昼から大学へ。3限の授業(社会学演習ⅡB)の教室(01教室)へ向かうべく、中庭から階段を下っているとき、目の前のメタセコイヤを見て、びっくりした。記念会堂前の広場の側の枝が切り落とされているのだ。三角錐の形の下の方が欠けてしまっている。記念会堂前の広場には、31号館・32号館の解体と新校舎建設工事に伴うプレハブの代替施設(教室と研究室)がこれから作られることになっていて、すでに建設予定地は鉄板で囲われている。メタセコイアの枝が切り落とされたのは、この代替施設の工事の邪魔になるからであろう。しかし、なんというデリカシーのないやりかたであろうか。1年か2年使うだけの代替施設の建設のために、文学部のシンボルともいえるメタセコイヤの枝を切り落としてしまうなんて! 切られてしまった枝の切り口がなんとも痛ましい。あの美しい三角錘のシルエットはもう二度と見られないのだ。これからスロープを上り下りするたびに気分が滅入りそうだ。
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無残なり
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無残なり