高い。
以下の、ベテラン医療系ライターのステファン・S・ホールとの対談でプラサド准教授は、適確腫瘍学(プレシジョン・オンコロジー)や、消費者直販型の遺伝子検査に対する理解の欠如、新薬を市場に出すのに本来かかる費用について強く非難している。
ビナイ・プラサド准教授
個別医療を支持する人は、数十年にわたり、個別医療に革命が起こるのを待ち望んできました。現実はどうでしょうか?
多くの人が同意すると思いますが、ヒトゲノム計画の頃に作った予測の大部分が具現化していません。また、個別医療の効果はおそらく過大評価されていると思います。
大げさな予測を立てることの何が危険なのでしょうか?
科学と医学には、お互い矛盾する部分があると思います。一方で、優秀な科学者は、科学が難しいことを理解しています。ブレークスルーは常に起こるべきではありませんし、ブレークスルーが常に起こることもありません。ブレークスルーが起こるのは、まれなのです。科学は難解です。極めて基本的な過程の理解に何年も費やすのですから。
その一方で、私たちはしばしば、大げさな予測を立てて、困難で非現実的だが、今後数年間に達成されるかもしれないビジョンを持ちたい衝動に駆られます。専門家は今後もこういった行動をとり続けると思います。
大げさな予測は科学に対する公衆の誤解を招きます。人々は、ブレークスルーが常に起こらない限り、資金を提供すべきではないと考えるようになるのです。しかし、それは間違っています。科学には多くの資金が必要です。現在の投資額よりずっと多い金額が必要なのです。
そのことは患者の不利益になりますか?
医療行為やテクノロジー、科学の価値についての美辞麗句は、患者の不利益になると思います。治療や介入の効果の可能性についての理解を歪めて、自主性を奪ってしまうからです。例を1つあげましょう。
がん患者はしばしば、副作用が強く出る薬を投与されますが、患者はこの医療行為を受けることで生存率があがると信じています。患者たちは誰もが日々、薬物治療を受け続けるべきだろうか、副作用を我慢してまで受ける価値があるのだろうかと決断を下しています。薬の効果をきちんと理解した上で、偏りのない判断をしたのであれば、それは正しい決断です。
しかし、誇大広告と誤報に取り囲まれた環境では、実際には、患者の意思を尊重した決断を下すことが妨害されていると思います。患者から選択肢を取り上げているようなものです。私は、こういったことが頻繁に起こっているのではないかと本当に危惧しています。
少なくとも2006年頃から患者への個別の遺伝子治療が始まっているにもかかわらず、がん患者のほとんどは、こうした治療の恩恵を受けていないことを示す研究を最近発表されましたね。なぜそう思うのでしょうか?
あの研究を悲観的だと言う人もいますが、悲観的でも楽観的でもありません。ゲノムに基づく治療の恩恵を受けている現実的な患者数を、単純に評価しているだけなのです。1つのがんの原因となる遺伝子に投薬することが重要になる状況は確かにあります。こうした治療は止めるべきではありません。明らかに効果があるのですから。
問題は、転移がんと診断される患者の大多数には効果がないということです。私たちの論文の目的は、その数字を示し、時間を経るうちにどう変わったのかを文書化することでした。「爆発的に成長している」とか、「適確腫瘍学(プレシジョン・オンコロジー)が離陸した」「臨界点に達した」などという大げさな表現を耳にしますが、データを客観的に見れば、根拠はまったくありません。
ご自身が治療をする際に、個別の遺伝子治療を用いるのは気が進まないということですか?
もちろん、私もゲノム療法を用いますし、非常に気に入っています。患者によっては、非常に効果があります。実際、研究費を増やそうとしています。しかし同時に、ゲノム治療の展望については現実的になるべきだと思っています。私たちは現在、免疫療法薬や、細胞毒性薬などの医薬品に関しても、同様の分析をしているところです。これらの異なるタイプの治療法の効用を、さらに正確に比較できるでしょう。
最近の記事で、早い段階で適確医療を施すと、実際は診療が不適切となるリスクを増大させるかもしれないと指摘していましたね。なぜですか?
