8時半、起床。朝食はとらず、雑用を片付ける。今日は4限の授業(2時45分から)に間に合うように大学へ出ればいいのだが、少し早めに家を出て、昼食を池上の「薫風」でとる。9種盛り合わせを注文。ブランチにはちょうどいい。平日とはいえランチタイムは混んでいる。ただし、お客の中心はサラリーマンではなく、地元の奥様たち。隣のテーブルの女性4人組は間近にせまった幼稚園の卒園式の話題で盛り上がっていた。デザートは「甘味あらい」のあんみつ。こちらはテーブル席に二組の客。カウンター席は私ひとり。年明けから続いていた混雑も一段落して、ゆったりとした時間が流れている。 ご主人と次なる季節限定メニューの話をした。メインは苺とのこと。
4限の演習「ケーススタディの方法」は最後のグループ報告でブログ班の発表。私自身がブログをやっているので、「そうそう」とうなづいたり、「そうかな」と首をかしげたりしながら聴いた。よく言われるブログの(書き手にとっての)機能は、「自己表現」と「他者とのつながり」の2つだが、「自己表現」という場合、表現される(しようとしている)自己が「ありのままの自己」なのか「仮想的な自己」なのかで、意味は違ってくるだろう。また、「他者とのつながり」という場合、そこで想定されている他者が「見知った他者」なのか「見知らぬ他者」なのかで、これまた意味が違ってくるだろう。どのような自己をどのような他者(読み手)に向けて発信しているのか、表現主義的個人主義の時代のメディアであるブログを分析する場合のポイントはここにある。
9時半まで教務室で業務。夕食は閉店時間である7時近くに「maruharu」で。野菜サンドとホットドックと珈琲。私が今日の最後の客。吉田篤弘『それからはスープのことばかり考えて暮らした』(中公文庫)という小説の中に出てくる「トワロ」というサンドウィッチの店は「maruharu」に似ているという話をマダムにする。