フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

11月7日(土) 曇り

2020-11-07 23:05:27 | Weblog

8時、起床。

トースト、ベーコン&エッグ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

昨日のブログを書いてアップする。

レビューシートのチェックや学生からのメールに返事を書く。

次回の放送原稿を書く。できれば今日中に仕上げたい。

そろそろ昼食時となって、居間に顔を出すと、妻が化粧をしている。「どこかに出かけるの?」と聞くと、「久しぶりでスリックのパンケーキが食べたくなって」という。わ、わかりました。マダムに電話して、空席を確認し、いまから伺いますと伝える。「あら、昨日いらしたときは、明日はいろいろとやらなくてはならないことがあるからいらっしゃらないと言われたてましたけど・・・」と言うので、「実は妻がね、パンケーキが食べたいというので・・・」と伝えると、電話口でクスリと笑う声がした。

2つのテラス席には3人客と、女性とワンちゃんのカップルがいた。おとなしい。行儀のすこぶるよいワンちゃんである。

電話で予告したとおりパンケーキ・ブランチを注文(私たちにとってはランチだが、そういう名前なのだ)。まずミネストレーネスープが運ばれてくる。

パンケーキが2枚、ベーコン、ソーセージ、サラダがワンプレートで運ばれてくる。午前中にやっていた『チコちゃんに叱れれる』ではパンケーキとホットケーキは基本的には同じもので、厚いと薄い、スイーツと食事、喫茶店とカフェといった違いはそれぞれに正しい(言い換えると二次的なもの)であるとのこと。私は一枚目はメープルシロップはかけずにベーコンとウィンナーと一緒に食事的に食べ、二枚目はメープルシロップをかけてスイーツとして食べることにしている。

ドリンクはホッとティーをチョイス。

わんちゃんはわれわれより一足先に店をあとにした。

帰宅すると、近所の家の庭から子猫の鳴き声が聞こえる。ここ数日続いていて、隣のNさん夫婦が気にしている。何らかの理由で身動きがとれないのではないかと。私の家の敷地からNさんのご主人が塀の上に上って、鳴き声のする家(住人は不在)の庭を見てもらったが、ときどき子猫の声はすれども、姿は見えない。いっそ敷地の中に入って探索したらいいんじゃないかと思うが、家宅侵入罪に問われる恐れがあるからそれもできない。しばらく二人で探索したが、やはり姿は見えない。

夕食はおでん。

蒲田におでん種専門店はなく、スーパーでおでんの種のセットを買ってくるのだが、いまひとつである。阿佐ヶ谷の「蒲重」のおでん種が恋しい。今年も新潟の親戚に「蒲重」のおでん種(薩摩揚げを中心)をお歳暮として送る季節がやってきた。

風呂に入る前に「ライフストーリーの社会学」第7回のパート2を収録。(パート1はレビューシートがもう少し提出されるのを待とう)。

テイク2でOK。31分33秒。

風呂を浴びてから『福山雅治 福のラジオ』をrahikoで聴きながら、今日の日記とブログ。

2時、就寝。


11月6日(金) 晴れ

2020-11-07 12:47:53 | Weblog

7時半、起床。

豚汁、サラダ、ごはんの朝食。昨夜の豚汁とごはんが残っていたということもあり、それと今日は昼食はパンにする予定なので。

ツイキャストで立夏の朗読「ホーフィンチ」を聴く。これは11月1日にライブ配信された劇団ソルティー・ロックの公演「nullにして君を離れ」の番外公演として6人の役者がそれぞれに朗読を行ったうちの一本である。私はチケットを購入したのだが、ライブ配信は観られなかったので、アーカイブ(11月15日まで視聴可)で一昨日の夜に観ようとしたら接続に時間がかかり(接続してもすぐに固まってしまう)、混んでいる時間帯なのかと思い、昨日の朝に接続してみたら今度はうまく接続できた。しかし、朝は片付けるべき仕事があったので、夕方に観ようとしたらまた接続がうまくいかなかった。それで今日は午前中に視聴した。

「ホーフィンチ」は鳥の名前で日本名は「シメ」。冬の渡り鳥だが、私は「あっ、シメだ」と意識して見たことはない。

朗読された「ホーフィンチ」は立夏と伊織夏生(ソルティー・ロック主宰)の合作即興小説。立夏はときどきツイッターで「深夜特急」という即興で小説を書く(1時間という枠内で)という企画を深夜にやっている。私も即興で俳句くらいは作るが、小説を即興で書くなんてことができるのか半信半疑である。本当にゼロから、ノープランで書きはじめるのか、事前にプロットや登場人物くらいは考えて置いて、文章化の作業を1時間のぶっつけ本番でするのか、どっちなのだろう。前者だったら信じがたい神業である。後者だったら見事な職人芸である。立夏も伊織夏生は脚本を書く人だから、そういう芸当ができるのだろう。

 

「ホーフィンチ」の前半は立夏が、後半は伊織の手になるものである(全編をネットで読むことができる→こちら)。話の内容は奇譚であるが、朗読は民話の語り部風の淡々とした語りで始まり、後半になるにつれて感情移入の程度が激しくなり、舞台上の俳優の一人芝居のようになっていく。だんだんと盛り上げていく手法はラヴェルの『ボレロ』を思わせた。それがたんに演出上の工夫なのか、立夏と伊織の文章のタッチの違いを反映したものなのかは、もう一度聴いてみないとわからない。

