8時、起床。炒飯とスープの朝食。今日は午前中から教授会があり、大学へ。教授会の前後に、論系の主任としての仕事(新年度の講義要項の最終チェックと非常勤講師の嘱・解任の最終申請)を済ませる。どうにか滑り込みセーフ。
昼食は「たかはし」の刺身定食。教員ロビーの自販機の紙コップの珈琲を飲みながら表象・メディア論系主任の千葉先生と雑談。表象・メディア論系では学生(2年生)有志が企画して今月の8日、9日に伊豆川奈のセミナーハウスで合宿を行ったそうだ。学生たちが企画したというところがいい。教員の指示で動くのが「生徒」、自分たちで考えて動くのが「学生」である。
大学からの帰り、銀座に寄る。二丁目の交差点付近には外国の有名ブランド店が集まっているが、伊東屋に行く途中で「ブルガリ」のウィンドウをのぞいたら、素敵なネックレスが飾られていた。妻へのプレゼント(ホワイトデー)にどうかと思ったが、値札を見たら少々値が張る(最初見たとき「リラ」かと思った)。クレジットカードで払えない金額ではないが、妻は高額のプレゼントをしても決して喜ばないということを私は知っている。「していくところがないから」というのが彼女の口癖である。夫に散財をさせまいとする心遣いにあふれた言葉だ。「玉屋」でまた苺豆大福を買って帰ることにしよう。
文具のメッカ伊東屋の9階には喫茶室がある。ポットに入ってカップで3杯は飲める美味しいアールグレイ(ミルクティー)が550円である。銀座の穴場といってよい場所である。同じフロアーではいま「イラストレーション2009 ザ・チョイス大賞展」が開催中である。雑誌『イラストレーション』が毎号やっているコンペの集大成である。受賞作にはそれを選んだ審査員のコメントが付いているのだが、それがとてもためになる。イラストレーションの見方が変わるといってもいいくらいためになる。来週の月曜が最終日だから、関心のある方は急いだほうがよい。
丸の内東映で宮藤官九郎監督・脚本の『少年メリケンサック』を観る。館内は空いていたが、なぜか、私の座ったJ列の席だけ端から端までぎっしり埋まっていた。受付のお姉さんが勧めてくれた席だったのだが、きっと館内の清掃が楽なようにとの陰謀ではないかと思う。作品はまさにクドカン・ワールドで、物語そのものよりもクドカンらしさを楽しむ映画であるが、50歳の男というのはあんなに冴えないイメージなのかと思うと、素直には笑えなかった。苦笑というやつである。宮崎あおいは絶好調であった。
有楽町の駅前はずいぶん変わってしまったが、果物屋のある一画だけが、昭和30年代のまま残っていて、まるで映画のセットのようである。
昼食は「たかはし」の刺身定食。教員ロビーの自販機の紙コップの珈琲を飲みながら表象・メディア論系主任の千葉先生と雑談。表象・メディア論系では学生(2年生)有志が企画して今月の8日、9日に伊豆川奈のセミナーハウスで合宿を行ったそうだ。学生たちが企画したというところがいい。教員の指示で動くのが「生徒」、自分たちで考えて動くのが「学生」である。
大学からの帰り、銀座に寄る。二丁目の交差点付近には外国の有名ブランド店が集まっているが、伊東屋に行く途中で「ブルガリ」のウィンドウをのぞいたら、素敵なネックレスが飾られていた。妻へのプレゼント(ホワイトデー)にどうかと思ったが、値札を見たら少々値が張る(最初見たとき「リラ」かと思った)。クレジットカードで払えない金額ではないが、妻は高額のプレゼントをしても決して喜ばないということを私は知っている。「していくところがないから」というのが彼女の口癖である。夫に散財をさせまいとする心遣いにあふれた言葉だ。「玉屋」でまた苺豆大福を買って帰ることにしよう。
文具のメッカ伊東屋の9階には喫茶室がある。ポットに入ってカップで3杯は飲める美味しいアールグレイ(ミルクティー)が550円である。銀座の穴場といってよい場所である。同じフロアーではいま「イラストレーション2009 ザ・チョイス大賞展」が開催中である。雑誌『イラストレーション』が毎号やっているコンペの集大成である。受賞作にはそれを選んだ審査員のコメントが付いているのだが、それがとてもためになる。イラストレーションの見方が変わるといってもいいくらいためになる。来週の月曜が最終日だから、関心のある方は急いだほうがよい。
丸の内東映で宮藤官九郎監督・脚本の『少年メリケンサック』を観る。館内は空いていたが、なぜか、私の座ったJ列の席だけ端から端までぎっしり埋まっていた。受付のお姉さんが勧めてくれた席だったのだが、きっと館内の清掃が楽なようにとの陰謀ではないかと思う。作品はまさにクドカン・ワールドで、物語そのものよりもクドカンらしさを楽しむ映画であるが、50歳の男というのはあんなに冴えないイメージなのかと思うと、素直には笑えなかった。苦笑というやつである。宮崎あおいは絶好調であった。
有楽町の駅前はずいぶん変わってしまったが、果物屋のある一画だけが、昭和30年代のまま残っていて、まるで映画のセットのようである。