9時、起床。明太子と黒豆という甘辛コンビとお雑煮の餅抜き(つまりお汁だけ)でご飯の朝食。
今日も原稿書き。冬休み明けの明日が締め切りの原稿。昼食は外に食べに出ようかどうしようか迷ったが、時間のロスを考えて、家で食べることにした。お汁粉(お餅は二つ)と昆布巻き。4時まで書いたところで、ジムへ行く。12月5日以来だから、ちょうど1ヵ月ぶりである。いつもより負荷を1ランク下げて筋トレを2セット、有酸素運動を35分。風邪を引いたことや親知らずが原因の歯茎が腫れたせいもあって、年末年始を経過しても、体重は増えていない(減りもしなかったが)。
ジムから帰る途中で、「緑のコーヒー豆」によって、読書。菅野昭正の自伝『明日への回想』(筑摩書房)を読み始める。菅野は1930年(昭和5年)の生まれ。「暗い谷間の時代」といわれる30年代の入口の生まれである。自伝は「一九三〇年私考」という章から始まっている。誰も自分が生を受けた時代については何ほどかの感慨をもっているだろう。私の場合は、1954年(昭和29年)だ。終戦から9年目。高度成長開始前夜。ビキニ諸島の水爆実験で第5福竜丸が被爆した年。「ゴジラ」が誕生した年。
夜、原稿書き。深夜に書き終わる。明日の授業の準備を忘れていた。急いでやる。卓上スタンドの下に敷いたタオルの上で、小雀が居眠りをしている。