(なかなか10月から脱することができませんが、今日も旅日記で)
この旅行まで、その存在すら知らなかった、スワンプ・カウリ。
直訳すれば「沼地のカウリ」
「沼地に生えていたカウリ」という意味ではなく、倒壊したあと「沼地に埋まったカウリ」という意味で、何千年も経ってから掘り起こされたものです。埋まっていたのは沼ばかりとは限らず、今では牧場になっている地中から掘り起こされたものもあります。
牧場で発見されたスワンプ・カウリ
地中でも一定以上の水分があれば、こんなに長い時間を経ても土に返らないんですね~
掘り返すのに大変な費用がかかりますが、それを上回る額で売れるそう。
今では雨風にさらされ、子どもたちによじ登られ、表面がボロボロになって小さな木片が無数に落ちていました。おみやげに少しもらってきました。
ショベルカーやクレーンなど建機を使って掘り出されたカウリはダンプカーで製材所に運ばれ、家具や小物などあらゆるものに加工されます。
伐採が禁じられたカウリの製品が今でも出回っているのは、リサイクルとこうしたスワンプ・カウリによる供給があるからなんだそうです。
個人的にはキレイに研磨されたツルツルの工芸品よりも、入口で拾ったゆうに3000年以上前の木片の方が気に入りました。
沼地にはカウリが埋まっているばかりか、カウリから剥がれ落ちたカウリガムも多数見つかったため、かつてのガムディガーたちは古くて価値の高いスワンプ・カウリのガムを求めて、沼地をに入ってはガムを探し、掘っては洗い、という作業を繰り返していました。
(ガムディガーの様子。過酷な仕事だったようです)
ビンテージガム。古いものは透明度と光沢が増すそうで装飾品です。
1960年代半ばにはこうしたガム探しも完全に終わりました。
カウリの森で見た、カウリガム。
傷ついた樹皮を樹脂で覆って守ります。
何千年も生きる木の驚くべきメカニズムなんでしょうね。
展示されていたカウリ
鎌倉時代直前の1100年頃芽を出し、長い長い時を経て、
私が生まれる2年前に切り倒されました。
今度は展示品として長い長い年月を過すのでしょうか?
外は霧雨のような雨でした。
この地域の多雨がカウリを育て、倒れたスワンプ・カウリを守ってきたのでしょうね。
カウリコースト、ぜひまた訪れます!
この旅行まで、その存在すら知らなかった、スワンプ・カウリ。
直訳すれば「沼地のカウリ」
「沼地に生えていたカウリ」という意味ではなく、倒壊したあと「沼地に埋まったカウリ」という意味で、何千年も経ってから掘り起こされたものです。埋まっていたのは沼ばかりとは限らず、今では牧場になっている地中から掘り起こされたものもあります。
牧場で発見されたスワンプ・カウリ
地中でも一定以上の水分があれば、こんなに長い時間を経ても土に返らないんですね~
掘り返すのに大変な費用がかかりますが、それを上回る額で売れるそう。
カウリ博物館の入口に展示されたスワンプ・カウリ
ダーガビル近くの牧場の沼から掘り起こされたもので、直径3.7メートル。
約2800年前に火山の爆発など地表の変化で倒壊したようです。
ダーガビル近くの牧場の沼から掘り起こされたもので、直径3.7メートル。
約2800年前に火山の爆発など地表の変化で倒壊したようです。
今では雨風にさらされ、子どもたちによじ登られ、表面がボロボロになって小さな木片が無数に落ちていました。おみやげに少しもらってきました。
カウリの森の倒壊したカウリも上手く湿った土に埋もれることができれば、
そこからまた何千年も存在できるんでしょうか?
スワンプ・カウリの展示品
表面はきれいに磨いてありますが・・・・
周りはこんな感じで、
自然なまま。
そこからまた何千年も存在できるんでしょうか?
スワンプ・カウリの展示品
表面はきれいに磨いてありますが・・・・
周りはこんな感じで、
自然なまま。
ショベルカーやクレーンなど建機を使って掘り出されたカウリはダンプカーで製材所に運ばれ、家具や小物などあらゆるものに加工されます。
伐採が禁じられたカウリの製品が今でも出回っているのは、リサイクルとこうしたスワンプ・カウリによる供給があるからなんだそうです。
個人的にはキレイに研磨されたツルツルの工芸品よりも、入口で拾ったゆうに3000年以上前の木片の方が気に入りました。
沼地にはカウリが埋まっているばかりか、カウリから剥がれ落ちたカウリガムも多数見つかったため、かつてのガムディガーたちは古くて価値の高いスワンプ・カウリのガムを求めて、沼地をに入ってはガムを探し、掘っては洗い、という作業を繰り返していました。
(ガムディガーの様子。過酷な仕事だったようです)
ビンテージガム。古いものは透明度と光沢が増すそうで装飾品です。
1960年代半ばにはこうしたガム探しも完全に終わりました。
カウリの森で見た、カウリガム。
傷ついた樹皮を樹脂で覆って守ります。
何千年も生きる木の驚くべきメカニズムなんでしょうね。
展示されていたカウリ
鎌倉時代直前の1100年頃芽を出し、長い長い時を経て、
私が生まれる2年前に切り倒されました。
今度は展示品として長い長い年月を過すのでしょうか?
外は霧雨のような雨でした。
この地域の多雨がカウリを育て、倒れたスワンプ・カウリを守ってきたのでしょうね。
カウリコースト、ぜひまた訪れます!