8時半、起床。今日はやらねばならない仕事がたくさんある。朝食抜きで早速机に向かう。午前中は『社会学年誌』の自分の原稿のゲラの校正と「編集後記」の執筆。
午後、出版社に原稿を送ってから、外の空気を吸いに出る。舗道の脇に木を植えようとしているのであろう、大きな穴がいくつも開いている。怪獣の足跡みたいでもあり、UFOが離陸した跡みたいでもある。
東急プラザの「シビタス」でホットケーキと珈琲の昼食。腹ペコだったので、ソーセージ付きのセットを注文。持参した『新・日本文壇史』を読む。小林多喜二の最初の妻だった田口タキは102歳まで生きて、去年の6月に亡くなったことを知って、びっくりする。また、二番目の妻だった伊藤ふじ子は、1981年に70歳で亡くなったが、晩年、蒲田の東急プラザの6階にあったカルチャースクール(東急産経学園)の俳句教室に通っていたと知り、当時、私と彼女は6階の本屋あたりですれ違っていたかもしれないと考えて、不思議な感覚を覚えた。
残されし鬼つ子一人墓洗う
帰宅して、再び机に向かう。ゼミ論集のための書式(マニュアル)を作って、学生に送信。風呂、夕食の後、明日の会議用の資料の作成で深夜に及ぶ。きりのいいところまでと思ってやっていたら午前4時になってしまった。