フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

3月21日(金) 晴れ

2014-03-22 02:10:03 | Weblog

        8時、起床。

        マフィン、ミニメンチカツ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

        お彼岸の墓参りに出かける。

        車内で見かけた広告。「カロリーなんか新大久保」。「カロリーなんか気にしない」という意味だろうか。でも、なぜ「新大久保」なのか。五音であれば、「中目黒」でも「下丸子」でも「八王子」でもいいというわけではあるまい。「新大久保」には焼肉(コリアンタウン)のイメージがあるというところがポイントなのかもしれない。・・・というふうに気になって考えてしまうという時点でこのコピーの思うつぼなのだろう。

     「東京最後の異界」と言われる鶯谷で下車。

     お寺の境内で見つけた蝉の抜け殻。雨にも負けず、風にも負けず、さらには大雪にも負けず、去年の夏からずっとここにしがみついているのだろう。すごい執念だ。

        妹夫婦と合流し、墓参りをすませてから、上野広小路の「今半」で昼食(今半御膳)。

 

 

        アメ横で買い物。けっこうな人出だ。 

       3時前に帰宅。

       妹の夫のKさんがわざわざ鳩ヶ谷のパン屋さんに回って買って来てくれたパン。妻は今夜、私は明日の朝食にいただきます。

      今日から高校野球が始まった。母校、小山台高校が第三試合で大阪代表の履正社と対戦した。

     二回の表裏に両校の校歌が流れる。一回戦で敗れると校歌が聞けないと思っていたのだが、いつのころからか、こうなっていたようである。知らなかった。

     試合は11-0の完敗だったが、いいチームだった。スタンドの応援もよかった(ところで、応援団の黄色はスクールカラーなのだろうか? いや、それはあるまい。小山台高校には伝統の運動会があり、青組、赤組、白組、黄組に分かれて戦う。同窓会などでは、自分は何組だったという話に必ずなる。だから4色の中の特定の色がスクールカラーとなることはありえない。とすると、応援団の黄色は一番目立つ色だからということで、今回、選ばれたということなのだろうか?)。

      卒業生(ゼミ二期生)のHさんとIさんと蒲田駅で待ち合わせる。今日、Hさんが山形から上京してきて、親友のIさんと会って、その流れで一緒に蒲田までやってきたのだ。蒲田にはHさんの兄さんが住んでいて、Hさんは今夜はそこに泊まるそうだ。

     夕食はガッツリ系とカフェごはん、どちらがいいかと聞いたところ、ガッツリ食べてからのカフェがいいですとのことだったので、釜飯の「梅Q」へ行く。カニ釜飯と五目釜飯を注文。釜飯は出てくるまでに時間がかかるので、焼き鳥、牛筋の煮込み、出汁巻き卵、サラダなども注文。再会に乾杯。卒業後、2人で一緒にやって来るのはこれで三度目。ペア部門の単独トップである。

 

     食後のコーヒーは「テラス・ドルチェ」で。サイホンで淹れるコーヒーが2人には珍しかったようである。

     総合職のHさんにとって山形は数年で立ち去る土地なのだが、最近は、この土地での暮らしをちゃんと楽しもう、ちゃんと味わおうという気持ちになっていて、それが山形の人たちにも伝わって、たんなる通りすがりの人としてではなく接してもらえるようになったそうだ。

     Iさんは日本橋の銀行で働いている。平日は6時半に仕事が終わり、土日はちゃんと休めている。土日が楽しいのはもちろんだが、あと一日働けば週末という木曜日の夜が楽しい気分だという。昔、「ハナモク」(花の木曜日)という言葉があった。その言葉は死語になってしまったが、その気分は生きているようである。       

       「テラス・ドルチェ」を出て、商店街を駅まで歩きながら、「風が冷たいね」と私とIさんが言うと、「でも、もう春の風ですよ」とHさんが言った。