フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

3月5日(水) 雨

2014-03-06 08:19:58 | Weblog

     9時、起床。パンを切らしていたので、目玉焼き、ベーコン、レタス、紅茶の朝食。

     昼から大学へ。チラホラ咲いている八重椿がしとしと降る雨に濡れている。

     昼食は「五郎八」の力うどん。

     食後のコーヒーは「カフェ・ゴト―」で。ちょうど客が一人もいない時間帯で、「どうぞお好きな席で」と言ってもらったので、明るい窓際の大きなテーブル席に座る。句会を開いたテーブルだ。あのときは7人で座った場所である。 

     マスターに「卒業式の日は混みますか」と聞いたら、「一年中で一番混みます」とのこと。そうでしょうね。「開店してから今年で何度目の卒業式ですか」と尋ねたら、「22、3回目です」とのこと。22回目なのか、23回目なのか、はっきりしないのは、震災で卒業式が中止になったときを1回とカウントするかどうかで迷われたからである。でも、あのときも、スーツや晴れ着を来た卒業生たちで店内は混んでいたそうだ。あれから3年が経とうとしている。

       初めて研究室を訪ねて来る学生や外部の方にメールで場所を教えるときに、「エレベーターを出て、廊下の右端の部屋です」と伝えるのが常である。エレベーターを出たときの光景がこれ。端の部屋でよいことの1つは、部屋の前を通り過ぎる人というのがいないことである。

      明日、基礎講義(オンデマンド授業)の収録があるので、そのとき使用するフリップを作成する。基礎講義ではパワーポイントを使う教員が多いが、私はスタジオのホワイトボードの前に立って講義をする。ホワイトボードに文字や図を書いたり、あらかじめ用意したフリップを貼ったりしながら、話をするのだ。その方が臨場感があってよいのではないかと考えている。

      現在流れている講義は、文化構想学部の一期生が入学するときに作ったものなので、新たに収録し直すことになった(講義のテーマそのものは同じである)。改めて自分の講義を視聴したが、50代の最初の頃だから、当然、いまよりも若い。20代であれ、30代であれ、40代であれ・・・・人生のどの段階であれ、加齢というのは着実に進行するのだなと思った。きっと10年後、定年退職間際の私がいまの私を見たら、若いなと思うことだろう。元気を出したかったら、過去の自分を現在の自分の視点から振り返るのではなく、現在の自分を未来の自分の視点から見てみることである。「これまでの人生」ではいまの自分が一番年老いているが、「これからの人生」ではいまの自分が一番若い(可能性に富んでいる)のである。         

      一仕事終えて、「カフェ・ゴト―」でテイクアウトしたチョコレートケーキでお茶にする。           

      妹の夫のKさんからケータイにメールが届く。何だろうと思ったら、いつだったか、私がブログに書いた、「SKIPA」の宙太さんお気に入りの鳩ヶ谷の美味しいパン屋といのは「ビジョン」という店ですかという問い合わせだった。「ここのクリームパンと野沢菜が入っているおやきパンは絶品ですよ。今度機会があったらもっていきましょう!」とある。「SKIPA」に電話をして、宙太さんに聞いてみた。鳩ヶ谷のパン屋は「ビジョン」ではなく「ミカド」だった。それをKさんに伝え、でも、「ビジョン」のパンにも大いに惹かれるので、よろしくお願いします。

      7時、帰宅。今日の夕食はポークソテーと鶏団子汁。