滋賀県犬上郡甲良町尼子に甲良(こうら)神社があります。
甲良神社の権殿はもとの本殿で、室町中期に火事で焼けた後再建された建物の一部といわれています。昭和25年(1950)の解体修理の際、向拝奥肘木から「寛永十一年」の墨書銘が発見され、寛永11年(1634)に昔の材料を残しながら再建された建物と推察されます。
権殿の正面の柱間2.736m、奥行は母屋と向拝をあわせて4.687m、一間社流造り、檜皮(ひわだ)葺きで、大正4年(1915)に国の重要文化財に指定されています。前の屋根が曲線形に長く延びて向拝になる流造りの形式です。蟇股や柱、梁などに彫刻が施され、装飾の豊かな建物です。
正面を除く3面は一間社の板壁ですが、背面のみ中間に柱を立てて、2間となっています。内部は内陣と外陣に分れています。外陣の床は縁より一段高くなっています。正面では腰長押の下に格狭間の蹴込み板が入っています。この透模様の蹴込み板は松材で、その細工の仕方から室町時代のものと考えられています。
下記のサイトにもお立ち寄りください!
http://www.ueda.ne.jp/~ogino/japan/
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甲良神社の権殿はもとの本殿で、室町中期に火事で焼けた後再建された建物の一部といわれています。昭和25年(1950)の解体修理の際、向拝奥肘木から「寛永十一年」の墨書銘が発見され、寛永11年(1634)に昔の材料を残しながら再建された建物と推察されます。
権殿の正面の柱間2.736m、奥行は母屋と向拝をあわせて4.687m、一間社流造り、檜皮(ひわだ)葺きで、大正4年(1915)に国の重要文化財に指定されています。前の屋根が曲線形に長く延びて向拝になる流造りの形式です。蟇股や柱、梁などに彫刻が施され、装飾の豊かな建物です。
正面を除く3面は一間社の板壁ですが、背面のみ中間に柱を立てて、2間となっています。内部は内陣と外陣に分れています。外陣の床は縁より一段高くなっています。正面では腰長押の下に格狭間の蹴込み板が入っています。この透模様の蹴込み板は松材で、その細工の仕方から室町時代のものと考えられています。
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