フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

3月14日(金) 曇り

2014-03-15 11:32:15 | Weblog

    9時、起床。

       アサリの佃煮でお茶漬けの朝食。

      昼から大学へ。昼食は「ごんべえ」の忍者うどん。

      1時から現代人間論系の新2年生を対象とした科目登録ガイダンス。

      前半は主任の岡部先生からの説明。後半は論系室スタッフが制作した論系の先輩たちへのインタビュービデオが紹介された。

      2015年度は私は、研究休暇をいただいいて、学部の授業はゼミとオンデマンドの「基礎講義」と「社会理論と社会システム」だけなので、新2年生と教室で会うことはないのだが、週に3日程度は研究室に来ているので、ゼミ・卒研選考などの相談などがあれば、メールでアポをとって、どうぞ気軽に来てください。

      ガイダンスの後、現代人間論系の会議。2015年度の科目の新設などの相談をする。

      現代人間論系のカンファレンス室は33号館の7階にある。学期中の昼休みの時間は論系の学生に開放されている。また、読書会や自主ゼミなどにも利用できる。同じフロアーに論系スタッフ(助教や助手さん)のいる部屋もあるので、論系の学生は見学に来るとよいと思う。      

       夕方、卒業生のTさんが研究室にやってきた。お土産にチョコレートをいただく。ホワイトデーというのはバレンタインデーに女性からチョコレートをもらった男性がそのお返しをする日だと思っていたが、そう律儀に考えなくてもよいようである。贈与は社交を活性化するための基本的な行為である。いただいたチョコレートをさっそくいただく。

      しばらく研究室でおしゃべりをしてから、「五郎八」で夕食。Tさんはちょっと体調を崩して2月の中旬から仕事を休んでいて、4月からの復帰をめざしているところである。研究室に顔を出せて、久しぶりのビールが美味しく飲めるまでに回復したということである。

 

     「カフェ・ゴト―」でココアを飲みながら、もう少しおしゃべりをした。

     あれこれのことを落ち着いて考える時間のない毎日から、いったん離れて、自分と向き合う時間をTさんは手に入れたわけだが、自分と向き合うというのは案外苦しいもので、多忙な人が多忙な生活を続けている理由の1つは、自分と向き合うのを避けるためである。

     私にはTさんが抱えている問題を直接解決することはできない。私にできるのは、Tさんが自分と向き合って考えたことに耳を傾けることである。凡庸な聞き手であっても、聞き手はいたほうがいい。自分と向き合って考えことを言葉にすることで、考えがよりはっきりしたものになるからだ。もちろん私はセラピストではないから、ただTさんの話を聞くだけでなく、折々、意見も述べる。的外れなことを言うかもしれない。だから話を聞いてもらう相手は複数いた方がいい。    

      11時半、帰宅。今日は昼間はそれほどでもなかったが、時間が経つにつれて寒くなった。春まであと数歩だが、三寒四温、その数歩がけっこう時間がかかるのである。油断して風邪をひかないようにしよう。