あらゆる病気について、治癒する可能性のある新たな治療法や戦略が日々現れ、そのすべてに、ある程度の生物学的妥当性があります。しかし、新しい抗がん剤となれば、生物学的妥当性だけでは十分ではありません。治験も実施して、想定通りの効果があることを証明する必要があります。適確医療にも、同様の基準が適用されるべきなのです。
従来の療法との違いの1つは、適確医療が非常に魅力的であるということです。適確医療の生物学的妥当性のいくつかは、非常に説得力のある話なので、適確医療を支持する人は、従来の治療と同様の方法で評価されるべきでないという考えに陥ってしまうのではないでしょうか。非常にまことしやかなので、適確医療を採用すべきだと考えてしまうのです。適確医療の支持者たちのこうした態度のせいで、私たちは逆説的に、最終的に適確医療を選ばない方向に導かれているのかもしれません。
転載元の記事はこちら
This article is provided by MIT TECHNOLOGY REVIEW Japan. Copyright ©2018, MIT TECHNOLOGY REVIEW Japan. All rights reserved.
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● 現代医療での癌治療や難病等の治療は完全に失敗してきたことを書きました。
その大きな原因は、歴史の大きな波を見ないと解けません。
● それは白人世界の最強の繁栄国・USAの支配階級が世界支配を目指したことに
あります。というよりも、医療の世界を含めて、西欧の世界戦略の仕上げを
USAが西欧のボスとして目指して来たことにあります。
㋐ その手段として、近代資本主義の科学・機械文明、石油文明の大いなる
成果である爆発的な生産能力を持った現代化学工場の産物で世界の
文明を支配しようとしてきたことにあります。
㋑ その為には、何千年も続いた偉大な過去の文明である、マリファナ・大麻文明
を潰す必要があり、実際そうしてきました。
● 今までの産業の主役・大麻繊維の排除、そして生薬の王様否地球上最高の医薬品
であるマリファナ禁止と他の生薬の禁止。同時に、過当競争で他国の産業を
潰しながらの、石油から作った繊維の世界への押し売り。
● 第二次大戦で登場した毒ガスから作った抗がん剤などの医薬品の世界市場制覇等です。
その為には、他国の民間治療を否定して、自らの科学文明による医薬品の
優秀さと正当性を主張する必要があります。
● その第一歩は、抗生物質の発見とその合成物にあります。抗生物質のお陰で消毒・
滅菌の概念で、外傷医学・救急医学等の外科的治療は格段に成功して
未来の医療にも欠かせない基礎を造ってきました。
● しかし慢性疾患、癌を含む生活習慣病の治療は完全に失敗したと云えます。抗生物質
自体が生物が分泌する所謂・生薬である事が、何よりもそれを証明している
と云えます。キーワードは生薬であり、その半合製品です。
● 完全な工場生産物である毒ガス由来の医薬品は今や、諸悪の根源の代名詞です。
抗がん剤、農薬・殺虫剤しかり、プラスチック公害問題しかり。
いまや石油文明は完全にその曲がり角に達しています。
● 全ては、白人国家のUSA/大西洋資本主義諸国が世界支配を目指したことから
始まったのです。全ては第二次大戦で世界の超大国として登場したUSA
だからできたとも言えます。
● 若しくは、石油文明のそして、資本主義文明の必然の結末とも言えます。
科学が、医学という生命を扱う分野で、資本主義的手法で歪められて
来たことにあります。特許制度も医療薬害の諸悪の根源と云えます。
● 証拠による治療という名の下での、インチキ論文作成による医学・医療界の
彼らによる支配が、諸悪の根源と云えます。医師個人の問題ではないが
しかし医師の集団である医師会などが、その支配体制に組み込まれて
自ら反省できないことが大きな問題点として残っています。
● この流れは、個人が抵抗して対処できる問題ではありません。歴史の流れに
乗りながらの戦いが必要になります。その為にも正確な歴史の予測と、
現代医療の欠点の追求、正確な生薬・大麻の研究が待たれます。
● やがて生薬の王様・大麻が登場するのです。これが歴史はくり返すという事なのです。
同時に漢方の前近代的発想は直ちに、近代科学の成果に取って替えられる必要が
あります。五臓六腑という概念は捨てなければ漢方の発展もありえません。