フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

6月4日(金) 晴れ、夜一時雷雨

2010-06-05 10:15:13 | Weblog

  8時半、起床。ハッシュドビーフ、トースト、牛乳の朝食。ブログの更新と授業の準備。昼食に鰻飯と卵焼きを食べて、家を出る。
  4限は講義「日常生活の社会学」。今日のテーマは「名前」。前夜、講義の準備をしながら、受講生の名簿を見ていたら、伝統的な名前、流行の名前、珍しい名前、読みが難しい名前がたくさんあって、見ていて飽きなかった。名前の重要な機能の一つは性別の表示であり、たいていの名前は学生の性別を明らかにしてくれるが、ときに中性的というか両性的というか、性別のはっきりしない名前もある。たとえば「光」。読みが<ひかる>と動詞の場合は男子である確率が高く、<ひかり>と名詞の場合は女子である確率が高い。男性は動的、女性は静的というジェンダーイメージを反映しているのである。ただし、漢字ではなく、「ひかる」と平仮名の名前の場合は女子になる。一般に平仮名の名前は圧倒的に女子である。平仮名のやわらかなイメージによるものであろう。
  5限の空き時間。実務教育出版のH氏と本の相談。提示された企画とは多少ずれるが、こちらにも書いてみたい本のアイデアがあり、話をさせていただく。面白そうということで、それで企画書を作成してみましょうということになる。
  6限の始まる前に「maruharu」に電話で注文しておいたサンドウィッチを取りに行く。今日は店内で食べている時間がないのだ。たまたま阿比留先生とキャンパスで会ったので、おしゃべりをしながら(阿比留先生のおしゃべりを聞きながらといった方が正しいか)、「maruharu」までの道を往復する。阿比留先生は「maruharu」が初めてで、空っぽのショーケースを見て、「売り切れなんですね・・・」と残念そうに言ったので、「いや、ここでは注文を受けてからサンドウィッチを作るのです」と教えてさしあげた。生ハムのバゲットを注文されたので、「maruharu」初体験を祝して私のおごりにさせていただくと、阿比留先生は自分で飲むつもりで文カフェで購入された野菜ジュースを私にくださった。研究室に戻ってサンドウィッチをパクつく。


本日のサンドウィッチはアボガドとエビ

  6限・7限はゼミ。前回に続いて「家族」がテーマ。身近な、そして切実なテーマだから発言しやすい。ただし、日常的言語の水準からしだいに専門用語の水準に話をもっていく努力を怠ってはいけない。バイリンガルを目指そう。


3年生のスイーツは阿寒湖の毬藻をイメージした餡子玉


4年生のスイーツは「十勝おはぎ」の大判焼