フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

7月21日(水) 晴れ

2010-07-22 10:41:47 | Weblog

  9時、起床。熱帯夜だった。妻は暑くて何度か目が覚めたというが、私はそんなことはなかった。寒くて目が覚めるということはあっても、暑くて目が覚めるというのはない。たぶん水分をたっぷりとっているからだろう。今日は猛暑日になるらしい。「もー、しょーがんない人ね、本当に」とつぶやいてみる。シチュー、トースト、オレンジジュースの朝食。


薄い電卓の上の小雀

  昼から大学へ。1時から二文の社会・人間系専修委員会。今年度から現代人間論系の主任がこちらの主任も兼ねることになった。来年度の開講科目(演習)の相談。
  2時から教授会。終了は6時をちょっと回ったあたり。現教務による最後の教授会であった。お疲れ様でした。
  帰りの電車の中で、大澤真幸「<虚構の時代>における/を越える村上春樹」を読む。見田宗介が呈示した戦後日本の歴史区分、「理想の時代」→「夢の時代」→「虚構の時代」を大澤流にアレンジして継承した「理想の時代」→「虚構の時代」→「不可能性の時代」を用いての『1Q84』の分析である。蒲田に着いて、「緑のコーヒー豆」に寄って、最後まで読んでから帰宅。


蒲田夕景

  今日は基礎講義のレポートの締切日。24時になるのを待って、レポートの採点にとりかかる。現代人間論系へのレポートは350本。そのうち私のコンテンツへのものは80数本。3時までかかって全部の採点を終らせる。これから講義(2つ)の教場試験と演習(2つ)レポートの採点が控えているので、遅滞は禁物である。モーレツに、高度成長的に頑張って、採点作業に取り組まねばならない。