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金持ち父さん ロバート・キヨサキの「2017年市場クラッシュ」予測
2016年4月17日 ニュース
金融危機の到来を「仰天するほどの正確さ」で予測すると評判のハリー・デントと、『金持ち父さん 貧乏父さん』のシリーズ本で一躍その名が世界中に知れ渡ることになったロバート・キヨサキ。この2人が揃って、ごく近い将来の市場クラッシュを警告しています。(『カレイドスコープのメルマガ』)
食物、銃、貴金属を備蓄せよ――『金持ち父さん』の緊急警告
「2017年後半、NYダウ、日経平均は現値の3分の1になる」ハリー・デント
まずは、2013年から当メルマガで4~5回紹介しているハリー・デントから。それは、「NYダウは、今後1年~1年半で5500ドル近辺まで暴落する恐れがある。NYダウと連動性の高い日経平均にあてはめると5600円付近まで下落する」という予測です。
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デントの予測で外れたのは、「2014年中に中国バブルがはじける」というものでした。
しかし、ちょうど1年後に、確かに上海市場は歴史的な大暴落を演じ、3回連続の人民元の引き下げが実施されたのです。
時期は多少ずれることはあっても、デントの予測した規模でクラッシュは起きています。
今回もデントの予測が正しければ
、「今後1年~1年半」の2017年の春頃から2017年の秋頃には、NYダウも日経平均株価も、ともに今の値の3分の1まで下落しているということになります。
特に、最近のインタビュー(YouTube/英語)の中で、ハリー・デントは実に危ない橋を渡っています。
彼は、
今後4年以内に「歴史で最も大きい世界的なバブル崩壊」を経験すると断言しているのです。
もし、その大胆な予測が外れれば、彼の名声は一気に失われてしまうでしょう。なぜ、そんな賭けをする必要があるのでしょう?これは、彼が人々に本当に注意してほしいときにアピールする彼独特の方法なのです。
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それは、起こるでしょうね……私は自分の評判のすべてをこれに賭けます。
私たちは、
これからの4年で歴史で最も大きい世界的なバブル崩壊を目撃することになります。
このバブル崩壊は回避できません。しかし、この
バブル崩壊の出口は1つだけあります。
それは、この数年、ひたすら積み上げてきた果てしない負債、果てしない紙幣のばら撒きによる景気刺激策、そして、ゼロ金利政策。
これらが必要なくなるまで、株価の大調整を受け入れることです。
……私は、NYダウは、2017年後半までに5,500~6,000ドルまで下落すると予想しています。
これは米国株式市場における大部分が損失するということなのでしょう。
……それから、いったんは回復する局面が訪れるでしょうけれど、その後、2020年に向けて何回かの(下落の)余波が襲ってきます。
私の見立てによれば、2020年に向けて、(上げ下げの)4つのサイクルが次から次へと訪れます。
……
最悪の事態は2020年までに終わっていると思います。
しかし、2016年から 2020までの4年の間で、もっとも最悪の事態は2017年の終わり頃であると予想しています。
ハリー・デントは、NYダウの最安値が2017年の後半にやってくると断言しているのです。これは、米国株式市場の価値が3分の2も失われることになる事態です。
その後、
2020年までは、一時のリバウンドを含めて4回のサイクルが訪れて、2020年頃に、やっと落ち着きを取り戻すと予想しているのですが、その時のNYダウの値が、どのあたりなのかは言及していません。
もちろん、今まで、メルマガで何人もの有名アナリストやストラテジストの予測を紹介してきたように、こうした恐ろしい予測を出しているのはデントだけではありません。
しかし、彼らの言っていることは共通しています。
疑いもなく、現在、世界はこれまで経験したことのない大規模な財政バブル崩壊の最終局面に立ち会っているのです。
「
2008年の金融危機より遙かにひどいクラッシュ」ロバート・キヨサキ
