フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

7月18日(日) 晴れ

2010-07-19 09:23:33 | Weblog

  8時、起床。ハヤシライスのルー、トースト、牛乳の朝食。今日も夏らしいお天気。でも、まだ夏休みではない。むしろこれから試験やレポートの採点で忙しくなるのである。どう頑張っても8月までずれ込むのは必至だ。8月第一週でなんとか完結させたい。

  午前中、明後日が締め切りの日本社会学会大会のシンポジウム報告要旨の作成。A4用紙2枚なので昼までに終るかと思ったが、いざ取り掛かってみると、45字×45行の書式設定なので(普段は40字×36行)、けっこう分量があって、思ったより時間がかかる。いや、分量だけの問題ではなく、頭の中で思い描いて仕上げたつもりになっていたことも、いざ文字にしてみると、緻密さの要求水準がアップするので、そこで改めて考え直すことになるからである。
  コトコト作業を続けていると、本屋に出かけている妻から電話があって、東急プラザのお店で麻のジャケットで手頃なのをみつけたのだが、試着してみないとわからないから、いまから出てきませんかとのこと。髭をそり、着替えて、出かける。2着購入して、1着は包んでもらわずそのまま着て、散歩に出る。陽射しは強いが、風が適度にある。「甘味あらい」で宇治金時ミルク、「テラスドルチェ」で炒飯と珈琲。本と「ほぼ日手帳」(カズン)をショルダーバッグに入れておいたが、今日は読書ではなく、もっぱら書くことに専念。インプットとアウトプットでは後者の方がエネルギーを要する行為なので、アウトプットの気分のときはそちらを優先する。ゲルインクペンで、一文字一文字、白い紙の上に頭の中の思念を整理し可視化していく作業は、或る程度の気持ちのゆとりがないと出来ないことだが、それをすることで気持ちのゆとりが生まれてくるという面もある。文字の乱雑さ、丹念さはそのときの精神状態を反映するが、今日の文字はまずまずである。


池上


池上


「甘味あらい」


蒲田


「テラス・ドルチェ」


蒲田

  一二三堂で東海林さだお『いかめしの丸かじり』(朝日新聞社)、くまざわ書店で豊泉周治『若者のための社会学』(はるか書房)を購入。
  結局、報告要旨が完成したのは深夜だった。シンポジウムのコーディネーターの方にメールでファイルを送ってから、近所のコンビニに行って、ガリガリ君を一本買って、家までの帰り道で食べる。見上げると、そこには夏の星たちがいた。小学生の頃の私だったら、即座に星座を認識し、1つ1つの星の名前を言えたはずだが、いまはさっぱりわからない。