フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

11月8日(日) 晴れ(松本)

2020-11-09 15:41:01 | Weblog

8時、起床。

おでんとサラダの朝食。

9時に家を出て、新宿駅10時発の特急あずさ13号に乗車。

今日から二泊三日の松本旅行である。

去年は4月、5月、9月、11月と4度松本を訪れた(そのうち2回は茅野の友人宅訪問とセットであった)。しかし、今年はコロナのせいでなかなか叶わなかった。

12時半、松本着。

新宿駅では撮れなかったあずさ号の写真を撮る。去年だったか、一昨年だったかにリニューアルされてすっきりしたデザインになった。

構内に何台もあずさ号の姿が見える。

1年ぶりの松本である。

まずは改札口前の旅行案内所に入る。

「松本街歩きマップ」ほかのパンフレットをいただく。

小春日和の青空。駅前のコンビニでハンドタオルとティッシュを購入(もって来るのを忘れたのである)。

定宿にしているホテルに行って、キャリーバッグを預かってもらうつもりだったが、すでに部屋に入れますというので、チェックインする。

一か月前に「早割り」で予約したので、普段よりちょっとグレードの高い部屋(デラックスダブルのシングルユース)を割安料金で使えることになった((GOTOトラベルの対象外)。

街歩きに出る前に、ブログの更新。

さて、街歩き開始。いや、街歩きというよりもカフェ巡りと言った方が正確である。

最初に中町通りの「chiiann(チーアン)」に顔を出す。路地の奥に入った場所にあるのだが、その路地の入口で「chiiann」のご主人の武田さんと鉢合わせをした。お互いに「おっ」と声が出る。「もしかしてお暇なんですか?(笑)」と私が聞くと、「そうなんですよ。通りはけっこう人が出ているんですけどね」と苦笑された。

奥様ともご挨拶。私の顔を見て、笑顔というよりも、「ハハハ」と笑い声。

私が入ったとき先客は女性客が一組だけだったが、後から一人、二人と入ってきて、ほどよい入りとなった。よかったですね、ご主人。

 

茄子とベーコンのショートパスタを注文。茄子がとっても美味しい。

付け合わせのピクルスも彩り豊かで美味しい。

「chiiann」は今年の9月8日で開店5周辺を迎えた。それを記念してTシャツとパーカーを作られた。

看板商品のカステレと「5」と描かれたカップ。

パーカーを購入。5周年おめでとうございます。

アップルのガトーショコラと深入りコーヒーを注文。

明日も明後日も顔をだしますね。(奥様は顔出しNGなので手のひらだけ。今日もボーダーを着ていらっしゃる)

同じ中通りにある「GRAIN NOTE」木工と陶器のお店だ。

今日は奥様は不在でご主人の指田さんが店番をされていた。昨年は毎日奥様が店番をされていたが、今年は若い人も手伝ってもらって、日替わりで店番をしているとのこと。奥様の担当は火曜日とのこと。

放送大学の坂井素思先生の本が並んでいる。『椅子クラフトはなぜ生き残るのか』(左右社、2020)。

中町通りを歩く。ガラスの器が日差しを浴びてきれいだ。

紅葉と白壁と青空のトリコロール。

干し柿(の飾り付け)。

脇道に入る。塀の壊れている感じがいい。

くすんだ白壁の蔦も紅葉している。

その向こうに銀杏の黄葉。

民家の玄関前の紅葉。

あがたの森通りにあるカフェ「栞日」。(「高橋ラジオ商会」の看板はそのままにしてある)

店主の菊地さんとご挨拶。8月1日に7周年を迎えられたが、8年目に入り、ますますのご発展ですね。

フードとドリンクを注文してから、2階へ。今日は真ん中の小さな円卓に座る。

栞の日と書いて、sioribiと読みます。
ちいさな声に眼をこらす、本屋あるいは喫茶店です。

栞の日。それは、流れ続ける毎日に、そっと栞を差す日のこと。
あってもなくても構わないけれど、あったら嬉しい日々の句読点。
さざ波立っていた心が凪いで、ふっと笑顔が咲くような。

今日が、あなたの栞日になりますように。

「栞日」のホームページより)

ドーナツとホットレモネードが運ばれてきた。

壁に書かれた文字。

銀座の情報誌『花椿』が置かれている。これはフリーペーパー。

ここにも坂井先生の本が置かれている。スマホで撮って坂井先生に送る。あとから「平積みはいいですね」と返事が来た。その気持ちわかります。自分の本をたまに(ごくたまに)本屋で見かけることはあるが、棚に一冊入っているだけですから。

『海響』という雑誌の創刊号(2020年6月刊)を購入。テーマは「大恋愛」。「大」というのがいい。

「栞日」のむかいにある銭湯「菊乃湯」。廃業寸前のところを菊地さんが経営を引き受けたのだ。彼はカフェというものを自分の店一軒の単位では考えていない。点ではなく、地域という面の上で考えているのである。そこがお若いのに立派なところである。いずれ私の「カフェ文化論」にゲストで来ていただけないかしら(いまはオンラインだからかえっていいかも)。

「栞日」を出たのが4時半。暮れである。しかし、もう一軒、寄りたいカフェがある。カフェ巡りは線である。

松本市立美術館の前を通る。

ここは当地出身の草生彌生の作品を常設展示している。

「まつもと市民芸術館」の裏手にめざすギャラリーカフェ「Gargas(ガルガ)」はある。

今月は「阿久津真希 器展」をやっている。

玄関前の自転車はオブジェである。

ここは月曜・火曜が定休日なので、今日しかうかがえないのである。

店主の熊谷さんご夫婦とお久しぶりですのご挨拶。9月1日で20周年を迎えた。おめでとうございます。

1年来ない間に存じ上げない作家さんの作品も並んでいる。

器好きなので、この平皿(青木郁美作)を購入。それと小物を数点。

チキンカレー(小)を注文。これが本日の夕食なり。

ポテトとカボチャ(?)のサラダも美味しい。

二階のギャラリーを拝見する。

阿久津さんの展示会は二度目である。

前回(2年前だったか?)は黒の皿と湯飲みを購入した。

今回はこの白の皿を購入することにした。

店を出たのは6時。もうすっかり夜である。

市民芸術館の裏手の灯りがファンタジックである。

ホテルに帰り、今日撮った写真の整理(=ブログの構成)。

コンビニ買った、おにぎり、チョコレート、かっぽえびせんを食べながらの作業。

BFMは『福山雅治 福のラジオ』、『桑田圭祐のやさしい夜遊び』、『山下達郎のサンデーソングブック』をradikoで。福山の写真がいつものと違っている。変わったのか。それとも地域で違うのだろうか。

1時、就寝。しかし、いつもより時間が早いことや、布団が立派(あたたかすぎる)でなかな寝付けなかった。