「私たちが経験した2008年の金融危機より、はるかにひどいクラッシュとなるだろう。その結果は想像を絶する恐ろしさになるに違いない」――こう言い続けているのは、ハワイ生まれの日系4世で、ハワイの不動産投資などで成功した人物として日本でもよく知られているロバート・キヨサキ。
実は2002年の時点で、キヨサキは「2016年に市場崩壊が起こる」と予言していたのです。
最近になって、Market Watchが、キヨサキのこの予言を取り上げています。
14年前、個人資産の形成を指南する一連の本を書いた著者は、2016年には、歴史上最悪の市場崩壊がもたらされるだろう、と予測していました。
……そして、今、現役を引退した何百万ものベビーブーマーは、手に入れた資金に依存する生活を送っています。
しかし、キヨサキの予言は、まさにそのとき、彼らの夢を打ち砕いたのです。
……ロバート・キヨサキ……いったい誰が、2002年に彼が書いた『金持ち父さんの予言』の中に書かれている「2016年・市場クラッシュ」を想像したでしょうか。
……彼は「
メルトダウンは、現在進行中である。投資家にできることは、金か銀を買っておくこと以外にはほとんどない。そして、連邦準備制度理事会が、それを少しでも遅らせることを望む」と書いているのです。
ロバート・キヨサキは、6年以上前から、
米国の経済崩壊は不可避で、そのときのために今から準備しておくよう投資家たちに訴えていました。
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「そのときは、金と銀しかない」と。これは2011年3月にアップされた動画(YouTube/英語)です。「2012年からは不況に入る。だから、食料などを備蓄しておくことが大切だ」と、著名な投資家たちが議論しているものです。
キヨサキと、彼の財政専門家チームは、アメリカ人に食物、銃、貴金属をストックするよう勧めています。要約すると、次ページのようなことを主張しています。
結局、それはやってくる」ロバート・キヨサキの衝撃的な未来予想図
キヨサキと彼の財政専門家チームの主張を要約すると以下になります。
・「私たちが予測しているように経済がクラッシュするとき、群集は
金と銀を買うために殺到するようになるでしょう。
・私たちは深刻な不景気に入っていくか、あるいは
ハイパー・インフレーションに入っていく可能性があります。
・あるいは、
戦争に向かうことさえあるかもしれないのです。
・銃を買ってください。私は準備しています。私は、最悪の事態に備えて準備しています。
・私の家に来てごらんなさい。私は武装した状態で、あなたを迎えるでしょう。
・
私たちには食物があり、水があり、銃、そしてゴールド(金)とシルバー(銀)、および現金があります。
・クレジットカードシステムはシャットダウンし、
世界は停止します。
・スーパーマーケットには、
3日分の食料品さえなくなっているでしょう。
これが、不動産投資で大成功をおさめ、まさにアメリカン・ドリームを地で行くロバート・キヨサキの発した言葉です。
これが、
破竹の勢いのドナルド・トランプとの共著『Why We Want You to Be Rich: Two Men, One Message』を出版した、憧れの富豪の言葉なのです。
しかし、彼は数年前から、一転して用心深いプレッパーになっていたのです。
キヨサキの言うように多くの投資家は、富を保護することができる1つの方法がペーパーマネーを金と銀の現物に換えておくことであると同意しています。しかし、まだ金と銀の価値は過小評価されています。
キヨサキは、2002年の時点で「2016年から経済崩壊が始まる」と確かに予言していました。
ただし、連邦準備制度理事会(FRB)がもう1ラウンドの量的緩和に着手することを決定すれば、来たるべきクラッシュは、少し先送りすることができると言っています。
しかし、そうであっても、2016年に起こる予定になっていたことが2017年にずれ込むだけのことです。彼は、「結局、それはやってくる」と見方を変更していません。
ロバート・キヨサキ
「QE4を実施するかどうかは大きな問題だ」
Market Watchに彼が語ったことは、「
実態的な人口統計と世界的な経済の弱さが相乗して市場の大規模な崩壊を回避不能にしている」ということです。
連邦準備制度理事会(FRB)は、もう1ラウンドの量的緩和で2016年の崩壊を一時的にではあるものの、食い止めることができるかもしれません。何より、それは経済を刺激するので。
