旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

彦根城天守

2016年11月13日 | 旅 歴史

 滋賀県彦根市金亀町に彦根城があります。
 彦根城の天守は本瓦葺きの3階建て、3重の建物です。屋根は切妻破風(きりづまはふ)、入母屋破風、唐破風(からはふ)」を多様に配し、1階は突揚戸(つきあげど)、2階と3階には花頭窓(かとうまど)、3階には高欄付きの廻縁(まわりえん)を巡らせています。天守の部材に残る墨書によって慶長11年(1606)に天守は完成したことが明らかになっています。
 彦根藩主井伊家の歴史を記した「井伊年譜」に、「天守は京極家の大津城の殿守也」と記されています。彦根城の天守は大津城天守を移築したものなのです。昭和30年(1955)の修理の際に柱・梁・桁等に移築した形跡があると認めています。大津城天守は4重5階で1階と2階、4階と5階に通柱を持つ真壁造の天守であったようです。
 彦根城の天守は独立天守で北西隅に附櫓が付き、これから東へ長い多聞櫓が連なっています。天守と附指定で櫓及び多聞櫓が、昭和27年(1952)に国宝に指定されています。北面の東寄りには玄関があり、石垣内の地下入口に通じています。
 天守の構造は通し柱を用いないで、各階ごとに積み上げていく方式をとっていて、全体として櫓の上に高欄を付けた望楼を乗せる古い形式を残しています。牛蒡積(ごぼうずみ)と呼ばれる石垣は自然石を使い、重心が内下に向くように作られています。外見は粗雑な感じですが頑丈な積み方です。

下記のサイトにもお立ち寄りください!
http://www.ueda.ne.jp/~ogino/japan/


日本一周 ブログランキングへ

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村


http://blog.fc2.com/
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする