旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

岩湧寺多宝塔

2021年05月27日 | 旅 歴史

 大阪府河内長野市加賀田に岩湧寺(いわわきじ)があります。
 岩湧寺の多宝塔は銅板葺きの、三間多宝塔で、13mの高さがあります。室町時代後期の応仁から元亀年間(1467-1572)に建てられたと思われます。もと天台宗の小規模な多宝塔で、下重は長押を付けず、仮設的な扉を設けるなど未完成なところがあります。古風な造りで、装飾が少く、上重塔身は細めです。昭和55年(1980)に国の重要文化財に指定されています。
 多宝塔内には本尊の大日如来坐像が祀られています。檜の寄木造りで像高88.7cm、金剛界像で智挙印を結び、平安時代末期の作といわれ、国の重要文化財に指定されています。同じ塔内に安置されている愛染明王坐像は鎌倉時代の作で、河内長野市の有形文化財です。現在はどちらの像も、堺市博物館に寄託されています。

下記のサイトにもお立ち寄りください!
http://www.ueda.ne.jp/~ogino/japan/


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