イエレン議長は3月の会議でよりハト派になりました。「ドル高は米経済の重荷」との発言が海外投機筋を誘い込んで、円高ドル安が進んだのです。
利上げに強気だったニューヨーク連銀のダドリー総裁でさえ、「海外の経済成長が弱いことに起因するリスクを考えると、利上げは慎重に進めるべきと穏健派に変わりつつあるものの、イエレン議長は依然として「段階的利上げは適切」と、これまでの姿勢を崩していません。
「QE4(量的金融緩和第4弾)を実施するかどうかは、大きな問題だ」とキヨサキは言いました。
「
QE4が実施されれば、株式市場は唸り声を上げて戻って来るでしょう。しかし、お金を印刷するのを止めるならば、それは失速して墜落します。結局、どうであれ、最後は墜落するのです」
イエレン議長は、3月30日のニューヨーク講演で、「フェデラルファンド(FF)金利がゼロ近辺に戻るとしても、(FRBは)追加緩和を打ち出す余地がかなりある」と余裕を見せているところを見ると、
なんとしてでも「アメリカ発の金融危機」は避けたい模様です。
誰が何を言おうと、実際、
世界経済はかなり弱くなっています。
最大の懸念材料である中国のもう一段の景気減速を別にしても、ブラジルは景気後退に突入し、イタリアの銀行システムは、完全にメルトダウンの過程に入りました。
そして、日本は、日銀のポンジ・スキームを延命させようとして、とうとう禁じ手であるマイナス金利を導入したものの、ほとんど機能していません。
官邸が何を言おうとも、現実は日本の工業生産は、まさに、2011年の津波の年の水準から一向に脱出する気配を見せません。
アメリカでは、イエレン発言によって株がここ数週間に大幅に反騰したので、投資家はプチ安泰相場に気を緩めています。
ジェームズ・リカーズ(James Rickards)は、「このリバウンドは一時的なものだ」と、投資家たちに警告心を解かないよう注意を喚起しています――
「カレイドスコープ」のメルマガ2016年4月11日号(第151号パート2)では、この続きとして、以下の内容を詳しく解説しています。
「金を保有しなさい」ジェームズ・リカーズ
「すぐに一塊のパンに25ドルも支払わなければならなくなる」ドナルド・トランプ
「米国企業の社債はデフォルトリスクに晒されている」アルバート・エドワーズ
大不況が襲う前には企業の収益がピークに達する……では日本の大企業は
※ジェームズ・リカーズ
CIAや国防総省、FRBから助言を求められることもしばしば『通貨戦争 崩壊への最悪シナリオが動き出した!』著者
※アルバート・エドワーズ
ソシエテ・ジェネラル ストラテジスト
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● 上記の警告は、私の説と似てますが、大きく異なります。何度も書いたように、
上記の警告は、現白人世界支配層=USA/大西洋ヨーロッパ諸国の見解と
同じであることは毎度書いてきました。
● 上記彼らの言うことを要約すれば、
❶ 世界の経済は徐々に弱っている。➡ 実際はUSA/大西洋ヨーロッパが弱っているだけです。
❶ やがて経済の世界的大暴落が起こり、大混乱となり、金融システムはクラッシュして、
現金は使えなくなり、金銀が必要になる。混乱のために食糧の備蓄と
治安の確保=武器も必要になる。
❶ ハイパーインフレーションがやってくる。
❶ しかし最後は落ち着く。それは2020年頃だろう。
● これは歴史を見れば、
前回の世界恐慌の再来を予想している事と同じです。大混乱は続くが
やがては落ち着くだろう、ということです。それは世界恐慌のバーナンキを
FRB議長に抜擢したことからもわかるように、彼らは今回の最後の暴落を
前回の世界恐慌になぞらえているのです。
● これは彼らが、特にキヨサキはずいぶん前から予測しているように、明らかにサイクル理論
=エリオット波動論知っているものと思われます。
● しかしその
波動論の歴史的応用が間違っているための、今回の大げさな警告へとなったのでしょう。
支配層のパニックの行動は、2000年からの調整開始後に、9:11を自作自演したり、
その後に中東への大侵略、ロシアいじめと続く世界への攻撃行動でも見えます。
● つまり、大暴落が起こる前に、
混乱の原因を世界の他所に作り、煙幕としようとしている
のが見えます。つまり今回暴落して世界恐慌になるのは、われわれの強欲のせいではないと、
