フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

4月17日(金) 曇り

2020-04-18 12:49:47 | Weblog

8時、起床。

パン(サムライ)、ハム&エッグ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

三階のベランダに出るために息子の部屋(いま彼は名古屋在住)に入ったときに机上に無線LANルーターらしきものがあることに気づく。二階の私の書斎の部屋から引いて来たランケーブルが接続され作動中である。そうか、周辺に電波の強いアクセスポイントがあることには前から気づいていたが、隣家ではなくて、これだったのか。息子は年に何回か帰って来て数日間滞在するのだが、そういうときのためにWi-Fi環境を整えていたのだな。「君の部屋にある無線LANルーターを使わせてもらいたいのだが、セキュリティーキーを教えてくれないか」と息子にLINEをしたら、「本体に貼ってあるシールに書いてあるよ」との返事。あっ、ほんとだ。とても小さな字で老眼の私にはルーペがないと読めなかったが、何とか読み取って、ノートパソコンとスマホに接続できた(二階でも一階でもちゃんと接続できている)。妻にも教えてやる。Wi-Fi環境になった途端にスマホにインストールしているアプリのバージョンアップが始まった。

俵万智の「サラダ記念日」は7月6日だったが、我が家の「Wi-Fi記念日」は4月17日だ。

かかりつけの近所の耳鼻科に電話をして、薬だけ処方していただけますかと聞くと(前回行ったとき次回はそうしましょうといわれたので)、1時間ほどで出せますので、いつでもお越しくださいと言わる。午前の診療が終わる頃に行って、窓口で処方箋を受け取り、支払いをする。

受付の方が保険証を確認しながら、「今月お誕生日だったんですね。おめでとうございます。何かお祝いをしていただけました?」と尋ねてきた。ここの受付の方はお二人いるのだが、どちらも社交的である(そう心掛けているところがある)。私が「いえ、とくに・・・」と答えると、いけないことを聞いてしまったと思ったみたいで、「そ、そんな・・・」と反応したので、「いや、夕食はすき焼きでしたけどね」と付け加えると、ホッとされたように、「それはよかったですね」と言った。

出された処方箋を持って向かいの薬局へ。

庭仕事の最後は、木の周辺に何か所か小さな穴を掘って、そこに除虫用の薬を撒くこと。根から吸収された薬が葉に行って、虫が付くことを防ぐのだ。とくに椿には有効。

今日は金曜日。昨日今日は「まやんち」がお菓子のテイクアウトをしている(午前11時半から午後4時まで)。時刻はすでに3時を回っていて、完売している可能性があるが、ダメもとで行ってみる。

やはり完売だった。ツイッターで「まやんち」をフォローすることにする。

駅ビル東館の「成城石井」に寄って昼食用に「韓国風太巻き」を購入。

地下の食料品売り場に寄る。

朝食用のベーコンを切らしているので購入。

帰宅して昼食。

ささいなことで妻と口喧嘩をする。珍しいことである。あれこれのことで普段よりストレスの多い生活が続いているせいだろう。反省する。ごめんなさい。

生活時間というものは、家族(親密な他者も含む)の時間、仕事の時間、社交の時間、ひとりの時間から成る。それぞれの時間はそれぞれの空間(自宅、職場、サードプレイス)とゆるやかに対応しているわけだが、自宅で過ごす時間が増えてくると、同じ空間の中にいながら位相の違う時間を生きることが必要になっていくる。四六時中、家族の時間というわけにはいかない。家族のメンバーが全員個室を持っていて、かつ公共的な空間(たとえば居間や食堂)も備わっている家というのは多くはあるまい。我が家は私の両親や二人の子どもがいるときに建てた三世代住宅なので、両親が亡くなり、子どもたちが他出したいまは、空間的には余裕があるわけだが、それでも今日のように口喧嘩は起きてしまう。未分化な空間の中で多機能化した時間を生きていくという生活をこれから我々は強いられるわけだ。そう、「強いられる」というところがポイントで、ネットにはこうした事態をいかに「主体的に受け入れるか」「快適に過ごすか」「楽しむか」という視点からのアイデアがたくさん出ている。でも、どうしても無理矢理感はいなめない。

澤田瞳子さんから新著が送られてきた。ありがとうございます。

 澤田瞳子『駆け入りの寺』(文藝春秋)

落飾した皇女が住持を務める比丘尼御所。
そのひとつである林丘寺では、前住持であり後水尾帝の皇女・元瑶と、
現住持である霊元帝の皇女・元秀を中心に、宮中と同じような生活が営まれていた。

四季折々の年中行事、歴代天皇の忌日法要を欠かさず行い、
出家の身でありながら、和歌管弦、琴棋書画を嗜む。
尼たちの平穏で優雅な暮らしのなかに、
ある日飛び込んできたのは「助けてほしい」と叫ぶ、若い娘だった――。

現世の苦しみから逃れた、その先にあるものとは何なのか。
雅やかで心に染み入る連作時代小説。

(Amazonのデータベースから)

夕食は青椒肉絲、春雨サラダ、玉子とワカメのスープ、ごはん。

牛肉ではなる豚肉、筍ではなくジャガイモ、ピーマンではなくアスパラで使われているので、もはや青椒肉絲と呼ぶべきではないかもしれないが、味付けは青椒肉絲。妻曰く「なんちゃって青椒肉絲」。

デザートは苺。

飼い猫のハルの体調がよろしくない。昼から何も食べないし、水も飲まない。この6月で18歳になるので、人間でいえば80代後半くらい。だいぶまえから衰えて、痩せているが、水も飲まなくなるというのはかなり憂慮すべきレベルである。明日、かかりつけの病院に連れて行こう。

2時15分、就寝。