ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

ガイジン・ウニ

2010-07-25 | 料理・食べ物・外食
日曜日なので今日も朝からマーケットへ。

今日はとうとう生ウニを買ってみました。

加工して容器に入ったものは買っていますが、生は初めてです。


子どもの頃、伊豆のどこかへ海水浴に行き、父と叔父が素潜りで採ってきたウニをその場で食べたことがありました。確か石で叩いて手で割ったような記憶がそんなことができる父が原始人に見えました

濃いオレンジのウニをスプーンですくって食べたのは衝撃的でした。
良質な玉子の黄身のようで、ねっとり甘く感じるほどで、子どもながらに
「ウニっておいしい
と、それはそれは大きな発見でした。

大人になってちょっとお高いお店で生ウニをいただいたことはあっても、殻から直接というのはあのときだけでした。


思わず興味津々で、どこから見てもマオリの屈強なおニイさんに、
「これって天然もの?養殖?」
と聞いてしまうと、驚いたように、
「オレが潜って採ってきたんだ。」

「え~、潜って???(そりゃ、そうだよね。でも今は一応真冬です)
素潜り? それともスキューバ?」
とさらに聞くと、
「素潜りさぁ。スキューバは禁止されてるんだ。」



冬の海に潜って採ってきた
というそのストーリーだけで、お買い上げ決定です。



なのに、なのに、おニイさんったら
「ひとつ、おごるよ。」
と、売り物を手に取ると、ナイフの柄の頭でコンコンと真ん中をつついて凹ませ、凹んだ場所にナイフの先を入れて切れ目を入れ、カパッと割ってくれました。使い捨てのスプーンまでくれて、
「試してみろ!」
あっぱれ~



「お、お、おいしい~~
感激のうちに食べ終わるワタクシと夫。
おニイさん、ありがとう!!!!


 で、買ってきましたよ、もちろん

直径10cm近くあって相当大きいです。
色も日本のと比べたらず~っと薄くて、
トゲトゲも手袋がいらないくらいであまり痛くありません。


全体的に大造りで、
「こりゃ、ガイジンさんだな~」
というのが感想。

子どもの時に食べた、黒くて小さくて、実がぎっしりな小造りなものとはやや違います。なんでも大きいNZらしい

おニイさんと立ち話をしているときに、アイ(ランダー)ちゃんの小母さんが途中から入ってきて、
「おいしそうねぇ。」
「今、ひとついただいたけど、おいしかったわぁ~」
と言うと、
「そのバケツ一杯食べても、私には足りないわぁ~」
(あと30個は入ってましたが・・・・
とゲラゲラ笑いながら行ってしまいました。

これで
1個2ドル(130円)
ほど。

買っちゃうよね~