言い訳して、さらに恐慌を利用して、あわよくば
世界支配を目指し、さらにその過程で
軍産複合体がぼろ儲けしようというのでしょう。
● しかし、世界は混乱はしたが、事態は彼らの思い通りには動かず、ロシアも比較的
冷静さを失わず、大恐慌と大戦は避けられるように見えます。しかし、経済的
破たん=世界恐慌は来るとの予想はまだまだ持っているようです。
● その間違いは、
エリオット波動の歴史への応用に失敗したからといえます。つまり、
❶ 60年サイクルで世界恐慌が来るという予測の間違い。それが前回の世界大恐慌から
70年後に始まった2000年からの調整が恐慌を導くとの予想に
つながったのでしょう。同時に2000年からの世界侵略を意図したのです。
実際は➡
経済の崩壊は30年サイクル崩壊X3=90年サイクル崩壊が、実は重要なのです。
それが前回の大恐慌をももたらしたのです。60年サイクルは金利のサイクルのに
残っており、それがハイパーインフレ、政策金利にも関与するのです。
❷ 世界恐慌が来ても今回も2020年までには落ち着くだろうという予測。
実際は➡ 今回の暴落は最後の大暴落を残していることは、彼らの予想と同じですが、しかし
今回は暴落の管理の準備はすでにできています。クリントン女史が当選すれば
当然金融機関を助けるし。問題のトランプ氏も大暴落に備えての長期国債の
借り換えを認めています。早い話が暴落時の金融緩和と
金融機関を救うことを認めているのです。
実際は今回の大暴落は、例えリーマンショックを超えたとしても、大混乱は
起こらないし、ましてやカードが使えなくなったり、お金が使えなくなったりと
いうことは起こりません。むしろ準備万端というところですから、
比較的静かなる大暴落となるでしょう。
前回はわざと救えるのに救わずに、リーマンショックを利用して、GSとその取り巻きは
膨大な儲けを得たのです。CDSを=リーマンに保険をかけて、リーマンの死亡保険を
仲間で分け合ったのです。
あなたの会社があなたに保険をかけて、救える状況で救わずに見殺しにして、あなたの
保険金を会社の社長と取り巻きが懐に入れたのと似ています。その時に
その取り巻きにあなたの奥さんがいいるかどうかはわかりませんが・・。
❸ ハイパーインフレが起こるという予測。
実際は➡ 今はデフレとか騒がれており、インフレ目標到達しなくて、世界の中央銀行は
焦っているのです。インフレは徐々に来ますが、強いインフレは2020年までには来ません。
つまり、金利の60年サイクルにあるように、
2020年代の後半から金利が徐々に
高くなり、2029~2046年間が史上最大の大暴落と不景気下のハイパーインフレ
スタグフレーションが来るのです。
今回ではないのです、
次回の大暴落2029~2046年が史上最大の大暴落となるのです。
そしてその回復は、前回のように
世界大戦=内戦型世界大戦を齎しますが
残念ながら、先輩資本主義は二度とはもとには戻りません。
勿論USA/大西洋ヨーロッパ諸国の話ですが、
資本主義体制の大崩壊と革命で
世界戦国時代がやってきます。その時には上記の警告は意味を持ちますが・・。
しかしその時には、彼
らの言う混乱をはるかに超えた混乱です。
●
つまり、大混乱の来る時期の間違いと、ハイパーインフレの来る時期の間違いと、
資本主義が続くという誤解とが、予測の間違いと一体となっているのです。
資本主義の親玉も、資本主義の大崩壊は想像したくないのでしょう。
● したがって、まだまで貴方が富豪になるチャンスは転がっています。2029年からは
超大暴落時の空売りと貴金属資源にかけるのが良いでしょう。
● 勿論今年末~来年春のかけての、大暴落と空売りと貴金属資源にもかけられます。
その後10年間、2019~2029年までは、先輩資本主義最後の大バブルにも
かけることはできます。
● 政策金利の予測やローン金利の予測は何度のブログで書いていますので、
今回はその図のみを出します。今現在周辺がローン金利の底と予想できます。
たとえ今回の大暴落後に金利が下がったとしても、すぐに再び金利は
上がるでしょうから、現在と似たようなものです。
☟ 2019年前後が不景気の底≒株価の底と予想できますが、それと政策金利が完全に
一致するとは言えません。特にローン金利は未来を予測して上げますから、
政策金利よりは早めに上がると予想できます。