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 ええ、ひときわ冷たい風が吹いたならこの村には霜が来ます。

 朝一番に外を歩く人の早朝六時くらいの足音がしゃくしゃくと霜柱を踏みしめているのが聞こえてきます。

 その人は水や氷菓子を売って生計を立てていますから朝露の研ぎ澄まされたのを滝の下まで採りに行きます。

 私はこの家の長男です。生まれも育ちもこの村です。一年出稼ぎに行っておりましたので貴方とはすれ違いでした。


 ここに私の妹がおります。妹は冬になると雪になってこの辺りに吹き抜けてしまうので今は姿を見ることができません。

 もしも時候が良くて目に見える姿だったとしても全身がふわふわの茶色いむく毛で覆われてボールのようにじっと転がっているので一緒にお手玉で遊んだり言葉を交わしたりは難しいのです。

                                  (「ホーフィンチ」の書き出し部分)

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立夏の前後に登壇した役者の朗読はパソコンのスピーカーで聴けたが、立夏の朗読(とくに前半)はスピーカーでは音量を最大にしても十分に聞き取れなかったので、しかたなくヘッドフォンを使って聞いた。「しかたなく」と言ったのは、ヘッドフォンは耳への負荷が大きいので、できれば使いたくないのである。実際、30分ほどの朗読であったが、聴き終った後はしばらく耳鳴りがひどくなった。再度聴いてみたいが、それはまた後日(15日まで)にしよう。

今日は落葉は少なめである。風がないこともあるが、供給元の木(ハナミズキ)の枯葉の数が減っているのだろう。

午前中に「まやんち」に電話をして、野菜サンドと蒲田モダンロールと木の実とドライフルーツの生キャラメルタルト予約しておいた。1時半ごろ、それを受け取りに行く。

野菜のサンドウィッチ、牛乳、紅茶、デザートは蒲田モダンロールの昼食。

キャロットラぺが美味しい。

蒲田モダンロールはあんと生クリームを抹茶のスポンジケーキでロールしたもの。「まやんち」のオリジナルである。その断面はミロの抽象画のようにモダンである。

2時半から卒業生のミサキさん(論系ゼミ6期生)とオンラインカフェ。彼女とのオンラインカフェは7月に続いて2度目。今月末に結婚式を控えている。入籍は去年に済ませ、4月に長男悠生(はるき)君を出産された。

膝の上に悠生君。「ふだんはこの時間帯は昼寝をしているのですが・・・」とのこと。ずいぶん大きくなりましたね。

悠生君を床に下ろして(ひとりで遊んでいる)。ずいぶん髪が伸びましたね。もちろん結婚式に備えてて、それが済んだらショート(育児仕様)にしたいとのこと。お顔も出産食後に比べるとスリムに戻りましたね。きっと美しい花嫁姿でしょう。

私は結婚式に出席することになっているのだが、時節柄、新郎新婦の職場(二人は同じ職場で働いている)の方はお招きしていないそうで、祝辞=乾杯の発声は私一人だという。とすると、いつものように、新婦サイドからの話だけで終わらせるわけにはいかない。7月のオンラインカフェでは新郎祐介さんともお話をしているので、お人柄についてはだいだいわかった。そして今日、育児の日々の中でのご夫婦のエピソードも美咲さんからうかがった。これも祝辞に加えよう。私は祝辞では原稿を読むことはしないが、即興というわけではなく、事前に一応プロットは考えておく。

オンラインカフェは2時間近くに及んだ。最後にもう一度、悠生君を膝に乗せてのツーショット。私が「ハル君」と呼びかけて手を振ると、ハル君も画面を見て、ニッコリした。

早くも夕暮れである。今日から「カフェ・スリック」が再開するので(10月はマダムが体調不良で休業していたのである)、マダムの顔を見にいこう。電話して「いまからうかがいます」とマダムに伝える。席は空いているようである。

時刻は4時半を少し回ったところ。夕焼けタイムがどんどん早くなっている。いつもであればオンラインゼミの時間だが、早稲田祭(オンライン)の前日ということで全学休講である。

今日は5時半までの営業(土日は6時まで)。

お久しぶりです、マダム。

紅茶はディルマのアールグレー。

シフォンケーキは瀬戸内シフォンサンド。

マダムとのツーショットを常連のメグミさんに撮っていただいた。

今回の休業は急病によるものではなく、持病の一時的な悪化によるものであった。回復はされたが、病気が治ったというわけではないので、今後は、営業日を週5日(水~日)から週3日(金~日)に短縮して、ゆとりをもっての再開である。健康第一でいきましょう。健康という土台でのカフェタイムですからね。

11月の営業日は貼紙にあると通り。

夕食はポテトグラタン、

じゃがいもぼ他に玉ねぎ、ブロッコリー、マシュルーム、ベーコンが入っている。

食後に木の実とドライフルーツの生キャラメルタルトを食べる。

次週の放送原稿のパート2を書き上げる。

風呂から上がり、今日のブログ(構成)。

2時、就寝。